BuraKita。

ツツウラウラお散歩旅

200213-0215高知~祖谷温泉

渋温泉旅から地元に帰ってきてその明後日には高知出張に行ってきました。
電車だとめちゃくちゃ時間がかかるところなので、どうせならと金沢から出ている夜行バスで高知へ。
所要時間は東京へ行くのと変わりません。3列なのでかなり快適でした。去年から開通したようです。

 

翌朝8時くらいに着いたので名物の帽子パンでモーニングをして

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仕事の合間に高知市内観光。前に来たときは寄り道程度だったので

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高知城や(意外と大きかった)

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桂浜へ。

 

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天気良すぎて暑いくらいだったので高知名物アイスクリンも。
ゆずとノーマルのやつのダブル。ほどよいシャーベット感でさっぱりした甘さで美味しい。

 

他にはローカルチェーンの「くいしんぼ如月」名物のチキンナンバンをお昼にしてみたり。

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一般的なチキン南蛮はタルタルソースですが、ここのはオーロラソースがかかっています。
薄めの鶏肉で酸味が効いていてソースもしつこくないので食欲が無いときにはぴったりだと思いました。

ローカルグルメには長年支持されてきた理由があるんだなあ。

 


さて、本番は仕事終わりの金曜の午後から。
駅前でレンタカーを借りて目指すはホテル祖谷温泉

 

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道路がずっと片道一車線(対面通行)だったり、道幅がとても狭かったりして神経を使いましたが高知市内から2時間弱で到着。土日の混雑する時間帯には避けたいところですね。

 

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日帰り入浴は17時までで、1700円。貸しタオルでなく100円でタオルも販売しています。ロゴ入りで記念品にもなります。

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温泉は内湯と露天風呂がありますが、露天風呂へは急勾配のケーブルカーで下ります。

平日の夕方という時間帯なので貸し切り状態。

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露天風呂は男女別と貸し切り用で3つあります。男女は入れ替えがあるのですが日帰りではどちらか1つだけです。泊まればコンプリートできますが、ここはハイクラスの宿なのでさすがに一人利用では泊まりませんでした。

 

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ダイナミックな渓流のそばの露天風呂へは勢いよく温泉が注がれ、天然?の細かい泡を多く含むからか肌にびっしりと気泡がつきます。(炭酸ガスは含まれていないようです)。

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そして、この景観に加えてレア度が高い点は、源泉かけ流しということ。四国の温泉は大部分が冷たい鉱泉なので、かけ流しできる温度の温泉はとても珍しいです。温度は38度くらいでぬるめですが長湯にはもってこいです。

 

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泉質はアルカリ性単純硫黄泉。お湯のぬるぬる感もグッド。文句のつけようがない秘湯でした。

ちなみに内湯は加温・循環・消毒ありで温泉の良さが完全に死んでいたので洗い場を使う以外には利用価値が無さそうです。(けっこう消毒臭いです。)

 

日帰り温泉を満喫して祖谷渓に寄った後、この日は阿波池田駅近くの「あわの抄」に宿泊しました。かずら橋に寄るの忘れてた・・・。

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「あわの抄」は一泊二食7500円で良コスパでした。

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夕食は鯛めしや一人鍋、天ぷらがついてなかなか美味しくて満足。朝食バイキングはいまいちでしたが。
ここもアルカリ性の温泉ですが加温・循環・消毒・加水(量が少ないから?)のフルセットでした。

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地域住民が訪れていたので地域に愛される温泉施設なんでしょう。(泉質的には残念)

屋上階は展望室になっていて土讃線の電車と渓谷が見えます

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翌日は高知方面に戻り、日本一の大杉(見学料200円)を見た後、中津渓谷へ。

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にこ淵にも寄りたかったのですが歩道工事中だったので断念しました。

 

 

そしてこの中津渓谷がとても良かった。

 

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なんというかファンタジー感。水も仁淀ブルーで美しい。


四国カルスト冬季閉鎖で入れなかったり、四万十方面へは時間が足りなくて行けなかったりと
ちょっと不完全燃焼感がありましたが、良い観光ができたように思います。

 

〆はローカルチェーンの「寿し一貫」で一人宴会を満喫して夜行バスでの帰路につきました。

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塩炙り系が激ウマ。高知の日本酒も種類豊富で飲み比べセットあって◎。

