BuraKita。

ツツウラウラお散歩旅

20230813-0819東北八幡平・乳頭エリア湯巡り旅(2/3)

8/15<三日目>
今日は予報どおり朝方から弱雨が降っていました。うっかり雨具を忘れたので100均のレインコートで一時しのぎをして、鉱山資料館まで自転車移動。


ここから始発のバスで八幡平頂上に輪行ワープをします。わざわざ自転車で八幡平に登るって頭おかしい。昨日の宿の人もそういってた(責任転嫁)

 


八幡平頂上は完全に霧がかかっていて眺望は絶望的でした。ひとまず自転車を置いて徒歩で少し下ったところにある藤七温泉へ行き日帰り入浴。

 


ここは白く濁った硫黄泉で場所ごとに微妙に湯温が異なる露天風呂が有名です。
混浴ですが女性はバスタオル着用OKで女性専用の露天風呂もありますが男湯の出入り口の動線上にあるのはいかがなものか。(こっちも気を使う)
霧がかかっていて眺めは残念でしたがしっかり硫黄泉を感じることができました。底に泥(湯の花?)がたまっていたりと別府の保養センターを思い出すなあ。

 


入浴後、再び八幡平頂上に戻ってくると少しだけ霧が晴れていたので撮影。予報では午後から曇り予定だったのでこのまま回復するかな、と思ってしばらく待ってたんですが逆に霧が濃くなってきたので待つことを断念。

 

いちおう観光スポットを見て自転車で秋田側へ下山しました。秋田方面への路線バスはないのでこの旅一番の自転車の有効活用場面です。急な坂が多く路面状態に気を配りながら一気に降りきったまでは良かったんですが、ここから玉川温泉方面を向かうとなったとき、わりときつい勾配の上り坂が市境まで続くことに。Googleマップで見たときはスケールがおかしくて気づかなかったよ…

 


さらに天候も回復してきて、強い日差しを浴びながら自転車を押して歩くのはきつかった・・・。
宿泊予定の玉川温泉には予定より結構遅れての到着となりました。

 


玉川温泉は旅館部での宿泊ですが、部屋は4畳ほどの簡素な作りで空調は扇風機のみ。
館内は迷路のように入り組んでいて下手したら迷います。
大浴場はとても広く、スパ銭のように多種多様な浴槽がありました。
源泉、50%源泉、弱酸性(1%源泉)、打たせ湯、立ち湯、箱蒸し、蒸気浴…
まさに温泉パラダイスですが強酸性なので湯上り後に洗い流さないとダメージを受けそうな気がします。

 


また、ここは散策路があり北投石や高温の源泉がボコボコ湧き出て天然のミストサウナ状態の大噴という場所があり楽しめます。


晴れていれば夜は満天のプラネタリウム状態で星が良く見えるのでベンチに寝転がって見上げると最高です。ここに来たらぜひ。

 


ちなみに食事は朝夕ともビュッフェスタイルで野菜中心(肉魚もある)のものがお腹いっぱい食べられてご当地メニューもそろえているので良い感じです。
下手な旅館を凌駕する満足度でした(設備の古さとか部屋の狭さを許容できるなら)。
玉川温泉…楽しいぞ。綺麗な所行きたいなら新玉川温泉へどうぞ

 

8/16<四日目>
玉川温泉に泊まると新玉川温泉の入浴無料券がもらえて両施設を往復するバスも
あるので朝風呂は新玉川温泉にしました。

新玉川の大浴場は玉川をコンパクトにしたような感じですが、立ち湯の代わりに歩行浴、寝湯のかわりに座り湯、そして露天風呂とバラエティに富んでいます。
30分ほど浸かった後、再びバスで玉川温泉に戻ってきてチェックアウトし自転車で田沢湖駅に向かいます。

 


行程の半分ほどは下り坂だったので川沿いを眺めながらのサイクリングは快適でしたが、トンネルが多くちょっと後方を気にしつつ走る必要があります。
ただ、最初googlemapで見たときと実際の距離が十数km違っていて(理由不明)予想以上に時間がかかってしまいました。

 


なんとか田沢湖までやってきたら、予約していたタイムズのカーシェアで国見温泉へ。
国見温泉までは車でも30分弱ほどかかり、山の中にある秘湯宿でした。

 

 


メンテナンス中だったので入れるのは内湯のみでしたが、そのためか混んでいなかったのでOK。
バスクリン色の鮮やかな緑にアブラ臭が香る硫黄泉で、月岡温泉と同じようなタイプでした。成分が濃いのかしっかりと体に匂いが残るくらい。
カーシェアのレンタル時間を延長しようと思ったら通信圏外で延長できなかったため
時間がなくて十分くらいしか入ることができませんでしたが…
結局は時間足りなくて、延長操作にも手間取ったので延滞ペナルティ食らいました。
ガソリン代込みで2時間ちょっとで2200円くらいだったので時間貸しレンタルとしてタイムズのカーシェアはかなり使えるサービスですね。
休会メニューがないので解約しますけど。

 

田沢湖駅から路線バスで「アルパこまくさ」まで移動し、鶴の湯温泉の送迎バスに乗車。今日の宿は乳頭温泉エリアの一軒宿、鶴の湯温泉です。

 


レトロ感ばっちり。値段も意外とリーズナブル(部屋による)で一泊二食で1万円ちょっとくらいです。ただし、部屋には冷房はなくうちわのみでした。
部屋にいても暑いのでほぼ外か別の涼しい場所で過ごしていたと思います。
温泉は白く濁った硫黄泉で白湯と黒湯の2つの源泉がありますが、知覚的には有意差があまりないように感じました。どちらもさらりとした上品な湯です。
内湯が3つに混浴露天が1つ、宿泊者専用の内湯が1つに貸切できる内湯が2つに露天が1つと盛りだくさん。

 


夏の時期はアブが襲ってくるので露天風呂は注意が必要です…(とくに貸切)
秋~冬が時期的にベストなのかな。

 


そして夕食。唯一ネット予約できたJRプラン(宿のみ)だとお酒がついてきました。他にも色々特典あるし提携宿のスタンプ集めると景品ももらえるようなので、JRプランはアリですね。(ポストカードももらえた)

 


夕食は品数多くて満足しました。ただ、ひとつの広間に近い感覚で他の宿泊者が配置され、全員が黙々と孤独のグルメしているのはなかなか圧迫感ありましたが。
食後、2度くらい温泉に入り、洗濯もしつつ(洗剤なし)ゆっくりと過ごして就寝。
曇り空だったので残念ながら星は見えませんでした。