7月末までの石川県民宿泊割引を使って能登に行ってきました。
輪島や珠洲は県民からしてもふらっと行くにはちょっとした距離なので良い機会。
<25日>
朝方出発して、昼過ぎには輪島市に到着。前日の天気予報では大雨とか出ていたせいか観光客はまばらでした。結局、昼過ぎまでは曇りで雨もなくベタ凪だったんですが。
朝市はとっくに店じまいしているので、お昼は輪島市から少し離れたにある「とね」という店でいただくことにしました。
新しい店でめっちゃオシャレな建物でした。静かでゆったりした雰囲気。
お目当てはふぐの天丼。輪島へ行ったらふぐを食べるべきです。全国でも一二を争う漁獲量のようで。
ふぐは鍋や刺し身だけではなく、天ぷらや唐揚げにするとふわっふわっの食感になり上質な鶏肉のような感じとなります。一度味わったらもう病みつきです。
御膳(定食セット)にすると小鉢に〆ふぐのタタキがついてきます。よい身の締りでなかなかの絶品。追加で食べたかったけど単品はないようで・・・。
お店の入り口に冷凍品がありましたが、さすがに持って帰れないので断念。
食後、輪島市方面に戻り、かねてから泉質が良いと聞いていた「ねぶた温泉」に立ち寄りました。ここは高級旅館「能登の庄」のお風呂の一部を日帰りで提供しています。
良い時間帯だったのか、入ったときは貸し切り状態でした。
ドバドバと掛け流される源泉(加温)は鮮度もよく、極上のぬるぬる泉質。
ぬるめで優しく体を包む感覚は至福というしかない素晴らしさ。
奥には小さな露天風呂もありますが、すぐ横に道路があり車の通る音が聞こえるためやや風情には欠けるところはあります。
能登に来たらマストで寄るべき良泉でしょう。高評価。
入浴後、外に出ると雨が降ってきていたので今夜の宿、民宿「田崎荘」へ。
田崎荘は民宿というにはわりと部屋数が多く、大浴場もあります。
温泉分析書がありますが、宿の説明書きには地下水と書いてあったりどっちだ?
(浴感はベタっとするので塩化物が含まれているみたい)
ねぶた温泉の後だとなおさら普通に風呂だって感じでしたね。
さて、夕食は魚を中心とした料理。名物らしい海藻のしゃぶしゃぶがありますが、やけに量が多くて飽きる・・・(そんなに味しないし)
スタンダードなプランの料理では美味しいと感動するレベルではなかったですね・・・都会から来る人なら違うんだろうけど。
一番がっかりしたのは日本酒が一種類だけしかなかったこと。しかも普通に買える銘柄。案内書きで「宿の主人は酒好きで旨い酒について聞いてください。ここでしか飲めない銘柄も~」とあおってきた結果がこれ・・・
まあ、普通に美味しい酒なんですけどね。
ご飯は自分でよそうスタイルで、宿の主人がしゃぶしゃぶの鍋の火をチェックしつつ「そろそろいいよ」とか「早くしないと消えるよ」と鍋奉行をしていたのがなんか面白かったなあ。
食後、コンビニに行くついでに周辺をお散歩。古い商店街のとおりにシブい温泉銭湯がありました。(宿の門限がありそうだったので入浴断念)
<27日>
この日は午前は曇り、午後から雨という予報だったので先日購入した折りたたみ自転車のテスト走行を兼ねて奥能登サイクリングすることにしました。
鉢ヶ崎の公園に車を止めてスタート。海岸沿いにぐるっと回りました。
平地では難なく走ることができますが、タイヤの径が小さいためか路面に大きく影響を受けます。何より坂道が鬼門。下りは天国ですが上りは地獄。ゆるやかに長く続く上りは心が折れるくらいの地獄。急な坂道は軽いギアだと全然進まないし降りて自転車押して歩いたほうがいいという結論に達しました。軽くて負担にならないし。
これを難なく走破する自転車乗りの脚力は化け物か・・・
木ノ浦ビレッジ(超急坂)の先にある「二三味珈琲」という有名らしい?カフェで休憩して折返しました。このカフェもゆったりして居心地がいいところでした。
ランチもやっているようでスパイスカレーらしい匂いも。
走破ログ。
Geotrackerというアプリを使ったんですがいい感じでした。
Googlemapにも取り込めるし。
ガクっと速度が落ちているところは上り坂です。
なんとか返ってきて、遅めの昼食はご褒美の天然岩牡蠣。
黄金岩牡蠣といってブランド化されています。値段は貼りますが肉厚で大きく美味しいです。(すぐになくなる)
レストラン浜中というところで、牡蠣丼で食べました。
出来上がるまでにかなり時間を要するので注意。(かぼちゃや芋のせい)
今後も折りたたみ自転車を活用した旅をしていきたいところです。