BuraKita。

ツツウラウラお散歩旅

20201030-1101佐渡新潟の旅(1/2)

なんだかんだで延期になっていた新潟旅行ですが
佐渡に一泊するとポイントキャッシュバックキャンペーンをやっていたので
これは乗るしかねえ! と急遽予定を立てて行ってきました。
目的は温泉。調べてみると佐渡にはけっこう温泉地があるんですよね。

 

f:id:kita0525:20201103171429j:plain


10月30日(移動日)


フェリーの時間の関係で前泊するため、新幹線で上越妙高まで移動しました。

最後列の座席を指定して後ろに輪行袋を収納すればOK。

f:id:kita0525:20201103171601j:plain


宿泊するところは上越ICの近くなのでそこまで自転車で移動するんですが
街灯無くて暗いので慎重に進んでいたらけっこう時間がかかってしまいました。
ミニベロ(小径車)はちょっとした段差でも危ないので・・・。

 

泊まったのは温泉施設にホテルが併設された「門前の湯」。

f:id:kita0525:20201103171653j:plain

 

ホテルといいつつも別館は簡易宿泊所のような感じで壁も薄いのでけっこう音漏れがします。宿泊者はもちろん温泉入り放題なので夜と朝の2回入りました。
施設自体は綺麗で、深夜でも温泉の状態は悪くなかったので評価アップ。
ちょっとにごりのあるモール系塩化物泉で肌にこすりつけるとヌルヌルします。
ややアブラっぽい匂いがしたのでおそらく石油が混じっているような気がする。
朝は6時半からやっているのも嬉しい。銭湯価格なのでおススメです。

 

館内の自販機の値段のつけ方が適当すぎるのが気になりました。

f:id:kita0525:20201103171815j:plain

 

10月31日(土)


やや雲がでているけれども晴れ。

 

f:id:kita0525:20201103172125j:plain


直江津港まで移動して乗船券を買い、併設の食堂で朝食(岩のりそば)。

 

f:id:kita0525:20201103172228j:plain


ちょっと高めの値段で、腹にたまるメニューは少ないので直江津駅の駅そばのほうが
いいかもしれない。


なお、乗船件は「さどまる倶楽部」のアプリを入れて事前予約をすると割引価格で
乗船することができます。
さどまる倶楽部には佐渡島内限定の電子マネー「だっちゃコイン」をチャージする
ことができて、キャンペーンで5000円もキャッシュバックされました。太っ腹!※

※終了しました

 

直江津佐渡小木港)へのカーフェリーは指定席で、新しく綺麗な船内。
輪行袋は入り口の荷物スペースに置いておくと船員さんが後で固定してくれます。

 

f:id:kita0525:20201103172356j:plain

 

小型船のためか波の影響をもろに受けてかなり上下に揺れたので、通路を歩いている人も揺れによって左右へふらふらと・・・通路側に座っていると気が休まりません。
(さながら人間ピンボールのよう)
酔いやすい人は注意かも。

 

お昼前に小木港に到着し、観光案内所でポイントキャッシュバックを受けたら、近くの「かもめ荘」で佐渡の温泉めぐりスタート。

 

f:id:kita0525:20201103172531j:plain


商売っ気のない宿主でしたが日帰りは普通にOK。貸切状態でした。露天は準備中で利用できず。さっぱりとしたお湯で長湯したくなる感じでした。pHが9.2とアルカリ性の塩化物泉ですがぬるぬる感はありません。カルシウムが多いためかなあ。

料金も440円と安いのでさっと汗を流したいときに使えそう。

 

f:id:kita0525:20201103172825j:plain

 

そして本格的に佐渡横断スタート。まずは佐渡の中心部(真野)を目指します。
・・・と、初っ端から急坂の洗礼。かなりきつい。

遠回りになるけど海岸沿いを周るほうが良かったかも。


ようやく下り坂になるところまで来ると柿畑が並ぶエリアで旬の光景に出会うことができました。

 

f:id:kita0525:20201103173210j:plain

f:id:kita0525:20201103173229j:plain


ここを過ぎるとわりと順調に進み、海岸部まで出てようやく市街地へ。

 

f:id:kita0525:20201103173630j:plain

f:id:kita0525:20201103173702j:plain

よくわかりませんがご立派ですねこれ。

 

真野地区に入り、目的地の「八幡館」に到着。ここはとてもハイクラスな門構えで気後れしますが日帰りでも750円で入れます。
思っていたよりペースが上がらず到着は14:45ごろになり、日帰りは14:30まで(この前調べたときは15時だった)でしたが、快く受け入れていただきました。ありがたい。


温泉は広い大浴場の内湯と日本庭園を眺める露天風呂の2種類。やや濁りのお湯で源泉かけ流し。とろっとした入浴感でなるほど上品。包まれるような感じで別格の泉質でした。素晴らしい。
ここは泊りで利用したいなあ。(オフシーズンはわりとリーズナブルな価格でした

f:id:kita0525:20201103173816j:plain


なお、この辺りが補給ポイントになるので買い物や食事はここですませておくといいです。


さて、ここから両津港方面へと移動するんですが、路肩がほぼない追い越し禁止の対面通行のためなかなか思うようにペースがあがりません。走れる歩道はあるけど凹凸があったり切れていたり・・・。幹線道路のルートはかなり走行に気を使います。

 

