かなり間が空いた投稿となりました。
夏休みや秋に旅行する計画がコロナで取りやめたりしていたので・・・。
そして待ちに待った緊急事態宣言解除となり、参加する関西コミティアの開催日がちょうど秋の乗り放題パスの時期なので、ついでに長期旅行をしてきました。
秋の乗り放題パスとは連続する3日間JR全線の普通列車が乗り放題となる秋の18きっぷと呼ばれる格安きっぷです。
一番遠い目的地は広島県三次市なので、行きの分だけでも元がとれてお釣りがきます。その分時間はかかるけど。
10/14 一日目
今日は完全移動日。目的地である三次もののけミュージアムの営業時間に間に合わないため広島に前泊します。
電車を順調に乗り継いで姫路に到着し、乗り換え待ちの間にホームにある「えきそば」で名物のえきそばを実食。
うどんでも蕎麦でもラーメンでもないボソボソとした感のある麺は独特の食感でした。
なんて表現すればいいんだこれ・・・。沖縄そばの麺に近い?
一般的な駅蕎麦と違い坦々アレンジなどレパートリーはかなり多い模様。
さて、姫路から相生、三原を経て呉線へ。
自分が乗る1本前までの電車が保守点検で代行運転だったのですが、運よく時刻表どおりの電車に乗ることができました。
呉線は景色が抜群。
カーブが多く住宅のそばを通ることがあるためかゆっくりした速度で走ります。旅情があってとてもいい感じです。
途中、竹原で下車しちょっとだけ街並みを観光。
明治から大正期ごろと思われる建物が多くなかなか見どころがあったんですが、平日の夕方だったため観光客は皆無でした。
こうなると逆に居心地が悪く感じてしまう不思議。とりあえずマッサンの生家は見れたので良しとする(ニッカ好き)。
ここで晩を食べる予定でしたがこの状況では店にも入りづらく、結局予定より1本前の電車で広島に行って晩飯にすることに。
しかし・・・通勤終わりの夕方、広島から通勤客を乗せた電車がひっきりなしにやってきてはすれ違い待ちが何度も何度も。
結局広島に着いたのは20時過ぎで、一時間半ほど前に出たのに三十分くらいしか短縮効果がありませんでした。
こうなると早い店は終わってるし、おまけに今日までお酒提供制限が20時になってるし・・・。
結局スーパーに行って惣菜とお酒を買ってホテル飯をすることになりました。
・ヤンニョムチキン(半額で150円ほど)
・牛すじこんにゃく(定価)
・ちょっとお高い弁当(定価1000円/半額で500円)
結論:どれも美味い。弁当はびっくりするほど美味い(さすがは定価1000円)
お酒は安いやつ買ってしまってちょっと外れ。純米酒のミニボトルがあればなあ・・・。
まあ、おおむね満足できたので明日に備えて早目に就寝。
10/15 二日目
朝7時。朝食つきの宿泊プランにして、広島名物のものを食べるつもりだったんですが、コロナ禍の影響でワンプレートのおかずセット+パンごはん副菜などをバイキングという形式に変更されてました。
いや、その情報書いておいてよ。無料朝食でない所は差額でちょっといいお値段するんだから(安旅派)。
まあ、美味しい温泉玉子があったし、ワンプレートのおかずもそこそこいいやつだったのでいいんですが。コーヒーも美味しかったし。
広島名物はチチヤスのヨーグルトぐらいでしたね。
さて、広島から芸備線で三次方面へ。昨日とは逆に、広島市への通勤列車とのすれ違い待ちで何度か待つことがありました。呉線ほどではないですが、平日ダイヤは通勤の影響を考慮したほうがいいと今更ながら勉強になりました。
終点の三次駅に着き、ここから歩いて三次もののけミュージアムへ。駅からだと2kmほどあります。
橋を渡ったところからは石畳の観光地っぽい通りになっていて、灯ろうには妖怪の絵(変わったやつ多し)があります。
ただ石畳だけを頼りに進んでたらいつの間にかミュージアムを通りすぎてました。案内看板なかったし・・・
。
もう入り口からテンション上がります。
SLも展示してたりとなかなかマニアックな客層向けな模様。
ここの「幻獣ミイラ大博覧会」という激アツな企画展を見たかったので、わざわざここまでやってきました。開催期間は10/19までだったのでギリギリです。
中は妖怪の歴史やグッズなど妖怪好きの心をくすぐる展示がたくさん。デジタル技術を併用した電子スクリーンの百鬼夜行絵巻は面白い!
