BuraKita。

ツツウラウラお散歩旅

20241117-18 山梨・ホテル昭和など

17日に東京で開催されたコミティアに参加した帰りに山梨の昭和ホテルで一泊してきました。一部の界隈にはそれなりに有名なホテルです。

 

場所は中央道昭和ICの近くにあって、駅から遠いので新宿から諏訪方面への高速バスに乗り中央道昭和で下車して徒歩でホテルまで移動。

てっきりICで降りると思ってたら手前の高速道路脇で降ろされたので、徒歩20分ほどかかりました。

 

廊下

客室内

てっきり昔のくたびれたホテルかと想像していたんですが、リノベされてそこいらのビジホに負けないくらいに綺麗で机やテーブルもしっかりしていてかなり良いです。

 

昔風の扉はあえて残しているのか・・・?

鍵もオートロックではなくでっかいキーチェーンでした。ただ外出時はフロントに預けずにそのまま持っていくスタイルでした。かさばるけど。

 

浴室

アジアンスタイルでこれまた小綺麗。

 

風呂は男女入れ替え制で、サウナとサウナ用の冷凍室、水風呂に浴槽が2つ。芸術的な配置ですねえ。

手前が熱めの源泉浴槽で奥が加水しているぬるめの浴槽でした。ぬるめと言っても普通に適温よりちょい熱いレベルだったので長湯は無理でしたが。

 

温泉分析書

掘削自噴、45度という理想的な源泉ですね。

炭酸水素イオンが多いですが、ぬるとろ感はそこそこ(源泉浴槽はちゃんと感じられる)浴槽内では無数の気泡がでていて鮮度も抜群。疑似炭酸泉感も味わえる?

ただ、熱めだったので長湯できないのがちょっと残念でした。非常によく温まるので湯上り後は汗がなかなか引きませんでした。

 

セミバイキング風の美味しい朝食つきで1泊6000円弱くらいのでコスパ抜群です。近くにも温泉ビジホがたくさんあるので意外と穴場な温泉地かもしれません。

 

翌朝は徒歩25分ほどの身延線国母駅からゆっくり鈍行列車で帰りました。

はからずも紅葉を楽しみながらの電車旅となって良かったです。

 

 

大糸線の臨時増便代行バスにも記念に乗車。

珍しい紙カップ酒がなかなかいい感じ。

 

終点の糸魚川駅でも駅近くのわいわいマーケットという店で日本酒の角打ちをいただきました。日本酒の量り売りもやってるようです。ええなあ。

 

20241019-20 灘五郷酒蔵&湯巡り

博多出張の帰りにフェリーを使って灘地区の酒蔵と温泉巡りをしてきました。

 

 

18日夜に小倉駅で降り、駅の近くにある「林田酒店」で角打ち。

ここは豪華列車「ななつ星」で提供されている銘柄「残心」を多くとりそろえていて、ここでしか買えない銘柄もあるとのこと。品のいい大女将が接客してくれます。

残心は日本酒らしい米の旨味はありつつ酸味や複雑な香りがあり、後味はすっきりとした辛口でそのままでも食中酒でもいけるようなタイプでした。

お土産に残心の四合瓶(2000円)買って、角打ち2杯で3000円。良心的すぎる。

隣のお客さんとフェリーで帰ることを言ったら、フェリー飯は美味しくないしWifiや電波状態が悪いという情報が…

 

林田酒店を出て、小倉駅に戻りフェリー送迎バス乗り場へ。

バス車内はかなり混んでいて座れない人もいたので、早めに並んでいたほうが良さそう。

 

そしてフェリー乗り場へ到着。乗り場から少し離れたところにセブンイレブンがあるので最終補給拠点として使えそうです。(フェリー内の売店の品揃えは限定的で高い)

 

フェリーはシングル個室を選択。乗船後に受付でキーをもらいます。テレビも室内にあります。

ただ、防音性能はあまりなくカプセルホテルとほぼ同等レベルといったところです。

朝っぱらから誰かがかけた目覚ましアラームで起こされるし…(耳栓必須)

また、個室内では携帯の電波は入らず、船内のWifiも瀕死だったので前情報どおりだったというね。いい部屋ではまた違うのだろうか?

 

ひとっ風呂あびてからフェリー内の食堂を利用してみることにしました。

名物らしい?焼きカレーを注文。値段はリーズナブルだけど…

 

・・・

 

なんか普通の家カレーの味…っすね。

まずくはないが美味しいわけでもなく…

 

前情報どおりだったね…

 

しかし、直前にセブンでつまみを買っておいたので致命傷は回避。

前情報がなかったら微妙なフェリー飲みになってたかも。

 

芋焼酎(なしか)

・酢もつ

・だし巻き卵

呼子いかしゅうまい

 

セブンにご当地メニューあるのは嬉しいね。フェリーの売店で氷カップ買って焼酎ロックにしたらめちゃくちゃ美味い。

酢もつは博多で知ったおつまみですがコリコリ感がたまらんですね。もつの変な臭みもないし最高のつまみです。他2品もそれなりに美味しい。

フェリーにはウォーターサーバと電子レンジがあるので持ち込みで食事する人が多かった印象でした。やはり食堂がおいしくないからか…

 

翌朝フェリーは神戸の六甲アイランドへ入港。

時間があるので、フェリー乗り場からちょっと歩いて「ピアハウス六甲」で朝食。

ワンコインでおかず一品選ぶ定食が食べられます。がっつり食べるところみたい。

おかずの肉豆腐はしみしみで良い味付け。白米もうまい。

 

さて、朝食後は阪神大石駅」に行き近くのホテルに荷物を預けたあと酒蔵巡りの開始です。あいにく雨模様でした。

 

まずは「沢の鶴資料館」へ。ここは酒造りの道具が展示してあるオーソドックスなタイプな資料館でした。入場無料。

出口にある売店では原酒と梅酒の試飲ができます。

サクッと試飲したら次へ。

 

神戸酒心館」には資料館は無く、大きめの売店がありました。

売店では試飲できるようですが、買わずに試飲するのもなあってことで見送り。

有料試飲させてくれ…

 

ここのお向かいにはまた別の酒蔵の直売店があります。

なぜ、すべて語尾が「~ぜ」なんだ?