日没ギリギリのところで加茂湖の高台にある温泉地、椎崎温泉の宿「ホテルニュー桂」に到着。オーシャンビューの部屋だとこんな感じの眺めになると思います。(田んぼ側だった)

f:id:kita0525:20201103173930j:plain


部屋は古い感じでしたが、館内は綺麗めでした。だが、部屋に茶菓子がない・・・(深い悲しみ)

温泉は加温、循環、消毒ありで泉質はそれなり。他の温泉が良すぎましたね・・・。
地元の人が日帰りで利用しているのかかなり混んでいました。
本館の地下は内湯が2つありますが、もともとは男女で分かれていたようです。
別館には小さめの円形のローマ風呂っぽい浴槽と露天風呂がありますが、この円形風呂、洗い場が近いので位置取りが悪いとシャワーが被弾します。設計ミスじゃなかろうか・・・。
別館風呂の入口と本館のロビーで無料でお水が飲めるのはいいサービスだと思います。

 

素泊まりにしたので、ひとっ風呂をあびて飲めるところを探すのですが近くに飲食店が集まるエリアがないため、両津港付近まで行くことになります。徒歩だとちょっと遠い。(考えてなかった)
何軒か見回ってピンとくるものがなく、落ち着いて飲めそうな店「佐渡隠房 伊麻里」にしました。
民芸風の店内で客は自分ひとり。。。とたんに不安になります。

f:id:kita0525:20201103174933j:plain


カウンターでサシはちょっと居心地が悪いのでテーブル席に座らせてもらって、まずは冷酒を注文。

 

f:id:kita0525:20201103175027j:plain


そしてここの店、決まったメニューは無く店のおばさんが適当にオススメをあげてもらって注文するスタイル。
お通しはだし豆腐(美味しい)で、卵焼きと鱈の味噌焼きを注文。

 

f:id:kita0525:20201103175127j:plain

卵焼きは甘い味付けで淡麗な酒との相性が良くなかなかいけるおつまみでした。


そして2回目のおばさんのオススメは枝豆とばい貝。枝豆って一番先じゃないの・・・? この店はランダムシステムを採用しているのかもしれません。
枝豆は断ってばい貝を注文。

 

f:id:kita0525:20201103175212j:plain

これが実に美味い。大当たりでした。

 

そしてひととおり食べ終わる頃に鱈の味噌焼きが到着。

 

f:id:kita0525:20201103175245j:plain

ちょっと焦げていましたが身はふっくらで甘めの味噌がばっちりあいます。


一通り飲み食いして2700円。味も良いし妥当なお値段かなと思います。
一人飲みには面白いミステリー居酒屋、いい体験をしました。
最後は近くの寿司屋で〆て満腹。


翌日に続きます。

 

【結果】

f:id:kita0525:20201103191556p:plain

f:id:kita0525:20201103191604p:plain

 

20201008-10丹後半島の旅(2/2)

10/9
翌朝。
祈るようにカーテンを開けると、雨の降っている形跡はなし。
予報を見ると午前中は曇りのようでした。
とりあえず行ってみるか!

 

ちなみには朝食はホテル併設のカフェだったんですがトーストが生焼けでした。無くても良かったな・・・。

 

車はネット予約できるタイムズの駐車場がすぐ近くにあったのでそこに駐車しました。
1日あたり300円と激安。

f:id:kita0525:20201011195656j:plain

 

西舞鶴から天橋立まで電車で輪行し、午前9時ごろ出発。

f:id:kita0525:20201011195730j:plain

荷台の荷物がうまく固定できなくて何度かずれ落ちたりしたので今後の改善点だなあ。

 

天橋立名物の松の並木道(自転車通行可)を通り、伊根まで移動。

f:id:kita0525:20201011195849j:plain


道中はアップダウンが少なかったのでスムーズに到着し、ゆっくりと伊根の町並みを楽しみました。

f:id:kita0525:20201011200007j:plain

f:id:kita0525:20201011200027j:plain

f:id:kita0525:20201011200129j:plain


舟屋から除く海が額縁に収まったような感じでとても良かったです。

 

f:id:kita0525:20201011200201j:plain

造り酒屋もあったんだなあ。

 

さて、伊根から先は丹後半島を周るコースとなり、かなり登りが多い厳しい移動となりました。
無理して自転車こぐより歩いたほうが体力消費しないので、きついところはだいたい歩きました。目的地は宿のある間人(たいざ)地域なんですが、補給ポイントがあまりないのでほぼ休憩無し。

f:id:kita0525:20201011200555j:plain

f:id:kita0525:20201011200639j:plain


まあ、絶景ポイントは随所にあるので楽しい道のりだと思います。(網野方面からのほうが楽?)
へろへろになりながらなんとかたどり着きました。
お昼がわりに道の駅「てんきてんき丹後」でサザエとアカモクのご飯を購入して食べました。

f:id:kita0525:20201011200738j:plain

 

ちゃんと磯の香りがするのでなかなかいけます。冷凍食品ですが店内でレンチンできるのでその場で食べられます。
なお、ここは地域共通クーポンに対応してたのでさっそく使いました。

 

宿はここからすぐの「はしうど荘」です。

日帰り温泉施設に宿泊施設がくっついたタイプで公営施設を業務委託で経営しているのか、接客はいまひとつな感じ。

f:id:kita0525:20201011200850j:plain


また、受付で地域共通クーポンのことを聞いたら勘違いしていたようでもらうまでにひと悶着あったり。(事前に調べていたので説明したらなんとかなった)
じゃらん予約は紙クーポンなので対応可だったんですが電子クーポンタイプは対応不可とのこと。
そもそも電子クーポンは使えるところがあまりないので予約会社がどちらのタイプなのか注意が必要です。(ヤフーやるるぶは電子クーポン)


