BuraKita。

ツツウラウラお散歩旅

20220716-0719 本州西日本(ほぼ)一筆書きの旅 (1/2)

連休にプラス1日をして3泊4日の長距離旅行をしてきました。
あいにくの雨予報の間隙を縫うように雨雲レーダー(スマートニュースのアプリ)を駆使しながら健闘しました。(かなり精度高くて驚いた)

 

今回はいわゆる”一筆書き”経路を活用した電車旅となります。
ルール等は別サイトで解説されているので割愛しますが長所と短所は次のとおり。

 

<長所>

・長距離になるほど1kmあたりの乗車料金が安くなる
  →往復で買うより安くなる場合も

・お盆でも年末年始でもいつでも使える。18切符シーズン外の長距離移動に最適

・乗車券の有効期限が長くなる

特急券を購入することで特急に乗れる(18切符だと別途乗車券が必要)

・後戻りしない限り何度でも途中下車できる(乗車券のみ。特急券は不可)

 

<短所>
・ルートが限られるため自由度が下がる
・後戻りができない(先の駅で乗るのはOK)
・発券に時間がかかる(非常に申し訳ない感ある)


さらに今回はJR西日本管内で完結させたので、JR西日本株主優待券を使うことで相乗効果をプラス。一筆書きは片道乗車扱いになるため、片道の乗車券・特急券(複数OK)が半額となる株主優待券と相性がいいんです。

 

 

今回のルートは西敦賀から山陰本線を経由して下関方面を回り、富山まで帰ってくるというルートで、始点駅までの切符とルート外の寄り道の切符は別途購入します。特急券と併せて総額で18000円ぐらいでした。
特急券は途中下車するため分割しています(※後でかなり予定が変わりましたが)

 

前置きが長くなりましたが、旅の記録はここからになります。

 

◆1日目(7/16)

 

まず、乗り継ぎの関係で早朝の特急(一部区間)に乗る必要があるので、特急券と西敦賀(一筆書きの始点)までの乗車券を購入しました。

福井で乗り換え、敦賀駅で途中下車※していつものおろし蕎麦を食べました。これを食べると旅が始まったなあと感じます。

※たまたま始点駅から敦賀まで100kmを超えていたので途中下車可。100km以内は途中下車不可(前途無効)

 

敦賀駅はなんか新しい施設ができるっぽい?

 

敦賀から小浜線に乗り換えてとりあえず福知山まで。途中下車してみましたがとくに寄り道できそうな所がなかった(時間的に)なかったのでスルー。

 

そして豊岡まで来たところで最初の決断が求められました。
元々ここで乗り換え待ちが長く、それならと自転車で城崎温泉まで移動する予定でした。しかし、不運なことに三連休は天気に恵まれず豊岡についた時点でポツリときていました。

 

自転車で行く or 待って電車移動

 

 

そして決断。

 

雨具がいらない程度の小雨だったのと雨雲レーダーの予測から判断しました。
やがて予測どおり雨が止みましたが念のため玄武洞はスルー。(人も多かったし)

 

と、城崎温泉の手前で不自然な迂回路を発見。何だ・・・?と思っていると頭上を大きな影が通りました。コウノトリです。
ここはコウノトリの巣があったので迂回路となっていたのでした。

 


というか大きいなコウノトリ
しばらく観察していましたが、警戒しているのか巣の近くには戻ってこない様子なので名残惜しく感じつつも先へ。


幸い通り雨にも遭わずに無事城崎温泉に到着しました。とりあえず成功!

 

城崎温泉からしばらく進んで浜坂へ。

ここでも1時間近く乗り換え待ちがあったのでちょっと海でも見てこようかと自転車でビーチのほうに行ってみることに。

祭りがあるらしく神楽舞台?が設営されていました。


そして近くのジオパーク施設が思いのほか見どころが多く、むしろ時間が足りない。


無料なので浜坂で時間待ちの際にはおすすめです(徒歩だとちょっと距離がありますが)

 


その後浜坂から鳥取駅へ移動。

本来の予定は途中下車して砂丘寄っていく計画でしたが雨雲来ていたのでパス。実際に鳥取着いてしばらくしたら降ってきていました。

 

本日の宿は鳥取駅前の温泉旅館「丸茂旅館」。

駅前に温泉がわいているとは知らず、源泉かけ流しをうたっているのでどんなもんだろうと確かめるため泊まることにしました。宿のことは後述するとして夕飯のため駅前をぶらぶら。

 

まずはすなば珈琲をおさえる。あっさりテイストで好みではないけど……

鳥取駅前はかなりリーズナブルな居酒屋が多く、そのうちの一軒に入ろうとしましたがあいにく満席だったので、〆にと考えていたラーメン屋ですますことにしました。

 


繁華街の裏手のほうにある「ももちゃんラーメン」は旨辛ラーメンと牛すじラーメンが有名のようで、飲食店パンフレットでぐっと来たのでここに決めました。牛すじラーメンを中盛り(1.5玉)でオーダー。

 


まず牛すじを一口。
とろとろで臭みはまったくなくめちゃくちゃ美味しい!

スープはあっさりめの醤油味なのですじの牛脂が加わってコクのある牛スープにグレードアップ。そして胡椒でなく一味唐辛子を選択することが最適解。

なお、麺は微妙な感じでしたが。
牛すじ単品にビールという選択肢もアリでしょう。再訪したい。

 

さて、旅館に戻り温泉の評価です。(写真は貸切りの家族風呂)


消毒や循環は無いですが、加水はあるようです(夏場だから?)。ややぬるめぐらいの温度だったので長湯しやすい…と思いきや浴槽が微妙に深い(顔のあたりまで浸かるくらい)のが難点。足場のところだと半身浴には浅い感じです。
うすめの塩化物泉でぬるとろ感ありの良泉。

 


貸切りの風呂があったり夜通し入れたりと温泉のサービスとしては申し分なし。
そう温泉はいいんです。温泉はね・・・。

 

ここは客室が大問題。

 

 

シングルの部屋はリフォームされた区画にあり、いわゆる簡易宿のような薄手の壁のつくりで遮音性は低いです。

(シングルは写真下部の4区画で通りに面しています)


遮音性の低さは口コミで把握していたので旅館内の音なら大丈夫だろうと思っていましたが外壁も同じくらい薄かった!


通りを歩く人の足音や話し声まではっきり聞こえます。

外で寝ているのも同然。業界初の薄さ?
レオ〇レス伝説を思い出しました・・・

加えて障子越しの街灯の明かりが明るすぎました。洋室スタイルなので遮音性・遮光性のカーテンにしたほうがいいのに。

ベッドやまくらもなんか合わないし・・・。


そしてこれらが組み合わさった結果、一睡もできませんでした。

これは宿としては致命的なので、さすがにシングルユースで再訪はないでしょう。
旅館の内側にある部屋はまだまともかもしれませんが。

一日目の最後で思わぬつまづきがあるとは・・・。

 

(続きます)