朝の露天風呂は最高(挨拶)
27日。2日目です。
二階の「うるげる湯っこ」は露天風呂で、炭酸成分を多く含んでいます。浴感などは一階のものとそれほど大きな違いはありません。
夜は女性専用の時間帯だったので、朝に入ることになりましたが最高でした。
とくにこの掛け流し目線が素晴らしいと思うんですよ。
そして庭で放し飼いされていた地鶏が乱入してきたり。
毛並みが綺麗で肉付き良くてうまそう(感想)
そして朝食。
比内地鶏のおかゆがうまい。ただ、優しく繊細な味わいはご飯のお供と合わせるとお供がオーバーキルしてしまう難点。(ごはんとのハーフ&ハーフできるようです)
【源泉比較】
・ぬぐだまりる湯っこ
・うるげる湯っこ
うるげる湯っこの濃さが飛び抜けています。硫化水素はぬぐだまる湯っこが多いので匂いが強くなりそうですが、源泉温度が低いため加温(冬季)によって薄まっているからか同じぐらいの匂いでした。宿の人いわく肌に良い湯とのことです。
酸性泉の殺菌作用と塩化物泉の保湿作用だからでしょうか。
帰りの送迎は陣場駅まで。通常はこちらの駅で時刻表に合わせての送迎のみらしいです。碇ヶ関駅まで送ってもらうなら特急に乗ると言えばいいみたい。
駅のそばに道の駅と温泉施設があります。自分はもちろん後者へ。
施設内にはミニ温泉資料館があったり。温泉ビギナーは必見です。
そして売店にはケロリングッズがあったりわりとマニア向けシフト?
泉質はアルカリ性単純泉。強い湯の後に入るとなおさら軽やかに感じて好印象です。
浴槽は内湯のみで熱めとぬるめの二種。加温・消毒・循環ありですが鮮度はなかなか良かったように思います。なによりお湯のヌルヌル感が良いのでヌルヌル好きは行くといいでしょう。
湯上り後、道の駅前からバスで大鰐温泉駅前まで移動しました。
駅前にワニ(ピンク)と足湯。まあ鰐の意味はサメなんですけどね。
そして駅前の商店街をぶらぶら。
どんなパンなんだ・・・?(真相は不明)
日曜日のためか閉まっている店も多く、閑散としていました。
ひとしきり歩き回ったので駅前の複合施設「鰐Come」へ。
ここには温泉施設に売店や食事処があります。
泉質は塩化物泉。
内湯はあつめとぬるめに薬湯、そして広めの露天風呂があります。
加水循環消毒ありのようで泉質はちょっと残念。スパ銭化していました。
しかし、この施設内ではジェラートやケーキを食べられるので湯上がりスイーツは万全でしょう。休憩向けの施設としては申し分ありません。
そして、次は新青森駅へ移動します。
ちょうどお昼どきだったので、新青森駅内の売店でてりやきホタテサンドにニンニク入りコロッケ、りんごジュースと青森三昧。
コロッケはちょっとお高いけどニンニク感たっぷりでGood。ホタテサンドは印象がいまいち。ホタテ自体の味が淡白だからかなあ・・・。
新青森駅から40分ほど歩いて三内丸山遺跡へ。意外と遠かった。
そして中はとても広くて正直ナメてました。これじっくり見たら半日かかりますね。
縄文すげえ・・・
感動もそこそこに足早に移動。新幹線の予定があるので急ぎ足で次の目的地へ。
そう、ここには昭和の遺跡、三内温泉があるのです。
外観からにじみ出る「地元ガチ」感に勇気を持って突入します。
入浴券は券売機。館内は広く、簡素な休憩所と脱衣所があってまあこんなものかなーと
思って浴室の扉を開けたら衝撃を受けました。
滝のごとく注がれる湯!
黄緑に輝く硫黄泉!
壁に描かれた(付着)温泉アート(のようなもの)!
情報量が凄すぎてなんか感動してしまいました。
広くて開放的だったのも入りやすくて良かったです。
人がたくさんいて写真撮れなかったのでイメージ。
緑のやつは苔か藻だと思うんですが、不思議と不衛生とは感じませんでした。
ぬるめの湯が大人気。あつめの源泉浴槽の底には析出物らしきものがごろごろしていました。
熱めの荒々しさとぬるめの柔らかさの対比、壁のほったらかし(自然な)アートはアニミズム(自然崇拝)を想起させるようでした。
(三内丸山遺跡に寄ってたからかもしれない)
硫黄を含む塩化物泉。日景温泉と同系ですが、趣はけっこう違います。
源泉温度からガチ掛け流し泉ですね。
新青森駅から徒歩20分ほど、青森駅からは市内バスがわりと出ているのでアクセスも良好です。
青函トンネルを通るときのワクワク感は残念ながらあまりありませんでした。
そして函館北斗駅。
まあ、これが目当てのようなもんです。
ご当地キャラはキモい。
駅前でレンタカーを借りて函館へ移動。
函館市内は路面電車いたり道が変に曲っていたりと初見殺し要素がけっこうありました。基本的に暗くてわかりにくい・・・。
日没後の北海道の運転は控えるべき(教訓)。
夕食は函館名物のラッピ(ラッキーピエロ)でチャイニーズチキンカレー(ご飯少なめ)
チキンでかっ。カレールー重っ。
カレールーは地元の金沢カレー系を凌駕するほどの濃さでした。
口当たりはマイルド。ほのかにスパイシー。そして腹にたまる・・・。
覚悟して食うべし。
最後は北美原温泉で〆。
ここは薄めの塩化物泉でさらりとしたお湯。
あつめとぬるめの内湯に、露天(あつめ)とサウナと露天水風呂(ガチ)。
飲泉も可能です。
近代的なコンクリート建築の建屋が芸術的で露天での半身浴が非常に気持ちよく、泉質からも普段使いの温泉とするならここが最高だろうという評価でした。
銭湯がこのレベルとは・・・。
湯上がりはローカル牛乳を飲みましょう。
湯の川に宿泊し、漁火の夜景を楽しみながら函館の夜は更けていきました。
続きます。