むせるくらい暴力的なワサビが効いた涙の鉄火巻がやばかった・・・

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高知来たなら中津渓谷は絶対行くべきですね。祖谷温泉にも行こう(結論)

20200210-0211信州渋温泉湯めぐり旅(2/2)

渋温泉の温泉の感想とレポです。
泉質は単純泉に近いナトリウム・カルシウム―硫酸塩・塩化物泉ですが、それぞれの地域で少しずつ泉質が違っています。pHも弱酸性~中性までと幅があります。浴感はさらりとしたお湯なので湯疲れしにくく湯めぐりとは相性が良いように思いました。ただ、湯冷めはしやすいので注意。

 

◆一番湯 初湯 ph4.68 泉温65℃

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 ほぼ正方形の木製の浴槽で広め。天井が高く開放感がある。微鉄味。
 外国人三人組が入浴した後だったためかぬるめだった。(まあいいけど)

 

◆二番湯 笹の湯 ph4.68 泉温?℃(おそらく三番湯と同等)

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 二人入れば窮屈なくらいの小さな石造りの縦長浴槽。そのためガツンとくる熱めになっていた。先客がいたらちょっと遠慮したい。微鉄味。
 
◆三番湯 綿の湯 ph4.6 泉温65℃

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 正方形の石造りの浴槽。渋温泉街の外れのほうにある。入浴時は適温だった。微鉄味。
 
◆四番湯 竹の湯 ph8.0 泉温86.5℃

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 金喜ホテルの隣にある。やや広めの木製の浴槽だが、泉温が高いため熱め。硫化水素を含むため微硫黄味。

 

◆五番湯 松の湯 ph8.0 泉温86.5℃

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 スーパーストロングスタイルの激アツ公衆浴場。縦長で広めの石造りの浴槽。かけ流し量が多く尋常でない熱さのため水投入は必須。硫化水素を含むため微硫黄味。

 

◆六番湯 目洗いの湯 ph7.67 泉温52.5℃

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 浴槽の壁はレンガとタイルを組み合わせたレトロモダン?な作り。浴槽は木製で縦長で広め。湯の花が多く見られた。
 
◆七番湯 七操の湯 ph7.3 泉温50.5℃

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 天井が高く、外気が入ってくるため半露天のような気分が味わえる。正方形でやや広めの石造りの浴槽。個人的には一番おすすめしたい。
 
◆八番湯 神明滝の湯 ph6.0 泉温58.7℃

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 とても縦に長い浴槽。温泉街の中心部にあるため出入りが激しい。 

 

◆結願湯 渋大湯 ph5.7 泉温60.2℃

※利用客が多いため浴槽の写真なし

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 渋温泉のシンボル。中心部にあり広い木製の浴槽が2つ中央の仕切りを挟んで連結している。(あつめぬるめ用?)。脱衣場も広く大人数でも気にせず入ることができる。蒸し風呂も併設。無色透明とのことだが濁って見えた。しっかり鉄味。やや熱め。
 
◆金喜ホテル 貸切湯

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 空いていれば自由に利用できる。新築のヒノキ風呂で香りが良い。
 換気されていないので室内は蒸気でこもっている。

 

◆金喜ホテル 大浴場

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 地下にある温泉。熱めの大きな浴槽とぬるめの小さな岩風呂がある。
 自家源泉を使用しているらしい。ぬるめの温泉はゆっくり入れるので
 寝る前に入るのにちょうどよかった。
 

 

20200210-0211信州渋温泉湯めぐり旅(1/2)

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2/9のコミティア参加で東京に行っていたので帰りに渋温泉への寄り道旅行をしてきました。渋温泉では外湯めぐりで祈願をするというので、新年の一発目に幸先がいいと思ったのが選定の理由です。

 

翌朝7時30分池袋発の高速バスに乗って長野に向かいます。
平日で空いていたのか割引価格の1500円でした。安い!

