BuraKita。

ツツウラウラお散歩旅

20250103~0106 輪行で行く室戸~高知の旅(2/2)

続きです。

 

◆3日目(1月5日)

 

6時半に朝食を食べ、食後に朝日を見るため室戸岬周辺をお散歩。残念ながら雲が出ていたので綺麗な形ではなかったですが。

 


室戸岬からは奈半利を目指して北上していきます。昨日より走りやすい道で道の駅や休憩所が多いのでありがたいです。
道からは穏やかな太平洋の海を眺めることができます。

 


道の駅キラメッセ室戸は8時半から営業していて、まだ温かい丸天とかたい焼きが並んでいました。ここではタンパク質を優先して丸天を選択。

 


奈半利駅まで来たところで地図上に温泉があるのを見つけたので休憩がてら寄ってみました。
ぬるとろのアルカリ泉で寝湯があり、外では外気浴ができます。
ヨウ化イオンが含まれるので、ほんのり潮の香りがしました。

 


十分暖まって〆に牛乳。製造元は鳥取の大山でした。輸送コスト的に採算とれるんだろうか。

 



さらに奈半利から安芸まで移動し、「廓中(かちゅう)ふるさと館」でお昼ごはん。

 

 

名物らしいちりめんかき揚げ丼に名産の茄子料理がつくおもてなし御膳を選択。
茄子がめちゃくちゃ美味かったので正解でした。

かき揚げは食べ進むとさすがに飽きがでてくるので、天つゆはすぐにどんぶりにかけずに最初はかき揚げを割ってつけて食べたほうが飽きがなく食べ進められるかと思います。

 

走行距離が50kmを超えて、曇りで気温が下がってきたのでここからは輪行

 


外にデッキがついた特別車ではダイナミックな車窓からの眺めを楽しめました。トンネルに入るときの風圧がすごかった。

 


あかおかで途中下車して、絵金と呼ばれる絵師の作品(レプリカ)が展示されている絵金蔵に立ち寄り。展示数がちょっと少なかったかなあ。本物はのぞき穴越しに2点見れますが度が入っているせいか本物感はあまり感じられず・・・。
寄ってはいませんが近くに酒蔵(高木酒造)もあります。


後免駅でJRに乗り換えて高知駅で下車。自転車は駐輪場に置いていきます。
まずは気になっていた「土佐酒バー」へ。高知の全19蔵の日本酒がありますが、銘柄はそこまで多くないようです。飲み比べセットがお得で軽く飲みたいときはいいんじゃないでしょうか。

 


ちょい飲みした後に再び高知駅から円行寺口駅まで移動し、住宅街のなかにある「高知ユースホステル 酒の国共和国」に到着。ここが今日の宿となります。

 


中はとても綺麗で4300円で個室。アメニティは付属しないので自分で用意するか購入する必要があります。
Wifiは談話室か食堂でしか接続できず、消灯時には電波そのものも消えていたのでこれがユースホステルの精神なんだろうか。


チェックイン時に午後9時からの利き酒体験を予約して風呂で汗を流してから、歩いて高知の中心部へ。

 


有名なひろめ市場は超満員で、目当てのいもフライは完売していたのでスルーし、高知県民が〆に食べるという屋台の餃子を食べて帰りました。よく言えばあっさり(パンチがない)で揚げ焼きで皮がパリパリの一口餃子は確かに軽く食べられるので確かに〆になりそうでした。
帰りの電車の時間を間違えていたので小走りで宿まで帰還。ギリギリ9時に間に合ったのでさっそく利き酒体験へ。

 


まずは日本酒の醸造方法などについて説明を受けてから、専用の冷蔵庫に並ぶたくさんの日本酒の中からオーナーがチョイスして多くの日本酒の飲み比べ。これだけ飲んでも500円です。安すぎる。これとは別に飲み比べセットを食堂で飲めそうなので日本酒好きはもう最高の宿といって差し支えないかと思います。
飲み比べ後もオーナーと酒の話題(ウイスキー、ビール、ワインなどなんでもできる)で1時間以上しゃべってました。アイラ島ウイスキー蒸留所めぐりの旅写真は面白かったなあ。
この宿は今回の旅で一番印象に残った良いところでした。
高知に訪れるならぜひおすすめしたいと思うし、ここの良さを広めていきたい。

 

 