15時にチェックインしてすぐさま温泉へ。一番乗りで貸し切り状態でした。

f:id:kita0525:20201011200958j:plain

f:id:kita0525:20201011201021j:plain


内湯と露天があり、露天は海が眺められていいんですが夜間は虫に刺されるのか不人気のよう。
そして入り口の戸の滑りが悪くて固いです・・・。
消毒強めで加温循環ろ過あり。朝こそフレッシュな感じはあるものの全体的に泉質はいま一つな感じでした。

f:id:kita0525:20201011201341j:plain


なお、15時30分ぐらいから地元の人がやってきて営業終了まで人が絶えることがないのでゆっくりしたい人には不向きかもしれません。朝の入浴も6~8時までだし。

 

夕食まで時間があったので間人の町をぶらぶら。

 

f:id:kita0525:20201011201514j:plain

途中、地元のスーパーでローカルな牛乳を買って飲みながら。さっぱりした味の牛乳です。

f:id:kita0525:20201011201706j:plain

f:id:kita0525:20201011201725j:plain


いい感じの港町でした。

 

夕食はちょっと贅沢に白いかプランにしましたが、あまり質が良くない・・・下手すれば冷凍ものかも。まあ、そこまで期待してはいなかったのでそれなりということです。ただ、基本料理にプラスされるらしくお腹がはちきれそうになりました。

 

f:id:kita0525:20201011201858j:plain

f:id:kita0525:20201011201911j:plain

f:id:kita0525:20201011201933j:plain

f:id:kita0525:20201011201955j:plain


隣でカニまるごと一杯食べてた人いたけどよく食えるなあ。

 

 

そんなこんなで宿はちょっとはずしたかなという感じはありましたが、おおよその目的は達成できたので良かったです。

f:id:kita0525:20201011202106p:plain

f:id:kita0525:20201011202117p:plain

※寄り道なども含む

f:id:kita0525:20201011202338p:plain

 

 

【蛇足】


翌日は宿の車で網野駅まで送ってもらって、久美浜温泉湯元館に寄ってきました。(写真なし)
地図上で最短のフルーツラインというところ通ったら峠越えみたいなルートで大変キツかったので今後のルート選びは地形図見てから決めようと思います。

なお、湯元館は広い露天風呂にお湯を掘り当てた人の銅像が鎮座している面白いところです。お湯はさっぱり系。源泉かけ流し系で泉質はまずまずですがおそらく消毒剤は入れてると思います。内湯も露天も熱めなのでゆっくりつかれないのがちょっと残念でした。

f:id:kita0525:20201011202544j:plain


イメージ通りかは不明ですがランチセットはお得なのでこっちを狙うといいかも。(日帰り入浴は600円です)


帰りは小天橋という駅から輪行しましたが、道がなだらかで帰りは楽でした。
電車の時間が予想以上に早くてあたふたして輪行袋に入れるのが中途半端になったり
ベンチに荷物の一部を置き忘れてたり(乗客が指摘してくれて回収できた)してドタバタしましたがなんとか無事旅が終わって良かったです。

 

f:id:kita0525:20201011202700p:plain

f:id:kita0525:20201011202820p:plain

 

見えた課題点は改善して次の旅に望みます。たぶん近いうちに。

20201008-10丹後半島の旅(1/2)

折り畳み自転車買ってからまだ輪行旅していなかったので丹後半島に行ってきました。雪降る時期になったら来年になっちゃうし。

 

1周間前に天気をチェック(週間天気予報)したときは晴れ予想でやったぜ!
と、思ってたんですが
突如台風14号が発生し予報は一気に悪化。

曇りから雨、場合により荒天という状況に。

直前になってキャンセルしたらキャンセル料かかるし、最悪の場合車で回ろう。
という悲観的な気持ちで旅へ・・・

 

 

10/8


自転車を車に乗せて舞鶴まで移動します。
天気は予報どおりの雨。
基本的には順調に進んでいましたが、途中で事故のためほっそい迂回路を通る羽目になりました。
事故で自動車が道路の真ん中で立ち往生したらしいです。


そして「若狭フィッシャーマンズワーフ」(小浜市)に立ち寄り昼食をとる予定だったんですがわらじカツで有名な「こだま食堂」がなんと定休日。確認ミスでした。

 

若狭フィッシャーマンズワーフ内にも食事処や刺し身などを買って食べるイートインスペースはあるんですが、どれも割高なのでここでは夕食用の焼き鯖寿司だけ買って、ファミレスに行くことにしました。

 

f:id:kita0525:20201011175311j:plain

 

地元にはないチェーン「トマトオニオン」の弾丸ハンバーグ。
粗挽きで肉感あるしジューシーでGood。カレーと2種類のスープバーも食べ放題です。
ステーキ食べ放題とかもやっていたのでがっつり系ファミレスみたいでした。
アプリで当日使えるクーポンあったのでアプリ入れて使おうと思ってたら「注文時」提示だったようで
会計時に「これ(クーポン)使えないっすよね?」と言ってみたらなんとオーダーを作り直してくれて適用してもらえました。ありがとうございます。
ささいなことですが、これだけでもとても気持ちがあがります。

 