 

長野駅前には正午ごろ到着し、長野電鉄に乗り換えて湯田中駅へ。

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記録的な暖冬であっても長野北部はしっかり雪が残っていました。

湯田中駅からは徒歩で渋温泉街に移動します。
このあたりは高低差があり、坂道も多く踏み固められた雪の残る道はなかなかデンジャラスです。温泉の湧出量は多いと思うのですが、あまり融雪には利用されていないようでした。
途中の神社に参拝し、旅の無事を祈願します。なんと隣には地域の公衆浴場がありました。

 

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他にもいくつか公衆浴場は点在しますが、基本的には施錠されていて誰にでも開放されているものではありません。
渋温泉の場合は温泉旅館の宿泊者のみ鍵を借りて湯めぐりをできるシステムです。

 

湯田中から約40分ほど歩くと渋温泉街に入ります。レトロで風情の残る温泉街です。

 

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まずは遅い昼食で腹ごしらえ・・・と蕎麦屋に入って注文して待っていたら
いきなりガラっと店の戸が開いて、猿が登場。
あまりにも衝撃的すぎて見つめ合ったまましばらく固まっていました。

 

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※イメージ


お店のおばちゃんが言うにはよくあることのようで、そのため周りのお店はすべて戸を閉め切っています。

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猿との共存はなかなか大変なようです。

 

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ちなみに蕎麦は薄く平べったい独特の麺で、これはこの地域特有のものなのかなと思ったり。
味はそれなりです。(観光地価格でちょっと高め)

 

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今日の宿は金喜ホテルというところで、チェックインにはまだ早かったので荷物だけ預けて地獄谷野猿公苑へ向かうことにしました。ここからは4km弱。1時間も歩けば到着します。

 

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遊歩道は踏み固められていてアイスバーンのようにつるつるな状態で、不慣れな人はなかなか苦労しているようでした。雪国育ちの自分は慣れたものでスイスイ進んでいましたが脇見をしたときにすっ転んでしまいました。油断禁物です。下を見て雪の状態を見極めながら進むのが大事です。

 

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野猿公苑の入り口前にかかる橋を渡ると秘湯を守る会の宿があり、日帰り入浴もできるのですが、15時で終了のため入れませんでした。残念。(HPに記載がなかった・・・)
ここは露天風呂に猿が現れるのを売りにしているようで、確かに猿が露天風呂にいるのを確認できました。

 

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野猿公苑の入り口からは丸見えなので湯浴み着が備え付けられているようです。
ここの温泉はその名も地獄谷温泉。一部は渋温泉のほうに引き湯されているようです。

 

 

さて、野猿公苑に入ると周りは外国人観光客ばかり。日本人は1割もいなかったように思います。海外からは温泉に入る姿がスノーモンキーとして知られているようです。

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実際、温泉に入る姿も見ることができました。気持ちよさそうだな・・・(入りたかった)

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野猿公苑の帰り道にギャラリー玉村本店に寄って日本酒を試飲。

 

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ここはセルフで試飲できるスタイルのようです。また、ここは有名なクラフトビール志賀高原ビールの醸造もしているのでビールも飲めます(有料)。
日本酒も地域のブランド米を使ったクラフト感あふれるものばかりでした。
基本的は辛口でやや濃いめのものが多いですが、美山錦の酒米を使用したものは柔らかく香る自分好みの味だったので、新酒の生酒(本醸造)と一緒に購入しました。
味を確かめてから購入できるのはとてもありがたいです。

 

宿に戻ってチェックイン。一人にはかなり広めの部屋が用意されていました。

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長こたつもついていて捗ります。
建物自体は老朽化していますが、清掃はされているので全然問題ありません。

 

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浴衣に着替えて湯めぐりに向かうと、雪が降っていました。けっこうな勢いで。
湯めぐり祈願の手ぬぐい(旅館で購入:350円)にスタンプを押すのも苦戦する有様だったので一部は翌朝にスタンプを押しています。
※外湯の感想とレポは次の記事にて。

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夕食は地物のブランド豚肉を使った豚丼。アツアツの出来立てを部屋でいただきます。

ザ・こういうのでいいんだよ的な旅館飯で大満足。玉村本店で購入したお酒を添えて。

休憩した後再び外湯をいくつか周り、後はゆっくりと宿で過ごしました。

 

翌朝。朝風呂も外湯で済ませて宿に戻り、朝食は大広間でいただきます。

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きのこの味噌汁が絶品で温泉玉子も添えられた塩で食べると甘さが引き立ってグッド。
ちゃんとした(手抜きでない)朝食に好感が持てました。
朝方に降っていた雪は8時過ぎには止み、高薬師にも参拝。足を滑らせたら確実に死ぬような急な石段の先にあります。