と、ふと上を見上げれば

 

 

杉玉=酒蔵の証

 

…スギちゃんってオチですかねこれ。

 

気を取り直して?次へ。

雨が強くなってきました。

 

白鶴酒造資料館」は人形などを用いたダイナミックな展示で観光客がたくさんいました。売店も直結。

無料試飲に加えて有料試飲もあります。

ここはあえて変わり種の別鶴(べっかく)を飲み比べました。

香りや酸味が独特なので日本酒苦手な人でもいけそうですね。

 

そしてお次は「菊正宗酒造記念館」

中は小さめ、展示物もあまり多くありません

 

 

無料試飲に加えて

有料試飲の選択肢が多いです。有料試飲はお猪口つきですがリーズナブル。

けっこう良いお酒も試飲対象なのは嬉しい。

庭園眺めながらゆっくり立ち飲みも風情あって良き。

大手メーカーでも普通酒以外のラインナップ(見かけないけど)があり、けっこうレベル高いんだなという発見がありました。

 

次は「櫻正宗記念館」へ。

建物が綺麗で展示資料は少なめ。売店で無料試飲もありました。

1Fにはカフェ、2Fにはちょっとお高めの食事処があったので小腹満たしに1Fのカフェに入りました。

酒粕うどん。

思ったより酒粕が濃厚で、ほぼ粕汁。かなり熱々なのでデンジャラスです。

具たくさんで小腹満たしにはちょうど良かったです。栄養もあるし。

 

最後は「浜福鶴吟醸工房」へ。

この日はイベント日で(大雨のなか)屋台とか出ていました。イベントのため館内での試飲はありません。

 

館内では実際のタンクを見たり音や香りを体験できるので面白いですね。

 

せっかくなので三種飲み比べ。雨の中テントで飲むのは落ち着かない…

 

また、若手社員のプロジェクトで(無料で)試飲したもののうち良いと思うほうをアンケートで投票する、といった面白い取り組みを行っていました。

なんでもターゲットは4-50代でお燗で飲む前提だそう。狭いところを攻めるなあ…

 

こうして散歩がてらの酒蔵巡りを完了したので、次は温泉パートに移ります。

このあたりは都市圏ながら源泉かけ流し温泉があるんです。

 

まずは阪神の尼崎駅まで移動して徒歩10分ほど歩き

「築地戎湯」に到着。

浴槽は小さいですが、泉温43℃湧出量400L/分のアルカリ性単純温泉ぬるとろ感ありのガチ温泉でした。

 

お次は阪神の久寿川(または甲子園)駅から徒歩10分ほどの住宅街にある「浜田温泉」へ。ここはかなりの人気店なのか人が多く混み合っていました。

ここも先程同様の炭酸水素含むアルカリ性単純泉ですが、ぬるとろ感は弱いかも。

露天風呂の湯の滝が豪快で見事でした。

 

最後は翌朝に訪れたJR六甲道駅近くの「灘温泉 六甲店」へ。

ここは源泉温度33℃の炭酸含む温泉で通常浴槽は加温循環こそあれ、ちゃんと水風呂がわりの源泉浴槽があり、そのまま入っても泡付きはないですが吹き出し口の源泉でかけ湯したら炭酸泉特有の爽快感味わえて最高でした。

近くに系列店ありますがここのほうが二酸化炭素の量が多いみたいです。

 

以上、灘地区の酒蔵と湯巡りでした。

20240718-21北信越湯巡り(笹倉/万座/小谷/姫川)

にいがた応援割が使えたので夏の湯巡り行ってきました。

公共交通でのアクセスがあまり良くないので自家用車(ALL下道利用)です。

 

 

 

一日目(7/18)

 

朝から猛暑でガソリン節約のためエアコンOFFで運転していましたがなんとかクールスポット(店)を中継してなんとかしのぎました。

道の駅で昼食と思ってたらコレじゃない感あったり休みだったりしたので結局、目に飛び込んできたここに。



初ラーショ。味は可もなく不可もなく?量勝負なんですかね。
すっきり七味ラーメンにしたら酢が入った味噌ラーメン?という新感覚でした。酸っぱいの好きなんですが、まあベースの味わからないくらいだったので入れ過ぎ感。

 

 

糸魚川ののどかな田園地帯の中にある笹倉温泉には15時早々に到着。秘湯を守る会会員宿です。
前から気になっていたんですがけっこう良いお値段する宿なのでにいがた応援割のおかげで予算内に収まりました。

客室は眺望も良く綺麗。さすが高級宿感あるなあ。

 

さっそく軽く汗を流してウェルカムドリンク(小)で一杯。キンキンに冷房が効いた部屋で湯上がりのビールはキマる。


風呂は後述するとしてまずは夕食。

 

 

しゃぶしゃぶと蟹(紅ズワイ?)という冬のようなメニューでちょっと期待はずれ。素材そのものは美味しいけどなあ。

 


冷たい茶碗蒸しは具の鱧が生臭くて悶絶レベル。相性悪すぎるだろこれ…

 


のどぐろは小ぶりで脂がのっていなくて別の魚で良かったなあという印象。

 

朝食

 


温泉粥も出してくれてこれはとても良い。ここの温泉は飲泉もできてほのかに塩味と甘みを感じるので相性は最高でしょう。

他はまあ、及第点かなあ…
食事に関して言えば、実費で泊まっていたらちょっと後悔するレベル。夏という時期も悪かったかも。

 