小浜を過ぎ、肌寒い日だったので時間調整をかねておおい町の「あみーシャン大飯」に立ち寄り湯。名称の意味はよくわかりません。

 

f:id:kita0525:20201011175526j:plain


利用料金はなんと300円。浴場へはエレベーターで上がります。

 

f:id:kita0525:20201011175615j:plain


外観からわかるようにここは展望風呂となっているのです。原発マネー?の恩恵なんでしょうか。
ただし、見えるのは田んぼくらいです。


お湯はぬるめに温度調整されていて、ゆっくりつかれました。高齢者が多いのでその配慮でしょう。
また、成分表では濃いめの塩化物泉なんですが加水(加温)しているのかも。
お湯の状態は悪くなく、湯上がり後もしっとり保湿感があったので高評価。近くには道の駅併設の温泉もありますが間違いなくこちらのほうがおすすめです。

※分析表ピンぼけのため掲載できず

 

 

そして舞鶴に到着。宿は西舞鶴駅近くの「プラザホテル舞鶴」にしました。
チェックインして例の地域共通クーポンをゲット。(予約したじゃらんから発行されたQRコードは使いませんでした)

と、ここで客室に入って2回目のミスが発覚。臭い。
確認すると喫煙部屋で予約してました。(タバコ吸わない)
フロントで部屋変えられないか聞いてみましたがあいにく満室(!)で不可でした。
まあ、消臭スプレー貸してもらってなんとかなったので良かったです。

 

夕方になって雨があがったのでここぞとばかり自転車でちょっと買い物へ。
品揃えのいい「山下商店」で地元の日本酒をゲットし、4号瓶を荷台にくくりつけて帰ってきました。
で、ここで買った日本酒「加佐一陽」が甘口ですっきり系というばっちり好みにあうタイプでとてもうまい。

f:id:kita0525:20201011181311j:plain


焼き鯖寿司と一緒にいただきました。たまにはこういうのもいいよね。

鯖は苦手なんだけど(焼き)鯖寿司にすると特有の臭みが無くなって別腹で食べることができます。酢がポイントなのかな。鯖が嫌いな人も機会あればチャレンジしてみて下さい。

 

明日は雨が降らないことを期待して早めに就寝。

(つづきます)

200926-0928吉川温泉とか紀伊見荘とか高野山とか

27日の関西コミティアに参加するついでに
ちょっと小旅行してきました。

 

都合のいいことに木金と大阪出張だったので金土に大阪に連泊。
Gotoキャンペーン併用で大手ビジホも2000円台という破格の値段となっていました。
コロナのことも考えて基本的にはビジホにこもりっきりだったのですが、土曜日は郊外へおでかけしてきました。

 

新大阪から高速バスで50分ほど。吉川ICで降りて徒歩10分のところにある「吉川温泉よかたん」です。Googlemapで調べていたとき炭酸泉という情報が出てきたのでその調査にやってきました。

 

f:id:kita0525:20200928231525j:plain


なお、ここは道の駅のような施設も併設されているので駐車場はいっぱい。酒米で有名な「山田錦」の故郷ということもあって地場産の山田錦を使用した日本酒がずらりとならんでいました。
いろいろ迷って最終的にDragonforce...もとい龍力の限定品をチョイス。

やや辛口で飲み口のインパクトはありますが、後味はすっと切れておだやかに香るタイプの日本酒でした。杯が進む系かな。

 

f:id:kita0525:20200928231556j:plain


さて、肝心の温泉施設ですが入浴料は700円。再入場が可能な900円のやつもあります。食事処もあって休憩コーナーで食べられます。風呂の設備はかなり充実していて、内湯は透明な湯と源泉風呂、サウナに水風呂、外はひろく露天の源泉風呂に壺湯、滝を模した透明な露天がありました。
寝転んで外気浴できるところもあって長期戦も余裕。

 

源泉風呂は内湯だと塩素消毒の匂いが気になりやすいので露天がいいでしょう。
成分は濃く、塩辛いにごり湯で炭酸カルシウムの析出物が多く付着しています。


これは本物だ。


ただ、源泉の温度は低いため加温されていて浴槽内の炭酸成分はかなり抜けているようです。肌への泡付きもなし。
注ぎ口からボコボコ音が聞こえるし、近くkでは炭酸飲料を開けたときの匂いもするので量は少なくないと思うのですが・・・
大人気施設のため浴室内の分析書はとれなかったので足湯の分析書を確認すると・・・

 

f:id:kita0525:20200928232001j:plain

(高いところにあったので見づらいです)

あれ、成分少ない?
と思ったら10倍希釈した温泉水を使用しているらしい。透明な湯の正体はこれだったのか。

 

大阪からわざわざ来るほどでは無い感じでしたが、途中立ち寄るくらいならいいんでないでしょうか。体に負担がけっこう来るので湯上り後は猛烈に眠くなりますが。

 

 

翌日は関西コミティア

 

f:id:kita0525:20200928232249j:plain


コロナ禍での開催とあってちょっと手探り状態でしたが、意外にも盛況でよかったです。

 

 

月曜日は有給をとっていたので関西コミティア後に、今日の宿へ向かいます。
地下鉄から南海電鉄へ乗り継いで大阪市内から40分ほど。山の中に入ってきました。紀見峠駅で下車。高台にある「紀伊見荘」が今日の宿です。

 

f:id:kita0525:20200928232347j:plain

 

けっこうな急坂なのでカートとか引きながらだとつらいかも。(連絡いれれば送迎もあるようですが)

 

ここに決めた理由。それはまず温泉。
ph9.1のアルカリ泉ということで前々から気になっていたところでした。
部屋は昔ながらのチェーンキータイプですがリフォームされていてとても綺麗。そこそこ高級な宿でも通用します。眺めは山と鉄道。鉄っちゃん歓喜

 

f:id:kita0525:20200928232421j:plain

 

温泉は男湯と女湯の内湯が1つずつ。コロナ対策で外気が入っていたので半露天のような感じでした。お湯は軽いけどしっかり塩素消毒臭。肌ざわりはキシキシと突っ張った感じ。消毒剤による影響なのだろうか・・・。ぬるとろ感を期待していただけに残念でした。


湧出量が少ないのか加温循環されていて、夜より朝のほうがやはり鮮度はいい感じです。あらためて分析書を見てみると・・・

 

f:id:kita0525:20200928232502j:plain


温泉じゃない?

