BuraKita。

ツツウラウラお散歩旅

20220716-0719 本州西日本(ほぼ)一筆書きの旅 (2/2)

続きです。

 

◆2日目(7/17)

 

旅館を朝5時に出て(通常は施錠されているので前日に言っておく必要があります)始発の電車で出雲市方面へ。

 

車内で寝れるかなあと思っていましたが、こういうときに限って寝つけなかったりするんですよね。

今日は雨予報ではなかったので貴重な晴れ間も見えたり。

 


途中、米子で乗り換えます。ここは0番ホームに鬼太郎関連のオブジェがたくさんあるので時間があれば寄ってみると面白いです。昔来たときよりも増えてないか・・・?

 

そして10時前に出雲市到着。本日はレンタカーを借りて秘湯巡りです。
時間が無かったのでスーパーでコーヒーとグミ(目覚まし用)を買って、まずは小屋原温泉へ向けて出発…しようとしましたが大きな問題が。
スマホBluetooth接続できない。何度やってもダメ。
通常は音楽聞きながらドライブするので、リラックスと目覚まし効果が期待できるんですがこれが不可。痛い。
テレビやラジオは山間部に入ると繋がらないし・・・。不眠状態なので安全運転を心掛けました。

まずは、旅のメインの目的でもある小屋原温泉へ。

 

ナビでは北側の道路のルートを指しますが道が狭く、また現在通行止めのため南側からアクセスします。(それでも目的地近くはすれ違いが難しい林道のような道です)道に迷ったり(工事してたり)したので小屋原温泉に到着したのは予定より遅れて正午ごろ。

 

ぽつんと一○家旅館です。

既に何組か先客がいたため20分ほど待って入室。ここはいくつかある個別の浴槽を貸切りで提供していて、利用時間は50分までです。

 


素晴らしすぎる光景。

 


ぬるめの炭酸泉で、さすが西日本随一と呼ばれるほど泡付きもすばらしい。

 


さらにはロケーションも良く沢の流れる音と野鳥の声がBGMでリラックス感抜群。

これで500円とか安すぎる。

 

(源泉より使用位置の温度が高いのはなんでだろう? 加温はしていないと思うけど)

 

金気臭があり塩気のある温泉のため、体にはなかなか負担が来るので途中何度か休憩しつつ入りました。
炭酸泉のレジェンド、七里田温泉の浴感には及びませんが一度経験したほうがいい温泉でしょう。

 

湯上り後、少し休憩してから千原温泉へ向かいます。
ここがガチで(秘湯レベルとして)やばかった・・・。

 


すれ違いのできない細い林道の先にある温泉で、ほんと、マジでぽつんと一〇家じゃないんだからと心の中で突っ込みを入れていました。
しかし、到着してみると駐車場には何台も車がありました。

どうやら常連は入浴と休憩を繰り返すことができる有料休憩室のプランを選択して一日過ごすようです。そのため混み合うと待ちが発生します。

自分は運よく入ることができましたが浴槽はかなり狭く、がんばって5人が精いっぱい。
女湯はまったく空かないようでずっと待っている人がいました。確実に入るなら朝イチが大原則でしょう。

 


温泉は土色に濁り、金気臭のある強めの塩化物・炭酸水素塩泉で、足元湧出のためボコボコと泡があがってきていました。ちょっとしたジャグジー感?
やや冷たいかな?と感じる温度くらいなので夏場には最適。冬場は上がり湯用の浴槽(一人用)も使うようです。


20分ほど浸かった時点で湯あたりしそうになったので退散。無料休憩室の座敷でちょっと寝転んで回復・・・。

 

Wifiあるのねここ。(まじか)

 

とりあえずガチ秘湯感はありますが混んでいるしアクセスが悪いので再訪はないかなあ・・・

 

 

昼飯抜いてしまったので疲労感と低血糖感を感じながらもギリギリのところで運転しつつ、最後に須佐神社に寄ってから無事レンタカーを返却。いやーきつかった(真似してはいけない)。

 


さすがに出雲市駅前で割子そばを食べて休憩。そば茶がしみるわあ・・・。

 

その後特急で益田へ移動、出雲市より西は未踏だったんですが特に車窓で見どころは無いですね。というか人家が少ないしスーパー見つけたら驚くレベル。
益田の宿はカプセルホテルの個室型のような部屋の簡易宿。個別空調で室内も綺麗。無料朝食にVOD見放題らしい。前日の宿よりベッドの塩梅も良いとは・・・。

 

夜は地元の人がよく行くらしい「あんじょう」という居酒屋へ。なんか量が少なかったり大すぎたりと一人飲みには難しいところでした。

 


海鮮は地物が無かったなあ。東洋美人の限定酒は美味しかったので良しとする。

それなりに飲み食い済ませて宿に戻り、今日はさすがにすぐ就寝しました。

 

 

◆3日目(7/18)

 

朝5時半起床。ぐっすり快眠できました。
朝6時半の始発に乗るので6時15分からやっている無料朝食は見送り……。あと5分早ければ食べられたのになあ。

 

益田から萩方面へ。

 

 