 

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ともあれ湯めぐりも無事コンプリートして新年最初の旅は満足の温泉旅となりました。

 

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20191214箱根

東京に用事があったのでついでに箱根に行ってきました。

有名だけど一度も行ったことがなかったので。

 

今回はあまり予定を決めずに動こうと思ってある程度ノープランで行ったんですがそれが裏目として出てしまいました。

 

 

1.バスは渋滞が激しい

台風の影響で箱根登山鉄道が一部運休しているため、小田原からバスで大涌谷まで行くことにしたんですが、細い道に車が列を成して渋滞が激しく、また大涌谷は駐車場待ちの長い列が出来ていたので、かなり時間がかかってしまいました。

大涌谷へはロープウェイ経由が良いです。

 

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2.硫黄泉止まってた

こちらも台風の影響で宿泊した「ホテル花月園」の大涌谷の造成温泉の供給が止まっていました。入ったときはやけに透明で硫黄の匂いもしないし薄いのかなと思ってましたが実はそうだったという。(ここは自家源泉の単純泉もあったのでまあ一応温泉だと思いますが)

他の地区ではある程度復旧が進んでいるそうですが要注意です。

 

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なお、公式ホームページやホテル内の掲示はなくてFacebookのページのみお知らせがありました。ちゃんと告知しようよ・・・

 

3.黒玉子はバラ売りしていない

いちばん大きな売店で5個1組で売っていますがバラ売りはありませんでした。

一人旅で5個はちょっとキツイのでパスしました。

2個で売っている売店もあったようですが、売り切れていました。

 

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とまあ、残念なところは最初においといて箱根で印象的だったのは富士山がはっきり見えるところでした。冬はことさら綺麗に見えるような気がします。

 

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大涌谷から

 

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芦ノ湖方面からだと山の陰に隠れてしまいますが、関所跡の近くの公園の展望施設からだとよく見えました。

 

総評しては箱根は箱庭みたいな感じだなあ、と。富士山が見えて自然に温泉、レジャーといろいろ詰め込んだ感が都市圏の人々の支持を得ているんだと思います。

ただ、物価がかなり高めなうえ、同じ移動時間で草津にも行けることを考えるとあえて訪れる楽しみは少ないかもしれません。

芦ノ湖あたりは静かだったので日帰りでぶらぶら散歩して温泉入って帰るという楽しみ方はありだと思います。

まあ、とりあえず箱根に行くのは台風の被害から復旧してからが良さそうです。

 

今回は湯枯れの時期で利用しなかったんですが、秀明館という自噴源泉の日帰り湯治施設もあるので機会があれば訪れてみたいと思います。ロープウェイの姥子駅からも近いです。

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 花月園の客室の窓から偶然双子座流星群が見られたことと、東京の用事(ライブ参戦)はめちゃくちゃ良かったので結果的にプラスでした。

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20191026-1028東北~道南(函館)湯巡り(3/3)

3日目です。

今日は函館周辺をぐるっと湯巡りするプランです。

 

函館市内を抜けると広い道に出て、紅葉の山々や海岸を眺めながらの快適なドライブとなりました。

森町に入り、ほどなくして濁川温泉の「にこりの湯」に着きました。

山の中の脇道にふっと出てくるので一度は通り過ぎてしまうという。

 

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月曜日の朝9時すぎということもあり、お客は誰もいません。

なんとキャッシュレス決済対応。ここはHPとかSNSとかでも積極的に情報発信しているようです。

 

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やったぜ一番風呂。

内湯の浴槽は高温、中温、低温の3種類。ひしゃくが置かれているのは飲泉可だからでしょうか。

 

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そして露天風呂。虫の侵入を防ぐために囲いがしてあります。

野鳥の声を聞きながら静かに浸かることができて最高です。

お湯は薄濁り、かすかにアブラ臭がします。

浴槽のへりや床は薄茶色の析出物でコーティングされています。マグネシウムが豊富らしく飲用すると胃腸に良いらしいですが、アブラ臭と独特のエグみで量を飲むのはけっこう辛いです。

小一時間ほど入浴して森町の道の駅に移動し、昼食までの時間つぶしを兼ねて休憩です。

 

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道の駅の屋上は展望スペースとなっていて、隣接する公園の紅葉、山、海となかなかの眺望でした。

そして1Fの売店でお土産を購入。

 

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これいいんじゃない?(つまみ的に)

 

そして頃合いになったので森駅近くの「雅茶一(がちゃぴん)」へ。

 

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海鮮丼!