と思いましたがなんとレア成分のヨウ化イオンの基準で温泉になっているという妙にレアな泉質でした。

泉質は単純泉なので塩素消毒の影響が大きいみたいです。

なお、泉質は残念でしたが夕食はかなりハイレベルだったことを付け加えておきます。温かいものを作りたてて出すのに加え、計算された味付け、普通に料亭レベルです。これで一泊二食1万ちょっと(Gotoやクーポン使って7000円くらいになった)と考えると下手に安宿に泊まって外食するよりもコスパは高いです。豪華な一人飯するために訪れるのもかなりアリです。
(茶碗蒸しと赤だしだけはちょっと異議を申し立てたいところはありましたが※好みによる)


f:id:kita0525:20200928232618j:plain

刺し身(鮮度良)となます(うにと柿あえ)

 

f:id:kita0525:20200928232643j:plain

水茄子とホタテのグラタン。たぶん白味噌入れてる

 

f:id:kita0525:20200928232833j:plain

天ぷら。熱々でサクサク。

 

f:id:kita0525:20200928232901j:plain

豚きのこ鍋。イチオシ。きのこの香り、旨味、豚の旨味の相性そして柑橘の味を強めにしたポン酢タレがよく合う

 

f:id:kita0525:20200928233103j:plain

茶碗蒸し。鳥肉入りで甘く濃いめの味付け(薄口出汁の茶碗蒸しが好きなので・・・)

 

f:id:kita0525:20200928233229j:plain

締めのご飯ものと汁。赤だしはちょっと強すぎる・・・。他にデザート。

 

なお、朝食はビジホレベルでちょっと期待外れでした。できあいのものばかりで質素・・・。

f:id:kita0525:20200928233422j:plain

 

翌日は高野山へ。二度目なので極楽橋駅からケーブルカーを利用せずに歩いてみました。

f:id:kita0525:20200928233538j:plain

f:id:kita0525:20200928233628j:plain


登り坂を50分ほど歩いて高野山の入り口に到着。マスク外して野鳥の声と水の音聞きながらなのでいいリフレッシュになると思います。


なお、高野山は月曜で大半の店が閉まっていたり入ろうと思っていた霊宝館が臨時休館していたりと残念な結果でした。
お昼がわりにお菓子屋のごま豆腐たべたらほんのり甘くて完全に和スイーツでした。

f:id:kita0525:20200928233702j:plain

 

高野山行くならさらに先の龍神温泉と熊野本宮もセットで訪れるのがおススメです。

 

 

 

 

200725-26奥能登の旅

7月末までの石川県民宿泊割引を使って能登に行ってきました。

輪島や珠洲は県民からしてもふらっと行くにはちょっとした距離なので良い機会。

 

<25日>

 

朝方出発して、昼過ぎには輪島市に到着。前日の天気予報では大雨とか出ていたせいか観光客はまばらでした。結局、昼過ぎまでは曇りで雨もなくベタ凪だったんですが。

朝市はとっくに店じまいしているので、お昼は輪島市から少し離れたにある「とね」という店でいただくことにしました。

 

f:id:kita0525:20200729230357j:plain

f:id:kita0525:20200729230414j:plain

 

新しい店でめっちゃオシャレな建物でした。静かでゆったりした雰囲気。

 

f:id:kita0525:20200729230530j:plain

 

お目当てはふぐの天丼。輪島へ行ったらふぐを食べるべきです。全国でも一二を争う漁獲量のようで。

ふぐは鍋や刺し身だけではなく、天ぷらや唐揚げにするとふわっふわっの食感になり上質な鶏肉のような感じとなります。一度味わったらもう病みつきです。

御膳(定食セット)にすると小鉢に〆ふぐのタタキがついてきます。よい身の締りでなかなかの絶品。追加で食べたかったけど単品はないようで・・・。

お店の入り口に冷凍品がありましたが、さすがに持って帰れないので断念。

 

食後、輪島市方面に戻り、かねてから泉質が良いと聞いていた「ねぶた温泉」に立ち寄りました。ここは高級旅館「能登の庄」のお風呂の一部を日帰りで提供しています。

 

f:id:kita0525:20200729231255j:plain

f:id:kita0525:20200729231236j:plain


良い時間帯だったのか、入ったときは貸し切り状態でした。

f:id:kita0525:20200729231426j:plain

ドバドバと掛け流される源泉(加温)は鮮度もよく、極上のぬるぬる泉質。

なんとPH10の強アルカリ性で、薄い単純泉となっています。

ぬるめで優しく体を包む感覚は至福というしかない素晴らしさ。

奥には小さな露天風呂もありますが、すぐ横に道路があり車の通る音が聞こえるためやや風情には欠けるところはあります。

 

f:id:kita0525:20200729231749j:plain

能登に来たらマストで寄るべき良泉でしょう。高評価。

 

入浴後、外に出ると雨が降ってきていたので今夜の宿、民宿「田崎荘」へ。

珠洲市の名所、見附島(軍艦島)のすぐ近くにあります。

 

f:id:kita0525:20200729232156j:plain

 

田崎荘は民宿というにはわりと部屋数が多く、大浴場もあります。

温泉分析書がありますが、宿の説明書きには地下水と書いてあったりどっちだ?