◆4日目(1月6日)~5日目

4日目は久しぶりの雨、ということでサイクリング予定はキャンセルしてホテルの朝食へ行こうと思ったら平日のせいか予定より早く終了していたという。仕方なく喫茶店のモーニングに行きました。

 

 

味噌汁がつくのが高知流なんでしょうか。
茶店文化があるのか、市内には多くの喫茶店が朝から営業していました。

そして川沿いにある高級旅館の日帰り温泉へ。

 

※日帰り入浴は裏手の川沿いの入口から入ります。



市内唯一の天然温泉だそうで。景観は窓の目隠しであまり見えませんが、大きめの浴槽でゆっくり入れたのでいい感じでした。ここは塩分を含む塩化物泉で、肌寒い雨の日にはちょうど良かったです。1度しか変わらない熱めの湯は塩素臭が強かったのでスルー。

 


午後はJRの特急で琴平まで移動。

アプリ(しこくスマートえきちゃん)だと割引きっぷが買えます(途中下車しても普通に買うより安い)。このアプリは無人区間で乗り降りするときにスマホで乗車券を買えるので四国でJRに乗るのなら入れておいたほうが便利です。

 


琴平では昔食べたうどん屋で軽く昼食。昔食べた印象ほど美味しいとは思わなかったかなあ。

雨は上がっていたので自転車で道の駅滝宮まで移動し、ここでもうどん。

 


こちらのほうが粘り気のあるうどんで美味しかったです。ヤドンの焼き印が入ったお揚げは高いけど。


近隣で友人と会い、その後宿泊地の丸亀へ移動。

 


丸亀は駅近くのゲストハウス「うぇる かめ」に宿泊ですが、ここのオーナーが良く言えばお節介のグイグイ系でいろんなおすすめ情報を教えてくれました。

 

 

うどんをはしごしてお腹が減っていなかったので丸亀城までお散歩。

丸亀城はかなり坂がえげつない感じです。夜間でも問題なく入れます。

 


丸亀城を見た後はゲストハウスのオーナーおすすめの居酒屋「やきとり三太郎」へ。

オーナーが空きを確認してくれて店の前まで案内してくれるというおもてなしっぷり。

 

 

三太郎は焼き鳥屋なので確かに骨付き鳥は美味しかったなあ。ただ海鮮はかなり微妙。ここも店員が積極的に話しかけてくるぐいぐい系なので一人旅で賑やかな所があう人にはいいかも。

 


あと料理の量が多く、地元しか出回らないという日本酒「凱陣」が飲めて二合くらい入ってるのでコスパもいいです。
ただ、自分で選んでないとやはり不満も残ってしまうので選択権を捨てるのはよく考えてからだなあという教訓。

 

あと「うぇる かめ」は寝る所と考えるとかなり問題がありました。

ベッドには目隠しのカーテンが無く、敷布団と枕に毛布一枚のみ。暖房がガン炊きになるので乾燥具合がかなりやばかったです。あとは交流を重視したゲストハウスなのか自分含め二人だけなのに一部屋の二段ベッドで同室という。相室のおじさんはちょっと挙動不審で同室にいるのは居心地が悪く、となりの談話室で就寝時間まで読書をして過ごしました。

 


寝ているときになっても手元の明かりを消さないわ、いびきかくわ、頻尿で頻繁に出入りするわでほとんど眠ることができませんでした。
夜間も施錠はしないようなのでセキュリティもちょっと気になる所です。
名物のオーナーに合うためかとにかく激安で泊りたい人向けかと思います。そうでない場合は少しプラスしてスパ銭か漫画喫茶泊のほうが快適と思います。
(あとシャワーが有料です)

 

翌朝は朝6時からやっているうどん屋にゲストハウスの自転車で行ってきました。

 

 

ここはかけうどんのみセルフスタイル。他は注文すると店員が作ってくれるそう。そしてトッピングが無料という素晴らしさ。観光客っぽい人は見かけませんでしたね。


その後は鈍行でゆっくり帰宅。福井に入ったらとたんに曇天となったので明るく穏やかな晴れの正月休みを味わえた良い旅だったかと思います。
今年はもう少し自転車を持ち出して旅に行こうかと思います。

 

◆自転車のデータ

おおむね平坦なので移動は楽です。向かい風だときついかも。

・阿波海南→室戸岬

 

室戸岬~安芸