この内容で1000円でお釣りがきます。サラダと味噌汁つき。

食後のコーヒーも一杯無料という最強コスパ

平日限定10食。

ネタはどれも分厚く、一級品の味。真ん中のぼたん海老の味の濃厚さと身のしまり方は悶絶レベルでしたね・・・。臭みもまったくありません。

ちなみに店内はおしゃれな感じですが、なんであの店名にしたのか悩みます。

 

函館からちょっと離れるだけで安くて美味しい海鮮を食べられる森町は最高ですね。

夜も破格の海鮮居酒屋があるという。

 

午後からは海岸線に沿って鹿部方面へドライブ。

鹿部の道の駅は定休日だったので、すぐ近くの公衆浴場(温泉)で休憩。

 

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扉を開けると即脱衣所で番台は無人でした。

お金を料金箱に入れていくやつかな?と思っていたら隣の家からおばちゃんが登場して料金を支払いました。チャイム音で人が来たことを察知するようです。

ちなみに出ていくときは内側と外側の音色の違うチャイムの鳴る順番で帰ったことを察知する模様。

 

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真ん中に大きい浴槽が一つあるだけの単純な造り。

泉温は源泉の投入量で調整する仕組み。適温でした。

やや成分が濃い湯で湯上がり後はちょっとベタっとします。

 

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湯上り後は目の前の海を見ながら涼めば最高ですね。

 

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続いて訪れたのは「ひろめ荘」。保養センターが隣接していてそちらで温泉に入ることができます。

 

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保養センター内は軽食、休憩所なども充実していて地元の人で賑わっていました。

ここはなんと重曹泉と硫黄泉の二種類の源泉を有していて

硫黄泉は露天風呂であつめとぬるめの2つ、重曹泉は内湯に使用されていました。

 

写真は撮れませんでしたが、真っ白な硫黄泉と山々の見事な紅葉の対比が素晴らしすぎて感動の入浴となりました。ここは山の中にある施設なのでダイナミックな景色が望むことができます。内湯の大きなガラス窓からの景観は抜群。

硫黄感のあるまろやかな硫黄泉にさっぱりした重曹泉が〆に最適でした。

 

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蓋を開けたらべっとりとクリームがつくノンホモ牛乳。味が濃い。

脂肪分を均一化していないのでよく振ってからお飲みくださいで書いてあるんだけど

蓋を開けてから気づくという罠。

 

時間にちょっと余裕があったので半島の先っぽの水無浜温泉まで行ってみました。

 

 

 

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干潮時のみ現れる温泉なので、行ったときはまだ海の底。

朝風呂できれば絶景が見られそうです。

近くにはレア泉質の恵山温泉があるようなので次回来ることがあれば訪れたいですね。

 

その後函館市内に戻り、レンタカーを返却して宿にチェックイン。

夜のお散歩に出発します。

 

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駅前から昭和温泉のほうへ歩いていたら五稜郭タワーが見えたのでふらふら寄り道。

五稜郭タワーは営業時間外だったので目の前のラッピでバーガー食べてお散歩再開。

そしてまたしばらく歩いていると・・・

 

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排水溝から湯気が。

これは絶対温泉だろうと目星をつけていたらやっぱりありました温泉。

 

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ここは富岡温泉というところで、8○3が入りに来たり、殺人級(浸かれない)のガチ高温湯があるというカルト温泉のようです。外観のオーラがすごい。

 

さらに進んでようやく昭和温泉に到着。初見でも安心。ウェルカムモードな外観です。

 

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月曜日はほとんどの市内の銭湯が休みのためかかなり混んでいました。

ここの風呂はバリエーションに富んでいるのが印象的でした。

 

やや熱めの露天風呂には彫刻があり池には鯉を泳がせる風流っぷり。

内湯の高温湯はヒノキ造りでいい木の香りのご褒美があります。

ただ泡風呂はなんか臭かったので早々に退散。

 

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中温→露天→中温→露天→高温をキメてからの湯上がりの牛乳!