(浴感はベタっとするので塩化物が含まれているみたい)

ねぶた温泉の後だとなおさら普通に風呂だって感じでしたね。

f:id:kita0525:20200729232553j:plain

f:id:kita0525:20200729232605j:plain

 

さて、夕食は魚を中心とした料理。名物らしい海藻のしゃぶしゃぶがありますが、やけに量が多くて飽きる・・・(そんなに味しないし)

スタンダードなプランの料理では美味しいと感動するレベルではなかったですね・・・都会から来る人なら違うんだろうけど。

一番がっかりしたのは日本酒が一種類だけしかなかったこと。しかも普通に買える銘柄。案内書きで「宿の主人は酒好きで旨い酒について聞いてください。ここでしか飲めない銘柄も~」とあおってきた結果がこれ・・・

まあ、普通に美味しい酒なんですけどね。

 

f:id:kita0525:20200729232734j:plain

ご飯は自分でよそうスタイルで、宿の主人がしゃぶしゃぶの鍋の火をチェックしつつ「そろそろいいよ」とか「早くしないと消えるよ」と鍋奉行をしていたのがなんか面白かったなあ。

 

食後、コンビニに行くついでに周辺をお散歩。古い商店街のとおりにシブい温泉銭湯がありました。(宿の門限がありそうだったので入浴断念)

f:id:kita0525:20200729233638j:plain

 

<27日>

 

この日は午前は曇り、午後から雨という予報だったので先日購入した折りたたみ自転車のテスト走行を兼ねて奥能登サイクリングすることにしました。

鉢ヶ崎の公園に車を止めてスタート。海岸沿いにぐるっと回りました。

平地では難なく走ることができますが、タイヤの径が小さいためか路面に大きく影響を受けます。何より坂道が鬼門。下りは天国ですが上りは地獄。ゆるやかに長く続く上りは心が折れるくらいの地獄。急な坂道は軽いギアだと全然進まないし降りて自転車押して歩いたほうがいいという結論に達しました。軽くて負担にならないし。

これを難なく走破する自転車乗りの脚力は化け物か・・・

 

f:id:kita0525:20200729234528j:plain

f:id:kita0525:20200729234545j:plain

f:id:kita0525:20200729234612j:plain

 


木ノ浦ビレッジ(超急坂)の先にある「二三味珈琲」という有名らしい?カフェで休憩して折返しました。このカフェもゆったりして居心地がいいところでした。

ランチもやっているようでスパイスカレーらしい匂いも。

 

f:id:kita0525:20200729234845j:plain

f:id:kita0525:20200729234902j:plain

 

走破ログ。

Geotrackerというアプリを使ったんですがいい感じでした。

Googlemapにも取り込めるし。

ガクっと速度が落ちているところは上り坂です。

 

f:id:kita0525:20200729235122p:plain

f:id:kita0525:20200729235136p:plain

 

なんとか返ってきて、遅めの昼食はご褒美の天然岩牡蠣

黄金岩牡蠣といってブランド化されています。値段は貼りますが肉厚で大きく美味しいです。(すぐになくなる)

レストラン浜中というところで、牡蠣丼で食べました。

出来上がるまでにかなり時間を要するので注意。(かぼちゃや芋のせい)

 

f:id:kita0525:20200729235834j:plain

f:id:kita0525:20200729235848j:plain

f:id:kita0525:20200729235903j:plain

 

今後も折りたたみ自転車を活用した旅をしていきたいところです。

20200620-621湯屋温泉(2/2)

翌朝。
朝からいい天気で、カーテンを閉めずに寝たので明るさで6時に目が覚めてしまいました。
朝食は8時からなので二度寝してからゆっくり朝風呂へ・・・。

 

 

朝食は名物の温泉粥に定番の朴葉みそ、お味噌汁、川魚をカリカリに焼いたもの、だし巻き卵となすの揚げ出し、そしてご飯。粥があるのに一合ほどあります・・・さすがに完食は無理。
お粥は鉄臭さは無くマイルドな味で普通に食べられます。胃腸にも良いようです。なお、温泉粥は地域のお土産としてレトルト商品にもなっています。

f:id:kita0525:20200622230513j:plain

※写真は翌朝のメニュー。あまごの甘露煮と目玉焼き、切り干し大根とメニューが変わっていました。

 

 

朝食後、近くにあるがんだて峡まで行き、滝巡り。
この辺りは滝巡りを観光の目玉としていて、初心者から上級者までレベルに応じた滝めぐりコースがあるようです。(※中級者以上はガイド申し込みが必要)

 

f:id:kita0525:20200622230602j:plain

※がんだて峡。見事な柱状節理の巨岩

がんだて峡のあたりは遊歩道があるので特に山歩きの装備でなくても可能で、滝の脇を階段で登っていくので迫力があります。(その分登りが多いですが)

 

f:id:kita0525:20200622230712j:plain


滝を過ぎると分岐があり、車道に戻るルートと溶岩でできた台地を散策するルートがあります。せっかくなので後者を選択(左手)。

f:id:kita0525:20200622230811j:plain

 