さて本命の風呂はというと、基本は源泉かけ流し+循環ろ過併用型です。(塩素消毒なし)

 

日替わりで男女入れ替えの浴室

 

男女別の千寿の湯展望風呂

 

屋外の壺風呂は源泉の投入量が細すぎてちょっと冷たさを感じるレベル…

 

そして源泉100%の貴重な浴槽は千寿の湯内湯で貸切風呂となっていました。(利用要件不明)朝8時から男女別に変わるので最後に浸かりましたが、まあこれがほかの風呂とは別格の素晴らしさ。

圧倒的なぬるとろ感と鮮度。これが気兼ねなく入れたら素晴らしいのになあ。

 

温泉分析書はどの浴槽も同じものの使い回し?みたいです。源泉は異なるようですが湧出量等も不明なので詳しくはわかりませんでした。

 

 

二日目(7/19)

 

上越から志賀高原経由で万座温泉へ。
標高高いところは涼しくて景色良くていいねえ。

 

 

そして万座温泉


周辺の観光スポットがあまりない(+熊出没情報により散策エリア一部閉鎖)
のでとりあえず硫化水素の蒸気が出ているところを遠目で見て観光終了。

 

宿は万座高原ホテルなんですが、気になっていた湯の花旅館に立ち寄り。ぽつんと一軒宿です。


宿というよりは山小屋のような風貌で湯治客も多い通向けの旅館とか。日帰りは700円です。

男女別の内湯と混浴露天があります。


浴室の建物が歪んでいるのかちょっと傾いてますが。

 


注ぎ口にサルノコシカケ入ってます(何故)

お湯はさらさらとして上品な浴感。硫化水素を含む蒸気が地下水に溶け込んだ系でしょうか。

 


露天風呂で見るとやや緑がかったように見えます。

注意点が一つ。
ここの露天風呂には脱衣所が無く、内湯の脱衣所で脱いでから通路に出て露天風呂に移動する(男女とも動線同じ)というガチなストロングスタイルという点。
内湯に入っていると思っていたおばちゃん?と露天でニアミスしそうになり慌てました。
宿泊しても変に気を使いそうだなあ…

 

 

宿は万座高原ホテルの格安の部屋。

 

 

喫煙可なのでタバコ臭はあるけどわりと綺麗。ただしWifiが無いというただ寝るだけの部屋です。
万座高原ホテルも万座プリンスホテルもフロント横に少しテーブルや椅子があるだけで休憩室のような設備がないためゆったりくつろぐなら部屋のグレードは良いほうが無難でしょう。

 

ここを選んだ理由は温泉。系列のプリンスホテルの温泉も利用できるのです(日帰りだと1500円)
それぞれ自家源泉を持ち豊富な湯量があるので泉質はまずまず。

プリンスホテルは眺望の良い露天風呂(思っていたより小さい)がありますが、高原ホテルはかなり広い露天風呂に内湯と小さい露天の浴室があり選択肢が豊富。

そして露天風呂では源泉のブレンド具合により色が青白~緑といった多様な色彩を楽しめるのが魅力なので温泉目的なら高原ホテル一択です。
ただ、どちらも混浴エリアの露天風呂はタオルを巻くか湯浴み着で入らなくてはいけないのがとてもめんどい…

 

ビュッフェの評価が芳しくなかったので食事は途中のスーパー(ツルヤ)で買った酒と惣菜たち。

 


ツルヤは酒の品揃えすごいし惣菜も一人用から郷土色を出したものもあって安いので神がかってました。
長野産のリンゴ酢使った酢豚が美味かった…

 


三日目(7/20)

 

万座から鬼無里経由で姫川温泉へ。
途中の鬼無里の道の駅で食事と休憩。

 

ちょっと時間があったのでプッシュされていた目の前にある資料館に入ってみたらこれが意外にも凄かった。

 


展示綺麗だし彫刻のレベルがすごい。
大人200円なので一見の価値はあるかと。

 


ここは有名な「鬼女紅葉(紅葉狩)」の里ということもあってその関連の展示も少しありました。

 

良い頃合いになったので名物の十割そば(大盛)を注文。

 


以前紅葉の時期に戸隠行った際に昼食争奪戦に敗北(めっちゃ混んでる)してここまで落ちのびてきたときにここで食べてるんですが、やはりガチで美味い。蕎麦の香りは強いし食感もいいので変な店より断然レベルは高いですよ?

 

 

鬼無里から小谷温泉・山田旅館に立ち寄り。

 


レトロながらも綺麗な佇まい。宿泊もやってます。
日帰り入浴は700円で、別棟の浴室のみ利用可。本館を利用できるのは宿泊者のみのよう。

 


眺めいいし綺麗だしお湯も適温です。外気浴入れて3セットくらい内湯と露天を往復しました。

 


鉄分を含むので飲泉すると鉄の味がします。

風呂あがりは道沿いにあったジェラートの店へ。人気店のようでした。

 

ミルク感濃厚でうまし。

 

 

その後姫川温泉まで移動しホテル白馬荘に宿泊。某書籍で温泉が良いということだったのですが、外見と施設内は昭和の遺構のような感じです。

 


大糸線乗って見たときにこれ廃ホテルなんじゃと思ったところがまさにここだったという。

 


幸い客室と浴室(後述)はまあ綺麗なほうだったのでセーフ。
ただ客室は防虫剤のような匂いのせいか、くしゃみをすること多数。
廊下などはぼろぼろでホコリやら虫やらGも見かけるので女性客はまず無理なレベルでしょう。

 


あとロビーや客室から大糸線が見れます。
ちなみに一泊二食で1万ちょっとですが温泉目的でないからきついかも。

 

 

夕食

 

 

白ご飯美味しい。味噌汁(あら汁)が薄い…
味付けは家庭料理の延長線上といった感じです。イカの黒作りがありますが、旅館のおばあちゃんが富山出身だから好きなんだそうです。

