BuraKita。

ツツウラウラお散歩旅

20250103~0106 輪行で行く室戸~高知の旅(1/2)

 

正月休みが長かったので冬はよく晴れるという四国へ折り畳み自転車を持って旅行してきました。
今回はまだ未踏だった高知県の室戸方面を中心に旅程を組みました。

 

◆1日目(1/3)

 

早朝から鈍行で乗り継いで大阪のJR新今宮まで移動し、ここから南海電鉄へ乗り換え。

「とくしま好きっぷ」を買うと南海フェリーの片道もついてきてお得に移動できます。

 

特急の指定席は別料金ですが自転車を最後列の座席の後ろに置きたいと思ったので指定券を購入しました。

 


…が、よく確認せず操作してたら「どこでもいい」指定で買ってしまうという凡ミス。
幸い隣席は空いていたのでなんとか自分の座席に収容しましたが…。
南海電鉄の特急の指定席は狭くて収容するスペースもないので、あまり乗る人いないみたいですね。

1時間ほどで和歌山市駅に到着。最寄りは和歌山港ですが乗り換え待ちが1時間以上あるのでここから自転車でフェリーターミナルまで向かいます。

 

移動の途中で和歌山ラーメンで軽く昼食。あっさり目のスープがGood。

 


フェリーターミナルはあまり広くないのでちょっと時間を持て余し気味に。
自転車は輪行袋で持ち込めば手荷物扱いで無料です。
フェリーは共有スペースで雑魚寝。Wifiはあるけどほぼ使えず…ということで寝てました。

フェリーの公式キャラらしい。目の描き方が昔のえrg…ギャルゲ風ですね。

2時間半ほど乗って徳島港へ入港。

 


ここから小松島の「金長神社」へ向かう予定だったんですが大きな誤算が。
googlemapを見ていけるだろと思ったルートがなんと自動車専用道路(っぽい)で
かなり遠回りをする羽目になって予定より大幅にロス。

 


金長神社は住宅街にひっそりと鎮座しているので見つけにくいところにありました。
かなり地元民には愛されているようです。小松島といったら化け狸の金長ですわな。

 


金長神社御朱印南小松島駅近くの「地蔵寺」でもらえますが17時過ぎて到着したら暗かったので呼び出すのは遠慮することにしました。
南小松島駅付近では時間を潰すところがなかったので一つ先の阿波赤石駅まで移動。
途中寄ろうと思ったうどん屋はやってなかったですね(正月休み?)。

 


阿波赤石は物置のような小さな駅。運行表示の端末がエラーで再起動ループしていました。ここから日和佐駅まで輪行し、日和佐で宿泊。

 

 

「壱 HOSTEL」というゲストハウスでなかなかオシャレなところでベッドもいい感じだったんですが共有スペースが狭く、グループで泊っていた人が占有してたので居心地はあまり良くなかったですね。
夜は外で食べようと思っていたら候補がいずれも休みで貸切。ある程度は想定していたんですがコンビニにめぼしいものはなく、ゲストハウスの共有スペースも使えなさそうだったので、開いていたお好み焼き屋で飯。

 

 

まあ普通に美味しかったですが。

 

食後はそのままゲストハウスに戻って早めに就寝。

 

 

 

◆2日目(1/4)


朝は6時半に起床。他のゲストも早起きで共有スペースが混雑していたので水筒に紅茶だけ入れてゲストハウスを出発。駅に行く前に恵比須洞という所に寄って朝日を拝みます。少し雲が出てますが快晴でした。

 


日和佐駅から阿波海南駅まで輪行し、ここから自転車で室戸岬を目指します。

距離にして45kmほど。

 

 

30分ほど走って道の駅宍喰に到着。

 

 

隣接するホテルで今回の旅で初日帰り温泉。朝は9時までなのでゆっくりはできませんが、ぬるとろ感の残るアルカリ泉の広い浴槽で広海岸を眺めながら入ることができました。温泉としてはまずまずのレベルかと思います。
入浴後にしっかり準備を整えてまた30分ほど走ると道の駅東洋町に着きました。

 


ここで昼兼用の朝食。ちょっと筋はありましたがおそらく生のキハダマグロの漬けで滑らかな食感で美味しかったです。〆は生卵をまぜてりゅうきゅう風で。ご飯は大盛りにした方がよかったなあ。
売っている鮮魚の柵を買って刺身定食を食べることもできます。景色もいいのでかなりオススメの道の駅です。

 


阿波海南から出ているDMVというバスもここに停まります。(自転車は輪行不可)

 

道の駅東洋からしばらくは店もほぼ無いルートをひたすら走ることになります。
海岸は奇岩が多く面白いので飽きはないですが、補給ポイントがないので休憩箇所に悩みます。トイレもありません。

 


ここで活躍するのが朝に入れた水筒の紅茶。用意しておいて正解でした。

 


予想気温から防寒対策をしっかりしてきたら逆に暑いくらい。風も穏やかだったので良い日だったと思います。

 


室戸市に入ると廃校をリノベしたむろと廃校水族館があったので立ち寄り。

 

 

ここは有名なスポットなので観光客がけっこう来ていました。展示物は少ないですがちょっと見て回るぐらいならちょうどいい感じです。

食用の魚が多いので見てたらお腹が空きました。プールを泳ぐ鰤?…養殖かと思いましたね。サメは低温が苦手なので1種類しか出ていませんでした。

 


その後もぶらぶら寄り道しながらゆっくり走って室戸岬には15時半ごろ到着しました。

 

 

今日の宿「室戸荘」にチェックインして周辺観光へ。目の前が室戸岬です。

 



となりの観光案内所には展望台があり、少しだけお土産も売っていました。周りにお店が何もないので貴重かもしれません。野根まんじゅうとサメのジャーキーを買いました。

 


そしてへんろ道(ほぼ登山道)を通って最崎寺へ。かなり高い所にあるのでここで登りはなかなかキツイです。境内には相撲場や手水舎があって神社みたいでした。
年始はお休みだったんですが、ここには遍路センターという宿坊(ほぼホテル)があるので宿候補の一つでしたが自転車だと少し先のつづら折りの急坂の車道を登る必要があるので絶望していたかも…

 

 

最崎寺の近くには灯台があり、太平洋を見渡すことができました。
日の入りを室戸岬で見ようと思っていたら冬は角度的に障害物が多くかなり西のほうへ移動しないと全然見えなかったので事前にリサーチしておくべきでした。

 


日が落ちたので宿に戻って夕食。

 


名物のものを少しずつ出すスタイルで嬉しい。かつおのタタキはかなりペラペラですが期待していなかったので問題なし。(この時期は冷凍ものなので)

どれも味付けが良く酒も激安なので最高です。珍しいサメの干物は臭みもなく肉厚で悪くなかったですね。金目鯛も出てきました。

 


これで一泊二食8000円は安い…。
ご飯以外の量は少なめなので、たくさん食べる人は夜食用意しておいたほうがいいかも。

 

食後に外を散歩してみたら星が綺麗に見えたのでこれも楽しみの一つでしょう。灯台の光も間近で見ると迫力があります。
夜中は冷え込むのでしっかり着込んで就寝。

 

後半につづきます。