最初の登りを過ぎるとあとはなだらかで歩きやすい道なので、鳥のさえずりを効きながら木立を散策するいいお散歩コースになっています。

 

f:id:kita0525:20200622230936j:plain

ただ、熊が出るようなので追い払う用の鐘(のようなもの)があったりします。カエルの鳴き声がする湿原「どんびき平」を過ぎるとさらに奥に進む根尾の滝へのルートがありましたがロープで封鎖されていました。豪雨の影響で復旧中のため根尾の滝方面へは立ち入り禁止のようです。残念。

 

f:id:kita0525:20200622231048j:plain

※どんびき平 どんびきとは蛙のこと

 

f:id:kita0525:20200622231139j:plain

※根尾の滝方面は封鎖


ゆっくり回っておよそ2時間の散策でした。

 

 

ひと汗かいたので近くの「ひめしゃがの湯」へ。
ここはこの地域で唯一日帰り温泉が体験できる施設なので寄ってみました。

 

f:id:kita0525:20200622231317j:plain


施設は新しくて綺麗(とくに休憩室)で、風呂の種類も豊富で源泉の風呂をサウナの水風呂がわりに使用しているところが評価できます。

 

f:id:kita0525:20200622231609j:plain


源泉の温度は20度くらいなので水風呂初心者にもやさしいですが、サウナ―にはちょっとぬるいのかもしれません。二酸化炭素の成分は奥田屋よりも少なく、源泉は同じく肌への泡付きはありませんが、内湯の加温の温泉はしっかり泡が付きます。なぜ?

 

(参考)奥田屋の分析書

f:id:kita0525:20200622231521j:plain


後で調べてみたところ、特別な加温装置を導入しているらしく、投入も浴槽内(外気に触れさせない)なのでこの泡付きを実現できたのでしょうか。加温で抜けた炭酸ガス自体も浴槽内に入っているし。泡のシュワシュワ感を天然の温泉で追い求めるのはなかなか難しいことなんだなあ・・・。(そもそも炭酸泉自体レア)

 

また、ここは食事処も併設しているのですが、休日でかなり順番待ちが発生していたのでパス。

 

f:id:kita0525:20200622231744j:plain


「道の駅はなもも」まで戻ってきて喫茶コーナーの「にんにくチャーハン」を昼食にしました。
う~ん、ちょっと塩辛い・・・(山の地域あるある)
名物のみたらし団子は買いに行ったらちょうど売り切れてました。なんてこったい。

 

 

再び宿に戻ってきてチェックイン前の静かな時間、貸切状態の温泉を堪能。
これが連泊の特権ですね。

 

 

さて、夕食です。今回は念入りにお店を調べました。
そして上呂駅近くの「大安食堂」に決定。湯屋温泉からはちょっと離れていますが
今更そんな手間を惜しむことはナンセンス。

 

f:id:kita0525:20200622231850j:plain

 

6時過ぎに着くとテーブル席は見る限り埋まっていて、自分の前に6人のグループがいてちょっと待つのかなと思いましたが、すんなり席が空いて着席。
会議机のようなテーブルに卓上コンロが鎮座し、安いパイプ椅子と昭和の食堂感。
ここの名物らしい豚ちゃんにやきそばプラスで単品オーダー。定食にするとご飯と味噌汁がつきますが食べ過ぎになりそうなので。

 

f:id:kita0525:20200622231909j:plain


待つことおよそ2分。具材が入ったフライパンが到着。よく焼いて食べてとコンロでお好み加減に整えてから食べるスタイルのよう。麺がこげつきそうだったのでほどほどに焼いたら火を止めたんですが、他のテーブルは火はつけたままこげついた麺をはがしながら食べているようでした。おこげ的なやつなんだろうか?


甘辛のタレにつけこんだ豚肉はしっかり味がついていてやきそばと絡めると最高の相性。
これ普通のやきそば超えてる。しかも650円(やきそば+100円)なので安い。
まさに「こういうのでいいんだよ」飯で大勝利。
飛騨最強のファーストフードといってもいいでしょう。ビールと一緒につまめたら最高だろうなあ・・・。

宿に戻って日本酒で晩酌をして最高の状態で有終の美を飾ることができました。

 

 

 

ちなみに翌朝帰る前に飲泉場の源泉をペットボトルにつめて持ち帰りましたが
家に戻ったときには若干気がぬけて酸化で濁ってきていたので鮮度が重要なようです。

f:id:kita0525:20200622232153j:plain

 

 

3密を避けたアフターコロナのリフレッシュには最適なところだと思うので
避暑がわりに利用してみるといいんじゃないでしょうか。

 

f:id:kita0525:20200622232227j:plain

 

20200620-621湯屋温泉(1/2)

ようやく更新再開です。


コロナ騒動が一応ひと段落したこともあり、久々の旅行となりました。
もともとは補助金が出る県内旅行をしようと思っていたのですが、申し込み殺到で予定日に間に合わなさそうだったので急きょ県外旅行に切り替えました。
(補助使わずに県内旅行するとなんか損した気分になるので)

 

行先は岐阜の湯屋温泉。夏に行こうと思っていたレア泉質「炭酸泉」の温泉地です。

石川から自家用車で岐阜に抜ける場合、白山白川郷ホワイトロードを通るのが一番速いのですが、今年は路面崩落のため、石川から岐阜への通行はNG。
そのため、往路は福井まわり、復路は富山まわりのルートにしました。どうせならぐるっと一回りでね。