鍋は野菜と豚肉の蒸し物です。

外国人の親子連れが一組泊まっていたので宿のおばあちゃんがスマホの翻訳アプリで積極的に話しかけてました。(話をするのが好きらしい)

 

朝は撮り忘れましたが特筆するものも無く…

 

 

風呂

 

 

風呂の泉質はガチ。さらりとしつつもややぬろとろ感。けっこう熱めなので長風呂はできません。
いちおう露天もありますが、かなり熱くて入るのをやめました。(夜間でも熱々です)
風呂は熱いというのがここの宿のこだわりのようです。
なお、24時間入れますが深夜帯は非推奨のようです。まあちょっと施設的に深夜帯はちょっと薄気味悪い感じはしますが

 

 

翌朝、最後に東西の境を見てきて帰路につきました。

 

 

3/19-23 甲府~伊豆 湯巡りバス旅(4/4)

3/23(最終日)

 

今日は朝から小雨の天気。よって、昨日断念した浅間神社の頂上へ再挑戦するのは諦めました。

周りを散策するにも景色が望めないので予定より1本早いバスに乗ることにしました。

 

それはさておき、朝食です。

 

 

メインはアジの干物で、昨日の宿、禅の湯で食べたものよりずっと小ぶりですが、こちらのほうが脂がのってるし変な生臭さもなく文句なしで美味い!と言えるレベルでした。
しらすおろしも美味いし、ごまだれをかけたマグロをだし茶漬けにして食べるとこれまた美味い、ということで朝食では歴代上位に入るレベルでした。
うむ、この宿…変な高級旅館よりいいぞ。1万出せば良いもの食べることができます。(高級旅館泊まってないけど)


また雲見温泉来よう。浅間神社頂上への再挑戦も含めて。

 

 

さて、雲見温泉から松崎、松崎から土肥金山へとバスを乗り継いでやってきました。

 


土肥金山は朝9時台というのに観光客でにぎわっています。
東海バスのフリーパス見せると1割引きで入場料が900円、そしておまけに金運のあがる金箔シールがもらえました。

 


ここのメインは実際の金塊を手づかみできること。

 

12.5kgの金塊すら台座に張り付いているんじゃないかと思うくらい、持ち上がらなかったです。これで億越えの価値。

 


隣には250kgの金塊がありました。ここまで来ると逆にありがたみがなくなるような・・・。
あと、砂金すくい体験が別料金でできますが、一人でやっても楽しくなさそうなのでやめました。


土肥金山を出た後は少し歩いて土肥温泉のバス停へ。ここにはちゃんと屋根があるし足湯があるので、雨で冷えた体を温めながらバスを待つことができます。

 


なかなかキマる湯温で上がった後は足が真っ赤になるレベル。45度くらいはありそう。
大衆に迎合しないその姿勢…悪くないね(温度調整ミスかもしれませんが)

ぼーっと待つ間に昨日に雲見温泉浅間神社で引いたおみくじのことを思い出して開けてみたら大吉でした(自分にとってレア)。雲に関係した言葉もあってなんか縁を感じるなあ。

 

(恋愛の一線を越えるなってどういう意味なんだろう…?)

 

土肥温泉からは修善寺駅へ。

修善寺駅では伊東駅行きの時刻を確認しておこうと思ったのですが駅前の渋滞で到着が遅れ、修善寺温泉行きのバスにすぐ飛び乗るしかなかったので確認ができませんでした。

(時間が危ういときは修善寺駅手前の修善寺インター以降のバス停で降りると修善寺温泉行きをつかまえることができます)

 


修善寺温泉は雨ながらものすごい人。ただ、こうなるとなかなか散策を楽しめるような状況でもなく、ちょっと見て回った後、筥(はこ)湯に入浴して修善寺駅まで戻ってきました。筥湯は観光地の温泉としては入浴料が350円と安くて綺麗なのでいいと思います。
ただ、営業開始が正午ごろ(この日は前倒しされてた)なのでめっちゃ混みます。
泉質はまあ悪くはないかな・・・というレベルです。(循環+消毒)

 

修善寺駅に戻って改めて伊東駅への時刻を確認してみると出発は約1時間後。元々予定していた便だったので一本早めた短縮効果は無くなりました。

 


仕方ないので修善寺駅内の売店をぶらぶらしていると、しいたけ蕎麦というそそられる
メニューがあったので食べてみることにしました。提供がちょっと遅いなと思ったら生蕎麦から茹でている本格派で、そこいらの駅蕎麦じゃなくてちゃんと蕎麦です。

 


しいたけは甘く煮つけられていて肉厚でジューシー。一味をかけて甘辛くしても最高。
煮しいたけのみテイクアウトできるようなので、酒のつまみにもいいんじゃないでしょうか。
また、あいにくの雨なので、酒(旅を楽しくするアイテム)を購入して伊東行きバスの車内で飲むことにしました。

 


地酒でスタイリッシュな日本酒の一合缶があったのでそれを購入。先日訪れたモンデ酒造とのコラボ?のようで何か縁を感じてしまいました。
味はほのかに白ワインのような酸味があり、とてもいい塩梅でした。これは捗る。
バスが峠道を走っていたせいか酔いもすぐに回る・・・

 


なお、伊東駅行きのバスの車内は何やらかえるのキャラクターでラッピングされていてファンシーな感じでした。こういうの面白いね。

 

 

伊東駅では名所の東海館を外観だけ見て、梅屋旅館で日帰り入浴。入浴料600円で貸切利用できました。

 

 

■温泉分析書

 

けっこう熱めでさっぱりとしたお湯です。これで湯めぐりは〆。
帰りは伊東駅から18きっぷで帰路へ。

伊東から熱海までは金目鯛をモチーフにしたリゾートトレインが運行。これで普通列車扱いだからすごい。

 