妖怪を触るとピョンと上のスクリーンに飛び跳ねて映し出されたり、走りまわったり・・・最後は黒い太陽なものを触るとリセットされ最初に戻るという仕様でした。操作方法や説明があまり無かったので気づかない可能性ありそうだけど。
そのほかミーム汚染のような独特な顔の「人面草紙」という妖怪漫画があったり、妖怪根付(欲しい)があったり。
あとはここのメインである「稲生物怪録」(三次が舞台)の系統の違いを解説した展示があります。ただ、稲生物怪録自体の物語の紹介は無かったような? パンフレットにあらましが書いてあるからなのかな。
漫画とかでも題材に扱われているのでその書籍の紹介があります。(朝霧の巫女とか。閲覧は無し)
さて、最後は楽しみにしていた企画展。
中二感をくすぐる五大魔王尊や雑すぎる見世物小屋系のミイラ(猫と魚を半分ずつくっつけた猫人魚はひどすぎて笑った)とか。
あと水虎に見立てたスローロリスの剥製?があったり・・・。
一匹だけ完全勝利してるように見えますがこれ展示するときにこのポーズにしたんじゃないよね?
などなど、一般的な妖怪は少ないのでマニア向けかもしれませんが超オススメの施設でした。
駅に戻ってきてお昼ごはん。
近くにあったお好み焼き屋で辛い麺を使った三次のご当地グルメ?の三次唐麺焼きというものをいただきました。
辛さと野菜の甘さがたまらん。やっぱりお好み焼きはカープソースが好きです。
図らずも名物ゲット。
ちなみに三次へは電車より各地からの高速バスのほうがアクセスはいいと思います。
三次からさらに秘境へ進み備後落合で乗り換え。
この頃には乗客の8割ほどは鉄ちゃんだったかと思われます。秘境ほど鉄分が濃くなる、あるある現象です。
備後落合から新見を経て中国勝山駅へ。
駅前のスーパーで飯と酒を調達する予定だったんですが、飯物は巻きずししか残ってませんでした。しかもカットしてないし・・・(オレ、オマエマルカジリ)
そして19時台の湯原温泉に行く最終バスに乗ります。最終バスを待つのってなんでこんなに不安なんだろう。
湯原温泉で下車し、菊の湯というところが今日の宿です。
菊の湯は19時以降IN 9時前にOUTという安いプランで宿泊。クーポン使って4000円台でしたが、けっこういい部屋で満足。
風呂は小さめの「錦繍の湯」、大きい「神庭の湯」、屋上の露天風呂「冠月の湯」がありますが、かけ流し量の多い小さめの風呂がいちばん泉質が良いです。屋上の露天の湯はため置きでくたびれてます。たぶん消毒剤も入ってる。
なお、ここのお湯はいろんな源泉をブレンドしていました。どうやらこのあたりの温泉は各宿で共同利用されている様子。
(分析書はピンボケしたのでなし)
湯原温泉での目当てはここから歩いてすぐの砂湯だったので、宿の風呂に入った後で浴衣で向かいました。
無料なだけあってわりと人がいます。混浴ですが外から丸見えなので女性は皆無。湯あみ着でも抵抗ありそう。
まあ結局宿の風呂のほうが良かったりするので入るメリットは無いのかもしれません。紅葉にまだ早い時期というのもあったかも。
砂湯には、適温の「子宝の湯」、ぬるめの「美人の湯」、熱めの「長寿の湯」の三種類がありますが、足元から湧出してるのは底から気泡が出ていてじんわり熱い適温の浴槽のみだと思われます。ぬるめは適温の浴槽とつながっていて自然冷却で温度調整。熱めのところはバルブと配管が見えたので加温で温度調整していると予想。源泉は43℃なので冬だとすぐぬるくなるだろうし。
適温のところもあまり排水していないようだったので、浴槽内の湧出量は少ないのかもしれません。
人も多いためか体感的にも思ったほどの泉質ではなかったように思います。湯原ダムが出来る前は状況が違っていたらしいですが。