 

f:id:kita0525:20200622225415j:plain

山道は信号が少なく快調に進み、お昼ごろに明宝の道の駅に到着し昼食。
駐車場はいっぱいで食事処も混雑していたので、おにぎり屋で南蛮みそと山椒(期間限定)のおにぎりと明宝ハムのハム天串をテイクアウト。
明宝ハムの天串はまあハムだよねってことで予想どおりの味。おにぎりは柔らかく美味しいお米で特に山椒がGood。口の中を清風をかけぬけるような山椒の清涼感は暑い時期にぴったり。

 

 

そして下呂市に入ったので、せっかくなので下呂温泉にも立ち寄り。公衆浴場?の「幸の湯」は昔ながらの昭和レトロな銭湯スタイルの温泉。

 

f:id:kita0525:20200622225520j:plain


内湯は鮮度のいいお湯がかけ流されていて下手な日帰り入浴より断然泉質は良いかと思います。もっとも、地元民にはサウナ+水風呂が人気のようでしたが。アルカリ性単純泉のぬるとろ温泉はいいぞ。

 

 

その後湯屋温泉に向かい、宿泊先の「奥田屋」に到着。15時ごろだというのに駐車場にはすでに先客が3組いました。

 

f:id:kita0525:20200622225603j:plain

※この建物の裏に本館があります

また、入り口には飲泉場もあり、備え付けのコップでのむとチリチリと微炭酸を感じます。

f:id:kita0525:20200622225726j:plain

 

この奥田屋は湯屋温泉の開祖の子孫が営む宿で、300年以上の歴史はありますが格式ばったところは無く
一人宿泊や湯治宿泊も受け入れてくれるところです。というか他の宿は一人じゃ予約できない。。。(おひとりさまNG)
施設は老朽化しているところが多いのは事実ですが、ここの売りは何といっても温泉。源泉かけ流し(およそ15℃の冷泉)風呂に熱交換で加温したぬるま湯を備えています。(源泉風呂は男湯のみ)
炭酸泉は加温すると炭酸が抜けてしまうので、源泉そのままはベスト、加温も直接沸かしてしまうと源泉の良さが失われる場合もあるので泉質は間違いないと確信していました。

 

f:id:kita0525:20200622225816j:plain

 

客室は渓流に面したこじんまりとした作りで、ごうごうという流れの速い渓流の音がよく聞こえます。
目の前には橋がかかり、その先にはサイクリングロードがあるみたいですが、草木が生い茂っていました。


一点、大きな問題があるとすれば壁が薄いことで隣室の話し声がよく漏れてきます。
また、部屋の冷蔵庫はとても古くてコンセント抜いてあったので冷蔵庫を使う場合は入り口左手の自炊場の冷蔵庫使うといいかも。
自炊場は入り口とフロントの真横なので自炊で使用するにはちょっとためらいますが・・・
(レンジや洗濯機も置かれていました)

 

 

さて、部屋に荷物を置いたらさっそく温泉です。
男湯は地下にあり、6時~23時まで。24時間使えないのがちょっと残念ですが炭酸ガスが多いと夜間に事故が起きるとまずいからでしょうか。

 

f:id:kita0525:20200622225856j:plain

f:id:kita0525:20200622225915j:plain


入口の前には加温のぬるま湯、その奥には鮮やかな赤褐色の源泉風呂があります。源泉風呂に入るにはおのずと手前のぬるま湯を通っていくことになりますが、もともとは別々の浴室だったものを壁で取り払って一室にしたからみたいです。


ぬるま湯は薄い黄土色で肌への泡付きは確認されず。はて、と隣の源泉風呂でも試してみてもおそらく肌に泡はつかない様子(そもそも濁っているので確認しづらい)。

おそらく湯が浴槽から離れた位置からかけ流されているため、浴槽に入る前に過飽和の炭酸が抜けているのではないかと思います。実際源泉口からは時折ボコッという破裂音がします。(おそらく炭酸ガス)。

 

f:id:kita0525:20200622225956j:plain

 

湯は鉄と少し硫黄を感じる匂いで成分はかなり濃いです。
源泉風呂から再びぬるま湯に戻ると、ここである変化が。
肌にチリチリと刺激を感じます。なんだこれ!?(初体験)

 

あと、源泉風呂がまんま水風呂なのでクールダウンにはよく効きます。
なお、成分が濃く色がつきやすい温泉なので白物の下着は色移りに注意。
成分で肌がべたつくのが気になるならシャワーで洗い流してから出てもいいかも。
湯上がり後はほどよい脱力感で全身マッサージ後のようです。

 

 

さて、夕食は無しのプランだったので、車で近く(といっても8kmほど先)の「ひのきや」というお店へ。
暖簾おりてるのに準備中の看板が出ていてアレ?と思って中に入ったらどうやら予約でいっぱいだから準備中としていた模様。わかりにくい・・・。

 

幸い、一人なのでカウンターで食べることができました。
朴葉みそも飛騨牛もありきたりだなーと思ってメニューを眺めていたら「みそ天」というローカルフードがあったので頼んでみることにしました。

 

そして来たのがこれ。

 

f:id:kita0525:20200622230051j:plain


ネギを味噌を練りこんだ小麦粉に入れて揚げた?といったやつでしょうか。
味噌とネギが香ばしいのはいいんですが、いかんせん味が単調なので味変オプションがないとこの量ではさすがに飽きました・・・。
面白かったですが夕食としてはちょい外したかな。

 

宿に戻ってまた温泉の源泉(冷泉)をつかろうとしたけど冷たすぎてギブ。

秋や冬の時期でもこれをものともしない人がいるのだろうか・・・。