一部心残りがある面もありましたが、全体的にとても満足できたので伊豆は最高だと思います。また雲見温泉にはリベンジしたいものです(今度はフェリー経由で)

 

【参考:バス旅タイムスケジュール】

3/21

10:15三島駅⇒11:05船原温泉
11:41船原温泉⇒11:46出口
11:53出口⇒12:40河津七滝温泉

天城峠~慈眼院前は本数あるので省略。

 

3/22

8:21慈眼院前⇒8:29大滝入口

9:20河津七滝温泉⇒9:44河津駅

9:56河津駅⇛9:59今井浜海岸駅伊豆急行

10:54今井浜海岸駅⇒11:09伊豆急下田駅 ※伊豆急行

12:05下田駅⇛12:44大沢温泉
13:44花の三聖苑⇛14:03堂ヶ島
15:30堂ヶ島⇛15:38松崎
16:10松崎⇛16:30雲見温泉

 

3/23

8:11雲見温泉⇛8:31松崎

8:35松崎⇛9:19土肥金山

10:24土肥温泉⇛11:13修善寺駅

修善寺駅修善寺温泉間は本数あるので省略

13:15修善寺駅⇛14:10東海館前

3/19-23 甲府~伊豆 湯巡りバス旅(3/4)

3/22(三日目)

 

朝、痛めた左足はやはりまだ痛くて温泉に入ったりしているうちに、ようやく歩くには差し支えない程度には回復しました。

 


朝食は小鉢主体の飯泥棒スタイル。干物はアジで身が多きかったんですが、ちょっと生臭い感じもあったかな。夕食に比べると朝食はまあ及第点といったところです。

 

チェックアウトして忘れていた大滝を見た後、河津駅へ移動。

そこから今井浜海岸駅へ電車移動。海岸線を走るバス路線は本数がかなり少ないので、バス縛りだと移動が厳しくなります。まあテレ東の企画やってるわけではないので…

 


今井浜海岸駅から徒歩8分ほどで船戸の番屋に到着。開店早々で客は一人だけ。受付で入浴料300円を支払って露天風呂へ。

 




先客は無し、海を見ながらの絶景露天はなかなか格別でした。温泉は加水してちょうど良い温度で提供されています。
さらりとした浴感で塩っぽい感じもなく、海沿いの温泉としては珍しいかもしれません(塩化物泉が多い)
勝手に海面と同じぐらいの高さに浴槽があるかと思ってましたが、少し登ったところにあるので見下ろす形になります。

 

入浴料が安く、泉質もいいので立ち寄り湯としてはいいんじゃないでしょうか。なお、ここは食事がメインなので昼時は混む可能性があります。

 

今井浜海岸駅から下田駅までは再び電車で移動。
なお、バス旅にこだわるなら稲梓駅で降りて落合というバス停から乗り継げます。

 


下田駅では松崎方面へのバスの乗り換えで1時間ほどあったので市内を歩いてみたんですが・・・見どころがほぼない(日帰り入浴やっているような所も)。

 

 

とりあえずペリーの像だけ見に行った感じになりました。観光地を巡る循環バスのようなものがあれば短時間でも観光はできそうなのに。

あと駅前で温泉もちょろっと。やや熱め。



下田から松崎行のバスに乗り、大沢温泉入口という所で下車。

ここから徒歩15分ほどのところにある野天風呂(山の家)に行きました。

 

 

大沢温泉は渓流沿いにある山の小さな温泉地で桜のころはさぞ絶景なのだろうと思いますが、あいにくまだ開花前でした。雰囲気はいいので穴場かもしれません。日帰り入浴用の新しくて綺麗な施設もあります。

 


さて、野天風呂は風呂と休憩所だけの簡素な作りで、脱衣所も浴槽もそれほど広くはありません。浴槽は岩づくりでけっこう深いです。景色も良いというわけではなく。ただ、どこかで紹介されたのが子供連れが多い・・・

 


あまり人が来るようなところでもないのに、混んでいて(しかも子供連れ)自分的にはハズレでした。ただ、自噴している温泉の泉質はいいですが・・・混んでなければなあ。

 

■温泉分析書


戻ってから再びバスに乗るときは道の駅がある、花の三聖苑というバス停から乗りました。大沢温泉入口は退避エリアがなかったので・・・

 

 

バスは松崎を経由し、終点の堂ヶ島に到着。

 

 

ここでは名物の天窓洞のクルーズに乗る予定だったんですが
あいにく強風のため欠航。波はそれほど高いようには見えなかったんですが残念です。
遊歩道から天窓洞を上から見ることもできますが、光の加減で暗く見えるのでやはり下から見上げてこそなのかもしれません。
また、とんぼろという干潮時に島へ歩いて渡ることができる現象も有名ですが、あいにくこちらも干潮が真夜中だったため体験できず。なかなか自然に左右されるところがあります。

 


まあ、遊歩道からでも島々が浮かぶ景観美は味わえるので最低限の観光はできました。
松島みたいだなと思ったら、やはり伊豆の松島とも呼ばれているようで。

 


あと、ゆるキャン全プッシュになってました。そんなに国民的アニメだったのかあれ。


時間が余ってしまったので、周辺の堂ヶ島食堂というレストランで軽食。

 

厄払いのお清め(ビール)ととんぼろをイメージしたイカ墨やきそばを選択。どのへんがとんぼろなのかはわかりませんが、まあ美味しかったので良しとします。

 


ここは食事を注文するとところてんが食べ放題なので、試してみたんですが通常の酢醤油の他に黒蜜があったのでブレンドしてみると、これが程よく甘酸っぱい感じでクセになる味でした。じゅうぶん酒のつまみにもなる・・・


時間をつぶしたところで、堂ヶ島から松崎に戻り、雲見温泉へ。

 

 