思わずため息がでるほど最高の瞬間でした。

これが仕上がるってやつなのか・・・!

 

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帰りは機関区前というバス停からバスで駅まで戻りました。あっという間。

22時前まで便があるのでアクセス良好です。目の前のラッピでアイス食べてもいいな。

 

駅前に戻ってカオスな店構えのところでちょい飲み。

 

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せんべろセットはつまみ一品と試飲2杯で1000円。お水は別売りのペットボトルになります。

 

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ここは試飲スタイルの店で、本業は海産物卸?の店主が趣味でやっているよう店のようです。採算度外視っぽい。

かなりの酒マニアで希少酒があり、準備中だった「北斗随想(純米吟醸しずくとり)」を特別にいただきましたが、豊かな香り、口当たり、後味のキレがハイレベルで衝撃を受けました。

北海道にも美味しい日本酒はあるんだなあ・・・。

 

ちなみに店は仏壇屋をリノベーションしたもので看板をそのまま残していただけのようです。

ほんと最後の最後に良い出会いがありました。おすすめです。

 

 

 

今回の旅は道南の温泉、とりわけ温泉都市函館の銭湯のレベルの高さを思い知った旅となりました。函館の観光地だけ回るのはもったいないですよ?

 

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・おまけ

湯の川から見る漁火

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JR函館駅

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函館の夜景は八幡坂というところからの眺めが好きです。

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20191026-1028東北~道南(函館)湯巡り(2/3)

朝の露天風呂は最高(挨拶)

27日。2日目です。

 

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二階の「うるげる湯っこ」は露天風呂で、炭酸成分を多く含んでいます。浴感などは一階のものとそれほど大きな違いはありません。

夜は女性専用の時間帯だったので、朝に入ることになりましたが最高でした。

 

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とくにこの掛け流し目線が素晴らしいと思うんですよ。

そして庭で放し飼いされていた地鶏が乱入してきたり。

 

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毛並みが綺麗で肉付き良くてうまそう(感想)

 

そして朝食。

比内地鶏おかゆがうまい。ただ、優しく繊細な味わいはご飯のお供と合わせるとお供がオーバーキルしてしまう難点。(ごはんとのハーフ&ハーフできるようです)

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【源泉比較】

・ぬぐだまりる湯っこ

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・うるげる湯っこ

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うるげる湯っこの濃さが飛び抜けています。硫化水素はぬぐだまる湯っこが多いので匂いが強くなりそうですが、源泉温度が低いため加温(冬季)によって薄まっているからか同じぐらいの匂いでした。宿の人いわく肌に良い湯とのことです。

酸性泉の殺菌作用と塩化物泉の保湿作用だからでしょうか。

 

帰りの送迎は陣場駅まで。通常はこちらの駅で時刻表に合わせての送迎のみらしいです。碇ヶ関駅まで送ってもらうなら特急に乗ると言えばいいみたい。

 

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陣場駅から弘前方面へ電車で碇ヶ関駅に移動。

駅のそばに道の駅と温泉施設があります。自分はもちろん後者へ。

 

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施設内にはミニ温泉資料館があったり。温泉ビギナーは必見です。

そして売店にはケロリングッズがあったりわりとマニア向けシフト?

 

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泉質はアルカリ性単純泉。強い湯の後に入るとなおさら軽やかに感じて好印象です。

浴槽は内湯のみで熱めとぬるめの二種。加温・消毒・循環ありですが鮮度はなかなか良かったように思います。なによりお湯のヌルヌル感が良いのでヌルヌル好きは行くといいでしょう。

 

湯上り後、道の駅前からバスで大鰐温泉駅前まで移動しました。

 

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駅前にワニ(ピンク)と足湯。まあ鰐の意味はサメなんですけどね。

そして駅前の商店街をぶらぶら。

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どんなパンなんだ・・・?(真相は不明)

 

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日曜日のためか閉まっている店も多く、閑散としていました。

 

ひとしきり歩き回ったので駅前の複合施設「鰐Come」へ。

ここには温泉施設に売店や食事処があります。

 