入り口にある手湯?がたぶん一番泉質がいい。
なお、湯原温泉の泉質はややぬるぬる感のある単純アルカリ泉です。ここの温泉は飲んでも美味しいと思う。
湯上がりに温泉街をぶらぶらしてから戻り、寝る前に風呂入ってお酒飲んで〆にカップ麺食べました。(ギルティ)
10/16 三日目
砂湯、朝の散歩のあと〆に宿の風呂に入ってからチェックアウト。朝食の時間帯は空いてていいですね。
朝食は佐山というバス停の近くのサボテンという喫茶店でモーニング。サラダにレモンを一片入れてるのすごくいい。コーヒーの味は普通・・・かな。
そしてバスに乗って戻ることになるんですが、この日は予備用のバスだったので中型マイクロバス。そして地元住民がたくさんいて補助席を出すほどの混雑具合。
運転手さんは降りたいところになったら伝えてと言いましたが、社内放送が無いのでなかなかの無理ゲー。そのため真賀温泉に寄る予定をキャンセルして一本前の電車で帰ることにしました。電車待ちの間に地元の酒蔵に立ち寄ったりしましたが、コロナ禍で試飲は無し。残念・・・。
電車で津山から岡山、姫路と来て途中下車。時間が余ったので姫路城見物をすることにしました。駅から近いようでけっこう遠く、城の前に来ても天守閣が遠くて高い。こりゃあ攻める意欲もなくなりますわ・・・。
白い城壁と城構えは見事としかいいようがないですね。
姫路城見物の後、姫路駅地下のタツリキショップという龍力という銘柄のアンテナショップで試飲するつもりだったんですが、先客が女性4人組とカップルでカウンターが満席。どちらも話に夢中のようであきらめざるをえませんでした。後から来たおじさん3人組はカウンターでなく立ち飲みのようにしていましたが・・・。
ここ、試飲なので立ち飲み屋じゃないしお酒味わったら席を空けてくれ・・・。
(ちなみに姫路駅周辺は立ち飲み屋がけっこうあります)
失意のまま京都に到着し、郵便局で事前に発送しておいた関西コミティアの物品を受け取り。スマホアプリでできる郵便局受け取りはいいですね。割引もあるし。
宿は「SAKURA TERRACE THE ATELIER」という所で京都駅八条口から徒歩10分ほど。マンションを改築した宿で個室も最小限、壁も薄いおしゃれな進化系(ドヤ)宿のようですが、1Fの共有スペースでコーヒーや紅茶が自由に飲めます。
しかもちゃんとした本格派。さらには大浴場に部屋着もついて3000円台でした(別途京都宿泊税あり)。朝食は500円追加でプラスできますが、量少ないみたいだし共有スペースでバルミューダのトースター使えるので外で買ってきたほうがいいと思います。
まあ、総評としてカプセルホテルとビジネスホテルとゲストハウスのいいところどりをしたような宿で「これでよすぎる」宿。女性は男女でフロアや客室を分けているわけではないので、ちょっと抵抗あるかも。耳栓もあるといいです。
近くに座れる良い立ち飲み屋を見つけたので京都駅近くで宿を取る場合はリピートするかも。
そして夜にぐらりと揺れました。なぜか旅先で地震にあうことが多いのです。
翌朝関西コミティアに出て帰宅。
予想以上、予定変更など色々ありましたがコロナ禍が収まっている時期で旅行できて良かったと思います。
<旅の支出>(飲食代別途 ※メモ忘れ)
◆交通費
7850(14,15,16)+ 3670(京都~敦賀、敦賀~小松)※
※通しで買って途中下車するほうが良かった
◆宿泊費
ホテルセンチュリー21広島 朝食付き 4107(500円クーポン使用後)
湯原国際観光ホテル 菊之湯 素泊まり 4280(1000円クーポン使用後)+200(入湯税)
SAKURA TERRACE THE ATELIER 1500(1000円クーポン使用後)+200(京都市宿泊税)