予定したバス(16:10発)が休校日は運休するものだったので念のため確認すると今日までは運行していたので安心。やはりバス旅は事前確認を怠ると危ないですね・・・

 


雲見温泉は松崎から海岸沿いに南下すること約20分。駿河湾ごしちょうど富士山が見えるところで、風光明媚な小さな温泉地です。大きな旅館は無く、民宿が多いよう。

今日の宿は「温泉民宿 富久三苑」で、チェックインしてさっそく温泉へ。

 

 

大小2つの風呂はかけ流し、貸切で使用できるのでありがたいです。小さい家庭風呂タイプのほうが人気でした。自分もこちらのほうが収まりが良かったので何度もこちらを使用していました。

他に露天風呂がありますがこちらは循環のようです。ぬるすぎたので利用はしませんでした。(景観ものぞめません)

泉質は久々に濃いめの塩化物泉でした(※分析書の写真なし)

 


湯上り後は周辺を散策。ここにも浅間神社があり頂上に本殿と展望台があったので行ってみようと思ったら、これがえげつないくらい急な長い階段でした。なんとか登り切ったあとも10分ほど山道を歩くようなので夕食の時間に間に合いそうになかったため引き返しました。

頂上に行けば綺麗な夕焼けとか見えたのかな?
なお長い階段を登らなくても十分景観スポットはあります。

 


翌日は雨だったので周辺散策があまりできなかったのが心残りです。

 

 

そして夕食。前評判どおりの量、味ともに最高の一言です。

 



お酒メニューはなく、日本酒は普通か冷酒かといった二択だったので普通(冷や)にしたところ、これがかなり好みで美味い。料理との相性も最高でした。

 

 

オプションでつけた鮑のステーキは小ぶりですが、身はとても柔らかく肝も苦みや臭みは無かったので、鮑のイメージを変えることができました。
鮑はこんなに柔らかいのか・・・味は淡泊なので追い醤油しました。

鍋と鮑が同時着火スタートとなり、なかなか難しい采配を迫られましたが、温かいものは温かいうちに、冷たいものは冷たいうちにという基本を守りつつなんとか乗り切りました。

 


個人的なファインプレーは鍋のダシをご飯にかけてあまったワサビを乗せた即席だし茶漬け。わさびはちゃんと本わさびで香りが良かったのでわさび丼を軽く超えていきました。

 

夜は早々に就寝。民宿なので防音は期待できなかったのですが、騒ぐような人は泊らないみたいで静かに過ごせて良かったです。

3/19-23 甲府~伊豆 湯巡りバス旅(2/4)

3/21(二日目)

 

朝。昨日は暗くてわからなかったけど下部温泉はなかなか風情のあるところですね。

 

下部温泉からは三島駅へ電車で移動。

ちなみに下部温泉の駅からホームへは線路を横断するので電車が来る前にホームへ渡ってないと遮断機が降りて渡れなくなります。なかなかのトラップです。

 

三島駅で降りて東海バスの窓口へ。

伊豆ドリームパスのことを聞いてみるとフェリー運休時は販売していないとのこと。

 

www.izudreampass.com

元々は伊豆ドリームパスを使う予定だったので、旅行の計画時に気づいて良かった。東海バスのお知らせとかにも載ってないもんなあ・・・。

 

そんなわけでバス旅プランに切り替え。全線フリーパス3日間を買います。

 

 

伊豆ドリームパスに比べて割高に感じますが、バス運賃が高いので三島と松崎の往復だけでもほぼ元がとれる計算です。

そして購入すると主要路線の時刻表一覧がもらえます。便利!

 

三島駅から松崎行き急行で船原温泉で途中下車。

 

ここから修善寺行きに乗り継いで出口というバス停で降りて、さらに河津駅行きに乗り継ぐといった塩梅です。めっちゃバス旅っぽい!(テンション上がる)

 

さて船原温泉では40分ほど待ちがあったのでダメ元でバス停前の「船原館」に日帰り入浴できないか聞いてみると、最初は清掃中のため午後1時半くらいから入れるといった案内で、やむなく帰ろうとしたときに奇跡が。

なんと今日に限ってチェックアウトが遅い宿泊客がいたため清掃にはまだ入っておらず、入浴可能とのことでご厚意に感謝して。これは幸先がいいなあ。

 

 

贅沢な源泉掛け流しを独り占め。ここは露天含め温度差があるので温冷交代浴を奨めていました。湯は当然のごとく上質、湯上がり後には肌がしっとりと潤っていました。乗り換えで見つけた温泉だけどかなりの名湯でオススメです。

 

■温泉分析書


船原温泉の後、先程の経路で乗り継いで河津七滝へ。

ここでは孤独のグルメの聖地となっている、かどやへ訪問。

 

 

平日というのに4組ほど先客の待ち。結局30分ほど待ち。営業は14時までですが受付は13過ぎには終了していました。

店内には孤独のグルメ関連のサインや写真が飾られています。ドラマでの印象に比べて店内は狭いかも。

 

 

注文するのは当然わさび丼なわけですが、ドラマのようにわさびをすりおろすことができるのは人数制限があり、昼にはもう厨房ですりおろしたものを提供する形となっていました。

そのせいか香りはあまり強くなく、感動するような味とは言えず…まあ、記念みたいなものですからね。食事だけなら周りにも店があるのでそちらのほうが満足度高いかも。

 

食後、河津七滝から慈眼院前というバス停まで移動。

 

 

今日はこのバス停のある禅の湯という和モダンな宿に宿泊するので荷物を預けていきます。そして再び河津七滝方面へ戻り、まずは名前だけはよく知っている天城峠へ。

 

 

バス停の脇から散策というにはちょっと道の荒れた山道を登り、10分ほどで旧天城峠トンネルに着きます。

 

 

ここは名所となっているようで車で来ているひともちらほら。なんか心霊スポットのような佇まいですが…

 


