BuraKita。

ツツウラウラお散歩旅

3/19-23 甲府~伊豆 湯巡りバス旅(2/4)

3/21(二日目)

 

朝。昨日は暗くてわからなかったけど下部温泉はなかなか風情のあるところですね。

 

下部温泉からは三島駅へ電車で移動。

ちなみに下部温泉の駅からホームへは線路を横断するので電車が来る前にホームへ渡ってないと遮断機が降りて渡れなくなります。なかなかのトラップです。

 

三島駅で降りて東海バスの窓口へ。

伊豆ドリームパスのことを聞いてみるとフェリー運休時は販売していないとのこと。

 

www.izudreampass.com

元々は伊豆ドリームパスを使う予定だったので、旅行の計画時に気づいて良かった。東海バスのお知らせとかにも載ってないもんなあ・・・。

 

そんなわけでバス旅プランに切り替え。全線フリーパス3日間を買います。

 

 

伊豆ドリームパスに比べて割高に感じますが、バス運賃が高いので三島と松崎の往復だけでもほぼ元がとれる計算です。

そして購入すると主要路線の時刻表一覧がもらえます。便利!

 

三島駅から松崎行き急行で船原温泉で途中下車。

 

ここから修善寺行きに乗り継いで出口というバス停で降りて、さらに河津駅行きに乗り継ぐといった塩梅です。めっちゃバス旅っぽい!(テンション上がる)

 

さて船原温泉では40分ほど待ちがあったのでダメ元でバス停前の「船原館」に日帰り入浴できないか聞いてみると、最初は清掃中のため午後1時半くらいから入れるといった案内で、やむなく帰ろうとしたときに奇跡が。

なんと今日に限ってチェックアウトが遅い宿泊客がいたため清掃にはまだ入っておらず、入浴可能とのことでご厚意に感謝して。これは幸先がいいなあ。

 

 

贅沢な源泉掛け流しを独り占め。ここは露天含め温度差があるので温冷交代浴を奨めていました。湯は当然のごとく上質、湯上がり後には肌がしっとりと潤っていました。乗り換えで見つけた温泉だけどかなりの名湯でオススメです。

 

■温泉分析書


船原温泉の後、先程の経路で乗り継いで河津七滝へ。

ここでは孤独のグルメの聖地となっている、かどやへ訪問。

 

 

平日というのに4組ほど先客の待ち。結局30分ほど待ち。営業は14時までですが受付は13過ぎには終了していました。

店内には孤独のグルメ関連のサインや写真が飾られています。ドラマでの印象に比べて店内は狭いかも。

 

 

注文するのは当然わさび丼なわけですが、ドラマのようにわさびをすりおろすことができるのは人数制限があり、昼にはもう厨房ですりおろしたものを提供する形となっていました。

そのせいか香りはあまり強くなく、感動するような味とは言えず…まあ、記念みたいなものですからね。食事だけなら周りにも店があるのでそちらのほうが満足度高いかも。

 

食後、河津七滝から慈眼院前というバス停まで移動。

 

 

今日はこのバス停のある禅の湯という和モダンな宿に宿泊するので荷物を預けていきます。そして再び河津七滝方面へ戻り、まずは名前だけはよく知っている天城峠へ。

 

 

バス停の脇から散策というにはちょっと道の荒れた山道を登り、10分ほどで旧天城峠トンネルに着きます。

 

 

ここは名所となっているようで車で来ているひともちらほら。なんか心霊スポットのような佇まいですが…

 


そしてさらに15分ほどさらに荒れた山道を登るとあったのが天城峠

 

 

と書かれた案内版と朽ち果てたベンチ。

 

 

景色も絶景とは言えるものでも無く…行くだけ徒労みたいなスポットでした。

もし訪問する場合はしっかりとグリップの効く靴で晴れた日にどうぞ…

(所々道が崩れていたり倒木があったりするので注意して下さい)

 

往復で1時間もかからないのでちょうどバスの時間に戻ってくることができました。

余談ですが、天城峠の手前(修善寺方面)に「かたつむり」という珍名のバス停があって二度見しました。こういうのもバス旅の面白さなのかもしれません。

 

 

お次は河津七滝遊歩道入口上、というバス停で下車。ここから河津七滝を巡るとほぼ降りて行くだけなので非常に楽です。渓流に沿って下るのも見やすくていいし。

ちなみに河津七滝は…ガチで良かったです。わさび丼のついでに寄るようなレベルじゃない。そこいらの滝とか渓谷美では太刀打ちできないようなレベルの壮大さでした。

 

 

散策路の途中に願い石というやつ(宮崎の鵜戸神宮で似たようなやつやったな…)をやてみましたが、投げ入れる領域に石がこんもりたまっていて、その中に入った石が弾かれるという無理ゲー仕様。通るかっ…!こんなもんっ…!

 


なお、もっとも下流にある大滝は天城荘という宿の脇から入っていくので見落とし注意です。(見落としたので明日の朝行ってきました)

 


さて、ひととおり観光をしたところで今日の宿の禅の湯へ。部屋はかなり綺麗で、しかも角部屋。

 


時期があえば桜の景色も見られそうです。
廊下には温泉水、麦茶、温泉珈琲のポットがおかれてフリードリンク制。

 

温泉水で淹れた珈琲はまろやかな仕上がりとなっておりました。温泉は硫酸塩泉なので胃腸にも良さそうです。


風呂はというと、貸切のものと大浴場があり、大浴場には露天風呂と岩盤浴がセットになっています。

 

貸切は熱めで狭かったのでちょっと居心地が悪くゆっくり長風呂はできなかったのですが大浴場は天井が高くてぬるめだったので長風呂に最適です。
露天風呂は小さいですが、デッキにはアウトドアチェアがあるので外気浴が可能。ただ、道路に面しているので車の音で風情はあまりありません。
一点、浴槽の木の部分は非常に滑りやすくなっているので注意が必要です。注意書きはありますが、想像以上に滑ります。


泉質はアルカリ性の硫酸塩泉(ほぼ単純温泉)でぬるとろ感はないですが、肌にべたっと残る感覚があります。普通に飲めるくらいクセのないタイプなので中と外から温泉の効能を享受できます。
ひととおり内湯と露天を堪能した後、せっかくなので岩盤浴を試してみることにしました。
中は蒸気が立ち込めていて蒸し風呂のよう。これが岩盤浴なのだろうか?
熱くて息苦しいのもあって15分がやっと。出てから露天風呂にあるアウトドアチェアで外気浴したらとても気持ちが良かったですが。整うとは違うとは思いますが新しい体験ではありました。
(なお、翌朝岩盤浴せずに外気浴しようと思ったら寒すぎて無理でした)

 

■温泉分析書

 

風呂の後は食事です。口コミでも食事は高評価だったので期待していたのですが、ちゃんと期待どおりのレベルでした。

 


和食ベースで一つずつ丁寧な料理で温かいものは後から出してくれます。季節野菜のフリットがとくに美味しかったなあ。日本酒ももっきりで出してくれてちょっと嬉しい。

 


金目鯛の煮つけつきのプランにしたんですが、初めての金目鯛の煮つけは絶品!・・・というほどでもなかったのが残念だったかな。思っていたより身がしっかりしていて、食感が他の魚の煮付けとそう変わらなかったので(普通に美味しいですが)。

 

そして就寝後、夜中に一つ事件が発生。
左ひざの裏が痛くなり、曲げることが困難な状態になっていました。

原因は間違いなく天城峠での酷使。
風呂は午後11時まで(朝は5時から)だったので夜通し温泉に入ることができるありがたさを身をもって再認識したのでした。

 

続きます。