6月は仕事が忙しくていろいろ溜まっていたので県内の秘湯(?)に一泊してきました。湯川温泉というところです。
宿の周りは何も無いような所なので、宿に行く前に観光がてらサイクリング。
「道の駅いおり」に車を止めて自転車で氷見市街へ。
海を左手に眺めつつ、ほぼなだらかな(一部急坂あり)海岸沿いルートで走りやすい。ちゃんと晴れていれば遠くに立山連峰も見えるそう。
県境をまたぐのですが、富山県側にはサイクリングルート表示があります。(帰りのときの写真)石川県側にはありません。
変わった名前のバス停があったり。(田舎あるある)
「女子」という地名があるんでしょうかね?
1時間ちょっとで氷見市に到着。
駅前何もないっすね・・・
お昼は氷見牛にしようかなと思ってたんですが思いのほか暑くて氷見うどんに心を奪われてしまいました。コシがあってつるつるでうまい。
製麺所併設?のところみたいですが特別お安いわけではありません。わりと人気店のようです。(安いだろうと思って来た)
食後、海岸近くの休憩所で一休み。風が気持ちいい。
帰りは来た道を戻るだけのであまり楽しみはなく・・・。後半ちょっとだれているのがおわかりだと思います。氷見市街は計測止めてぶらぶらしてたので50km弱の行程でした。
程よい時間になったので、湯川温泉「龍王閣」にチェックイン。
山あいの集落にぽつんとある一軒宿で、ほぼ民家のような激シブ旅館です。
マニアの間では名泉との呼び声が高いようなので気になっていた所。
年配のご夫婦で切り盛りされていて、元気で愛想のいいおばあちゃんがメインで接客してくれます。日帰り入浴もやっていますが600円と少々割高なためか利用客は少なそうでした。(夕方は混み合う様子)
年季の入った客室で湯治宿の感があります。変な匂いはなくちゃんと清掃されていて落ち着きます。ただしトイレは共同で冷蔵庫がありません。イメージとしては旅館というより下宿先、安アパートと考えていたほうが近いです。(特にトイレは女性客は厳しいかも)
そして温泉。浴槽は3人ほどしか入れないくらいの大きさなので他に人がいる場合はちょっと遠慮したい距離感です。
浴槽には湯の花がたっぷりと
泉質は濃い目の塩化物泉で、ややラドンを含むのは石川では珍しいとのこと。確かにあまり聞かない。(ラドンの量は微量で放射能泉の定義には満たない)
特筆すべきは泉温で約50度くらいのかけ流しに適した温度です。使用位置ではかなり冷めているのか、ややぬるめの適温でした。(循環で温度調整?)
近くの和倉温泉も同じ塩化物泉ですがあちらは90度くらいの高温のため加水しているため泉質、鮮度は断然こちらのほうが上です。
そして湯上がり後にガツンと来る感じも圧倒的(客室で寝てた)でした。汗とまんない。
飲み物はちゃんと用意して水分補給はしっかりとるように。
夕食は意外にも(失礼)ちゃんとした料亭並の料理で美味しかったです。
ご飯の炊き方にこだわりがあるのか、やや固めに炊きあげた美味しいご飯でした。
はまぐりの潮汁はすばらしく美味しかった。カニはいらないっすね・・・。
宿代少しケチって朝食だけにするのはもったいない。
ちな朝。わかめの汁物はいしる入ってる。豆腐おいしい。ご飯がうまいのでお供の増援が欲しいところではある。
<まとめ>
・温泉は本物。寒い時期に最高だろう
・かなり「わかってる」方向け
・飯はうまいので変な安い宿よりもコスパは良い