BuraKita。

ツツウラウラお散歩旅

210113-16九州宮崎大分の旅(3/4)

3日目

 


 今日は塩湯まで宿から自転車で移動し、まずは10時から受付開始の風呂に入って時間をつぶします。

メインは11時から営業する食堂の海鮮丼なんですが、輪行する予定の電車の時間まで余裕がないため即注文する必要があったからです。

 

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 お風呂は海水をろ過して沸かしたもので、半分温泉みたいなものです。磯臭さはなく、窓を開ければ海岸を見渡すことができたのでなかなか良い風呂でした。こちらはそこまで人気がないのかずっと貸切状態でしたが。

 

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そして11時。

すでに数組の客がいたのでメニューを眺めず店員さんに即オーダー。15分ほど海鮮丼が提供されました。

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海鮮丼は刺身だけじゃなく焼き物やりゅうきゅうなどいろんなものを乗せた丼で、とにかく量が凄い。刺身も大きいサイズで食べ応えがあります。

これで税込み1320円なので間違いなくコスパはいいと思います。小食の自分にはかなりギリギリでした。

 

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輪行する浅海井(あざむい)駅には余裕をもって到着。ここはホームに出るために歩道橋を渡る必要があるので時間ギリギリだったらやばかったと思います。
臼杵(かみうすき)で降りここからはレンタカーで移動

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まずはレジェンド級炭酸泉の七里田温泉下の湯です。前に訪れたのは2年前の初夏でした。

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先客は地元の人がひとり。源泉温度は38度くらいですが意外と体感的には適温で全身にびっしりと気泡が。さすがの泡付きです。浴槽内からは気泡がぷくぷくとあがってくるほどのレベル。

20分ほど浸かっていたら地元の人に注ぎ口のほう譲ってもらったので場所移動をすると、注ぎ口のほうはさらに強力。手をかざすと炭酸の泡がパチパチはじけるのが体感できるほど。これはすごい・・・
40分ほど浸かって大満足。ここへはまた再訪することでしょう。

 

そして名残を惜しみつつさらに車を走らせ、今日の宿の壁湯温泉福元屋に到着。
トイレを我慢していたので手早くチェックイン・・・といきたい所でしたがトラブルが。


なんと自分の予約がキャンセルされていたとのこと。確認に少し時間がかかったんですがその間にトイレ借りようとしたけどあっちもあたふたしていて聞いていないし・・・。

 

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結局、なんとか部屋に通されてトイレに駆け込んでギリギリ間に合いました。
予約の件の真相は、宿の人が前日に予約の確認で自分に連絡しようとして間違って別の人の携帯にかけて、その別の人が何度もかけてくるなとキレ(その人も悪いが)ろくに本人確認もしないまま自分の予約をキャンセルしたという落ちです。
まあ、予約サイトは自発的にキャンセルをするようメールを送るだけで実際の予約確認を宿側へ投げている(キャンセルしない場合の通知する手順を用意していない)ので、宿の人に同情する面もありますが・・・。
部屋と夕食は当初の予定通りにしてくれたので宿なしメシなしにならずに済みました。良かった・・・。

 

 

さて、ここの温泉は自噴湧出の洞窟風呂と加温された貸切の内湯と外湯があります。
もちろん自噴のほうへ入るんですが、昨年夏の熊本の大洪水の影響を受けて本来の通路は崩落。仮設の足場を通って風呂に向かうことになります。源泉が無くならなかっただけでも奇跡だと思います。

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元々36度くらいの源泉温度で外気温によりさらに温度が下がるため加温された湯を少し注ぎ入れていました。毎分20ℓくらい?
もっとも、オーバーフローする湯の量はその5倍ほどあったので泉質はちゃんと保たれています。

 

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浴槽は天然の岩を利用しているので凹凸があり体を収める位置に苦労します。いろいろ試してみて中央の岩に座るか壁面にもたれかかるように浸かるかの2択になりました。位置取りが悪いと洞窟の天井から湯気が冷やされてできた水滴が落ちてきて冷たいです。ババンバ バンバンバン。


入ったときは一人でしたが、後から熟年夫婦が入ってきてぬるいなといってすぐ出ていきました。

ぬる湯は不動の姿勢で長く浸かるもんじゃ・・・。

 

この価値をわかるかどうかで真に温泉が好きかどうかがわかると思います。

 

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女性は湯あみ着がありますが脱衣スペースが男女で分かれておらず狭いので少しハードルが高いかもしれません。
泉質はごく薄い単純泉で柔らかく、1時間くらい余裕で浸かっていられます。これを冷やしたものを部屋で飲むことができたんですが、飲んでもおいしい温泉です。

 

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貸切の内湯は適温、外湯はちょっと離れたところにあって管理しづらいのか熱々でした。内湯は人気があるようです。(自分のほか2組が宿泊してました)

 

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※外湯貸し切り(熱い)

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※内湯貸し切り(適温で人気)

まあ、加温しておそらく消毒剤も入れているので肌にあたる感じはやはり洞窟風呂に比べると数段落ちます。

 

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※付け合せの原木栽培の椎茸はめっちゃうまい

 

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夕食は山のものを中心としたメニューでどれも美味しくいただけましたがお酒メニューがちょっと貧弱だったのがなあ。無難に焼酎をロックで飲みました。

 

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なお、一番美味しいのは最後に出てきたご飯です。自家製米で、炊く直前に脱穀精米して出すので香り・旨味が強くそこらの白米とは一線を画しています。
ご飯をおかずにご飯を食べる、おかずと一緒に食べないほうがいいレベル。お腹いっぱいでしたが別腹ですべて平らげてしまいましたね・・・。
朝食は普通の米だったので夕食はマストです。(ちょっとお高めの宿だけど)

 

あと、一人旅が珍しいのか宿の主人に一人旅好きなんですかとか聞かれたけど
好きか嫌いかの問題じゃないんだよなあ・・・(ぼっち)

 

続きます。