そしてさらに15分ほどさらに荒れた山道を登るとあったのが天城峠

 

 

と書かれた案内版と朽ち果てたベンチ。

 

 

景色も絶景とは言えるものでも無く…行くだけ徒労みたいなスポットでした。

もし訪問する場合はしっかりとグリップの効く靴で晴れた日にどうぞ…

(所々道が崩れていたり倒木があったりするので注意して下さい)

 

往復で1時間もかからないのでちょうどバスの時間に戻ってくることができました。

余談ですが、天城峠の手前(修善寺方面)に「かたつむり」という珍名のバス停があって二度見しました。こういうのもバス旅の面白さなのかもしれません。

 

 

お次は河津七滝遊歩道入口上、というバス停で下車。ここから河津七滝を巡るとほぼ降りて行くだけなので非常に楽です。渓流に沿って下るのも見やすくていいし。

ちなみに河津七滝は…ガチで良かったです。わさび丼のついでに寄るようなレベルじゃない。そこいらの滝とか渓谷美では太刀打ちできないようなレベルの壮大さでした。

 

 

散策路の途中に願い石というやつ(宮崎の鵜戸神宮で似たようなやつやったな…)をやてみましたが、投げ入れる領域に石がこんもりたまっていて、その中に入った石が弾かれるという無理ゲー仕様。通るかっ…!こんなもんっ…!

 


なお、もっとも下流にある大滝は天城荘という宿の脇から入っていくので見落とし注意です。(見落としたので明日の朝行ってきました)

 


さて、ひととおり観光をしたところで今日の宿の禅の湯へ。部屋はかなり綺麗で、しかも角部屋。

 


時期があえば桜の景色も見られそうです。
廊下には温泉水、麦茶、温泉珈琲のポットがおかれてフリードリンク制。

 

温泉水で淹れた珈琲はまろやかな仕上がりとなっておりました。温泉は硫酸塩泉なので胃腸にも良さそうです。


風呂はというと、貸切のものと大浴場があり、大浴場には露天風呂と岩盤浴がセットになっています。

 

貸切は熱めで狭かったのでちょっと居心地が悪くゆっくり長風呂はできなかったのですが大浴場は天井が高くてぬるめだったので長風呂に最適です。
露天風呂は小さいですが、デッキにはアウトドアチェアがあるので外気浴が可能。ただ、道路に面しているので車の音で風情はあまりありません。
一点、浴槽の木の部分は非常に滑りやすくなっているので注意が必要です。注意書きはありますが、想像以上に滑ります。


泉質はアルカリ性の硫酸塩泉(ほぼ単純温泉)でぬるとろ感はないですが、肌にべたっと残る感覚があります。普通に飲めるくらいクセのないタイプなので中と外から温泉の効能を享受できます。
ひととおり内湯と露天を堪能した後、せっかくなので岩盤浴を試してみることにしました。
中は蒸気が立ち込めていて蒸し風呂のよう。これが岩盤浴なのだろうか?
熱くて息苦しいのもあって15分がやっと。出てから露天風呂にあるアウトドアチェアで外気浴したらとても気持ちが良かったですが。整うとは違うとは思いますが新しい体験ではありました。
(なお、翌朝岩盤浴せずに外気浴しようと思ったら寒すぎて無理でした)

 

■温泉分析書

 

風呂の後は食事です。口コミでも食事は高評価だったので期待していたのですが、ちゃんと期待どおりのレベルでした。

 


和食ベースで一つずつ丁寧な料理で温かいものは後から出してくれます。季節野菜のフリットがとくに美味しかったなあ。日本酒ももっきりで出してくれてちょっと嬉しい。

 


金目鯛の煮つけつきのプランにしたんですが、初めての金目鯛の煮つけは絶品!・・・というほどでもなかったのが残念だったかな。思っていたより身がしっかりしていて、食感が他の魚の煮付けとそう変わらなかったので(普通に美味しいですが)。

 

そして就寝後、夜中に一つ事件が発生。
左ひざの裏が痛くなり、曲げることが困難な状態になっていました。

原因は間違いなく天城峠での酷使。
風呂は午後11時まで(朝は5時から)だったので夜通し温泉に入ることができるありがたさを身をもって再認識したのでした。

 

続きます。

3/19-23 甲府~伊豆 湯巡りバス旅(1/4)

年度末の飛び石祝日を有休で連結して、伊豆方面に行ってきました。

北陸方面からだとどうやっても遠回りルートになるので、なかなか行きづらいんですよね伊豆。ちみなに伊豆までは電車(18切符)です。

 

 

3/19(前泊)

 

明日は大糸線の始発に乗るので糸魚川駅前のホテルに宿泊。
夕食を兼ねて飲みに行く所を物色中、机の上のパンフレットに目が止まりました。

 

いっさく。

 

コロナ前に行く予定をしていた、ローカルなファミレス系居酒屋?チェーンです。
最寄りの店舗は糸魚川駅からも歩いて行ける距離。これはもう運命だわ、と謎の使命感に後押しされて糸魚川駅から徒歩5分ほどのところの店舗へ。

 


駐車場は車でいっぱい。これこれ、こういうの。地元民が集うローカルチェーンこそ旅の醍醐味の一つ。
店は和風な作りで、すべて半個室タイプのよう。

 

和洋中伊に居酒屋メニューでタブレット注文という一人無双状態。これにはテンション爆上げまったなし。


とりあえず日本酒「いっさく」と期間限定のあんこう鍋、玉子焼きを注文。

思ったより日本酒のメニューは少なかったな。右下のかたふねはちょいレアな推し銘柄です。


あんこう鍋は味噌仕立てでそれ自体が至極のスープ。可食部は少ないもののあん肝も入ってて満足感もそれなり。玉子焼きは甘めの出汁焼きでこれが日本酒との相性が良い。

 