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泉質は塩化物泉。

内湯はあつめとぬるめに薬湯、そして広めの露天風呂があります。

加水循環消毒ありのようで泉質はちょっと残念。スパ銭化していました。

しかし、この施設内ではジェラートやケーキを食べられるので湯上がりスイーツは万全でしょう。休憩向けの施設としては申し分ありません。

 

そして、次は新青森駅へ移動します。

 

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ちょうどお昼どきだったので、新青森駅内の売店でてりやきホタテサンドにニンニク入りコロッケ、りんごジュースと青森三昧。

コロッケはちょっとお高いけどニンニク感たっぷりでGood。ホタテサンドは印象がいまいち。ホタテ自体の味が淡白だからかなあ・・・。

 

新青森駅から40分ほど歩いて三内丸山遺跡へ。意外と遠かった。

そして中はとても広くて正直ナメてました。これじっくり見たら半日かかりますね。

 

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縄文すげえ・・・

 

感動もそこそこに足早に移動。新幹線の予定があるので急ぎ足で次の目的地へ。

 

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そう、ここには昭和の遺跡、三内温泉があるのです。

外観からにじみ出る「地元ガチ」感に勇気を持って突入します。

入浴券は券売機。館内は広く、簡素な休憩所と脱衣所があってまあこんなものかなーと

思って浴室の扉を開けたら衝撃を受けました。

 

滝のごとく注がれる湯!

黄緑に輝く硫黄泉!

壁に描かれた(付着)温泉アート(のようなもの)!

 

情報量が凄すぎてなんか感動してしまいました。

広くて開放的だったのも入りやすくて良かったです。

 

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人がたくさんいて写真撮れなかったのでイメージ。

緑のやつは苔か藻だと思うんですが、不思議と不衛生とは感じませんでした。

ぬるめの湯が大人気。あつめの源泉浴槽の底には析出物らしきものがごろごろしていました。

熱めの荒々しさとぬるめの柔らかさの対比、壁のほったらかし(自然な)アートはアニミズム(自然崇拝)を想起させるようでした。

三内丸山遺跡に寄ってたからかもしれない)

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硫黄を含む塩化物泉。日景温泉と同系ですが、趣はけっこう違います。

源泉温度からガチ掛け流し泉ですね。

新青森駅から徒歩20分ほど、青森駅からは市内バスがわりと出ているのでアクセスも良好です。

 

新青森駅から初の北海道新幹線に乗り函館北斗駅へ。

青函トンネルを通るときのワクワク感は残念ながらあまりありませんでした。

 

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そして函館北斗駅。

 

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まあ、これが目当てのようなもんです。

 

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ご当地キャラはキモい。

 

駅前でレンタカーを借りて函館へ移動。

函館市内は路面電車いたり道が変に曲っていたりと初見殺し要素がけっこうありました。基本的に暗くてわかりにくい・・・。

日没後の北海道の運転は控えるべき(教訓)。

 

夕食は函館名物のラッピ(ラッキーピエロ)でチャイニーズチキンカレー(ご飯少なめ)

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チキンでかっ。カレールー重っ。

カレールーは地元の金沢カレー系を凌駕するほどの濃さでした。

口当たりはマイルド。ほのかにスパイシー。そして腹にたまる・・・。

覚悟して食うべし。

 

最後は北美原温泉で〆。

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ここは薄めの塩化物泉でさらりとしたお湯。

あつめとぬるめの内湯に、露天(あつめ)とサウナと露天水風呂(ガチ)。

飲泉も可能です。

近代的なコンクリート建築の建屋が芸術的で露天での半身浴が非常に気持ちよく、泉質からも普段使いの温泉とするならここが最高だろうという評価でした。

銭湯がこのレベルとは・・・。

湯上がりはローカル牛乳を飲みましょう。

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湯の川に宿泊し、漁火の夜景を楽しみながら函館の夜は更けていきました。

 

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続きます。

20191026-1028東北~道南(函館)湯巡り(1/3)

函館出張に合わせて湯巡りと去年の東北夏旅での未達成点を回収してきました。

 

26日の朝、地元の空港から仙台へのフライトは無事定刻でひと安心。

というのも、前日夜は東北地方が大雨で夜便が欠航になっていたからです。

1日2便しかないので朝便が欠航したら26日の予定は宿も含めキャンセル必須という危ない条件でした。まさか台風の影響がこの時期にまで及ぶとは・・・。

 