雨が降ってきたので途中下車して自転車で巡るプランは中止。

ただ、このまま長門市に行っても1時間待ちくらいになるので、ちょうど雨があがるタイミングで玉江から萩城下町をぶらぶらお散歩して雰囲気を感じることにしました。

 


常盤大橋から城下町を通って高杉晋作誕生地を経由して玉江橋から戻ってくるというルート。

 


猫がいた。

 

 

カニもいた。

 

 

まあ、なんとなく雰囲気は味わえた・・・かな?
(幕末はあまりよく知らない勢)

 

 

そして三日目のメインイベントの地、長門古市へ。

 


ここから自転車で元乃隅稲成神社に向かいます。

幸い、午前中は雨が降らない感じだったので急いで準備して出たら合羽忘れてきたという。(荷物は駅にチェーンロックかけて置いてきた)

 

まさに背水の陣。

 

高低差がかなりあり坂道もかなりエグいところが多く、上りは押して歩いていました。とてもきつい。
電動自転車のレンタルプランなら楽なのだろうか?(駅の掲示物)


ひいひい言いながらようやく元乃隅稲成神社に到着。

 


確かに見栄えはするところですがめっちゃ作られた感アリアリというね。

まあ、目的は達成したので良し。帰りも辛かったですが雨が本降りになる直前に駅に戻ることができて結果オーライ。
雨じゃなく汗でびしょびしょになっていましたが……。

 

上り坂は歩いているので、ノコギリ波のごとく・・・。

 

その次は川棚温泉へ。

駅から自転車で10分くらいのところに温泉街があり、立ち寄り湯をしようと目星をつけていたところの営業時間がずれていて入れず、やむなく公衆浴場のほうへ…。源泉かけ流しじゃなかったけど柔らかいお湯でした。

 


遅めの昼食は名物の瓦そばの店へ。14時過ぎでも順番待ちがあるくらいの人気店ですが、回転が早いので意外とすんなり。

 

 

庭園を眺めながらお茶を飲んでまったりしていると瓦そばが到着。

 


そばつゆは酸味のあるタイプで、ぶっちゃけそば自体は風味があまりなく美味しいとは思えませんが、そばをじっくりとパリパリに焼いて具材と一緒に食べると、なるほど悪くない。
どちらかというと焼きそばの範疇かなあ。

 

川棚温泉を出たころにはがっつり雨予報が出ていたので、下関周遊はキャンセルし、今日の宿の湯田温泉へ直行。

新下関から新山口まで新幹線とっていましたが、結局在来線で行くのと時間が変わらなかったので払い戻ししました。
湯田温泉駅は一筆書きの経路にないので、新山口から湯田温泉までは別途切符を購入しています。(230円)

 

そして湯田温泉到着。
宿はビジネスホテルで、温泉使っているけど消毒循環ありなので普通に風呂。さっぱりしてから大雨のなか出かけます。

 


まず狐の足あとという所で情報収集を兼ねて利き酒セットを2セット注文。
東洋美人はやっぱり好みで美味い。貴という銘柄はパイナップルみたいな香りがして面白かったです。
こういった所で好みの酒を探せるのはありがたいです。
飲食店のガイドブックをゲットしてから、真なる源泉かけ流しを求めて山水園の立ち寄り湯の施設へ。

 

 

ちなみに隣には縁結び&縁切りで有名らしい熊野神社があります。大雨で夜だとなんか怖いよ!

 

山水園の営業は22時までで、21時ちょうどに入ったらほぼ貸し切り状態で存分に堪能することができました。


もちろん自家源泉の泉質は言う事なしで、浴場で使用している源泉はほんのり硫化水素の匂いがして嬉しい。

こっちはただ風呂に入りに来てるんじゃないんだ、ガチの温泉に入りに来てるんだよ!

ジャグジーっぽいのとサウナと水風呂がありました。

 

 

露天風呂は屋根がないので大雨の日にはちょっと……。
水風呂はさみつつ40分ほどいましたかね。湯田温泉に来たらここはマスト。普通に泊まると高級旅館ですが宿泊者には専用の内湯があります。

 


風呂上がりにロビーにある飲泉所で水分補給。

 

 

こちらは別源泉で硫化水素は無く、普通に美味しい名水でした。水風呂はこちらを使っているかもしれない。

 

さて、温泉を堪能して最後になにか腹に入れて〆ようと思ったのですがガイドブックに載っている店がことごとくお休みという。連休最終日はまずかったか……。

お酒は利き酒で満足してしまったので居酒屋で〆の飯だけを食べるのも抵抗があったのでコンビニでカップ麺とカップ雑炊のギルティセットを買って部屋で食べました。まあ、間違いないね。


大雨&連休最終日でなければ湯田温泉街をもっと楽しめたと思うのが心残りでした。

 

 

◆4日目(7/19)

 

大雨で湯田温泉から新山口駅までの区間が運休という、波乱のスタートでしたがなんとか路線バスで新山口まで移動し、予定をすべて切り上げて帰宅しました。

遅延やら運休が出ているなかで無事帰れたのは良かったと思うしかない。

一筆書き旅行の有用性が確認できた旅であったと思います。

 

途中下車印たくさん。