最後は上越名物の生姜醤油ラーメン(ミニ)で〆。外れのない安定感はすごい。
まあ糸魚川駅前にも安くて良さそうな居酒屋はたくさんあるようですが、今回は探求心を優先しました。

 

 

 

3/20(一日目)

 

朝6時発の大糸線で南下。

山梨の下部温泉までは18きっぷで移動しますが使用印は車内ではできないらしく、結局ワンマン運転が続いて信濃大町の改札でようやく押してもらいました。

 


南小谷あたりからは雪が降ってきて気づけばすっかり冬景色。このあたりはまだまだ冬なんだなあ。

 


乗り換えの松本駅で遅めの朝食としてチャーシュー入り蕎麦。

松本駅の蕎麦は駅そばでは別格だと思います。ちゃんと蕎麦の風味するし。

なお、券売機はタッチパネルタイプですが現金のみ…それはもうちょっと工夫したほうが。

 

松本駅から石和温泉駅へ。荷物は改札そばのロッカーに入れ身軽になって、まずは温泉。

 


駅から徒歩10分ほどのところにある「深雪温泉旅館」は、辺りでは珍しく自家源泉掛け流しということで、入り口でもさかんにアピールしています。
湧出量が多くシャワーまで温泉使うというガチっぷり。熱めの源泉とぬるめの源泉をそのまま同時に浴槽に掛け流して温度調整を行っています。
内湯と露天がありますが、流量的には内湯がやはり良い。アルカリ性なのでぬるりとした感触があり、注ぎ口では気泡も肌に付着するのは新鮮な証拠。
ちなみに料金は1300円とお高め。一見の観光客は少ないらしく先客もなかなかの長風呂という温泉ガチ勢向けかな?

 

■温泉分析書


湯上がり後は有名な「甲州ほうとう小作」へ寄ってみると、なかなかの行列だったので鉱石の販売を兼ねてミュージアムを併設している「彩石の蔵」に立ち寄り。

 


誰がこんなん買うんだと思うアメジストの原石があったり

 


戦隊モノのような色とりどりの仏像が並んでいたり

 


もちろん天然の鉱石、宝石もたくさん展示されていました。
そして購買意欲を煽ったところで最後に販売コーナーでいらっしゃいませ形式。
まあ、石好きでなくとも、それなりに見どころはあるので立ち寄っても損はないでしょう。無料だし。

 

 

さて、再び駅へ戻る間にワイン試飲祭りを決行。まずはモンデ酒造。

 

 

受付で名前を記入すると、6種類のワインプラス季節限定のワインを試飲できます。
ワインは酸味と渋みが苦手でほぼ飲むことはないのですが、ジュースのように甘いものから木の味?を感じる特殊なものまであってワインのイメージが変わりました。
好みのワインを見つけたら併設の店で買うことができます。ここのワインは他の店であまり見かけないので、手荷物に余裕があれば買っておいたほうが良いでしょう。

※上の写真のやつが好みだったんですが見かけませんでした。


お次は線路沿いにある本坊酒造マルス山梨ワイナリーに立ち寄り。伊那にあるウイスキー工場のほうへは行ったことがあります。

 


ここではジュースを含む6種類が試飲可能。めちゃくちゃ甘いワインもあります。
ラインナップの棲み分けははっきりしてそう。

 


そして最後は石和温泉駅の観光案内所にある有料試飲サーバー(酒クズホイホイ)で気になるやつを試飲したり。
あけびワインというのもありました。野趣味を感じる味でしたね。
ワインの販売は行っていないので、近くのイオンとかで買うことになります。

 

その後、石和温泉から甲府に移動し駅前にある小作のほうとうを食べました。15時前なのに人は多かったです。みんなほうとう食べるんだなあ。

 


かぼちゃほうとうを頼みましたが、野菜がたっぷりで、もちもちの太麺が特徴。味は想像どおりで濃すぎす薄すぎず馴染みやすい味噌のタイプでした。もっと味に特徴があると思ってたんだけどな。なお、量はたくさん入っているので食べ応えあります。


その他にはシャトレーゼの本拠地のカフェに行ってみたり(充電できます)、甲府城跡をぶらぶら観光したりして甲府駅前を満喫。


夕食用に駅弁(元気甲斐)を買って宿泊の地、下部温泉へ。電車は強風の影響で遅れていました、湖西線みたく風に弱いんだろうか?


下部温泉駅から宿まではゆるい登り坂を徒歩15分ほど。川沿いにある温泉街は街灯だけがともり、静まり返っていて廃業した宿もちらほら。店もありません。

 


宿泊先の「ホテル湯元」はセルフチェックイン、セルフチェックアウトというほったらかしスタイル(ええんか?)でした。
事前にメールで泊まる客室が指定されていて、そこでキーを受け取り宿泊者名簿を記入します。出るときは部屋にキーを置いて帰るだけ。結局滞在中は一度も宿の人に会いませんでした。妖精さんかな?

なお、客室は広めの和室で、畳は少し凹んでいたり古臭い匂いがしますが許容範囲です。ここの目的はもちろん温泉なので。

 


豊富な自家源泉を掛け流していて、源泉は泉温が低いので源泉槽と加温した浴槽との温冷交代浴をするスタイル。


ご覧の通り湯は透き通っていて非常に綺麗で美しい。源泉浴槽は入るときはひやりとする程度で冷たすぎることもない。聞こえるのは水滴の落ちる音と川のごうごうと流れる音だけ。最高だ。しかも夜通し入れます。

 


夕食は買ってきた駅弁を発泡ワインと供に。変な店入るより普通に美味しい。今後も宿の周辺に店が無いパターンはこのスタイルでやってみよう。
川の流れが少し騒がしいけど、人工音でないからか不思議と入眠も早く就寝。

 

■温泉分析書

 

続きます。