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穏やかなやや曇り空。雨も降っていなかったので予定通り仙台から新幹線で盛岡まで移動。仙台駅のホームが混んでいて地味に乗り遅れそうになりましたが。

 

盛岡駅から35分ほど歩いてやってきたのが「ベアレン醸造所」。ベアレンビールは盛岡が誇るクラフトビールです。

 

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ビールの出る蛇口は見学予約(飲み放題つきのプラン)じゃないと体験できないらしい。残念。

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せっかくなので工場直の樽生(クラシック)を一杯。柔らかい風味となめらかな口当たり。運動して汗をかいたのでいっそう美味しくいただけました。

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売店にガチャ・・・だと?

よし引いてみよう。

 

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ナニコレ。ハズレなのかネタ的には当たりなのか・・・? 一本600円だそうです。

酸味が強くて野性味(比喩)のあるなんか不思議な味でした。薬と思えば・・・?

 

帰り道に「福田パン」に立ち寄って惣菜パンを購入し、盛岡駅から大館駅行きの高速バス車内でランチ。

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大きくてふわふわのパンにからしバターが絶妙でとても美味しい。(野菜サンド+じゃじゃ味噌)

福田パンが地元で愛される理由が分かりました。トッピングもたくさんあるし。

 

大館駅でバスを下車。

電車の乗り換え待ちに駅前をぶらぶら歩いていると「秋田犬の里」という所を見つけました。綺麗で広い建物で、お土産品も販売しています。

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前回訪れたときは気づかなかったんですが(大雨でバタバタしていた)ここ大館は秋田犬発祥の地らしいです。

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あれこれ見回っているうちに時間が来たので弘前方面の電車で2駅の陣場駅まで移動し、駅から今日の宿まで送迎してもらいました。

今日の宿は「日景温泉」というところ。

 

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ややハイクラスの価格帯で、2種類の源泉にスイートルームはさらに専用の源泉もある秘湯宿です。ここは一人旅プランがあるのが嬉しい。(ホームページからの予約)

なんと大館市ふるさと納税の返礼品に宿泊券があります。

www.furusato-tax.jp

 

館内は歴史ある建屋をリノベーションしていて綺麗です。

イクラスを求めるとちょっと気になるところがありますが、まあ上等な部類の造りでしょう。

ここはTVもなく秘湯感の静けさを売りにしているんですが館内のBGMが気になったり、団体客がちょっと騒がしかったりするのでそれなりです。

 

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さて、温泉宿に来たからにはさっそく温泉です。

まずは一階の「ぬぐだまる湯っこ」から。硫黄を含む塩化物泉で濃度が高く、かなり強い温泉です。

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内湯は青森産ヒバを使用した浴槽に薄く白濁の湯が掛け流されていました。床や天井は温泉の成分で白いものが付着していました。奥に浅い寝湯があるのも嬉しい。

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露天風呂はひょうたん型の浴槽でボコボコと勢いよく湯が注がれています。お湯の白さは露天でいっそう引き立ちます。お湯は硫黄(硫化水素)の匂いとアブラ臭が混じってゴムのような香りがしました。

浴槽の底の葉っぱの沈殿物がさらってないのがちょっとマイナスだったかな?

まあ、旅館の浴槽という期待値の高さはありますが。

 

晩は豪華な旅館のフルコース。

半個室の食事処でいただきます。

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料理は文句のつけようがなく、地元の名産品をふんだんに使用した懐石。

(通常プランよりランクアップさせています)

 

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北鹿の飲み比べセット(1500円)をつけて。

ただ、ここは飲み物はかなり良心価格だったので別に注文しても良かったかもしれない。珍しいお酒もありました。

 

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〆のご飯物は比内地鶏のきりたんぽ鍋で悶絶するほど美味しい。

漬物はいぶりがっこといぶりきゅうり?で酒が進むんですが最後なのでほとんど酒が残っていませんでした。

料理は大満足です。

 

なお、温泉は23時までと案内がありましたが夜通し入れるようです。

ただし自己責任ということでした。

硫化水素ガスは換気されてなかったり大量に吸うと中毒起こすので怖いですね。

 

かくいう自分も温泉分析のために匂いをかぎすぎてちょっと頭が痛くなりましたが。

 

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続きます。