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ツツウラウラお散歩旅

玉置神社を徒歩(登山)で参拝してみた

玉置神社を徒歩(登山)で参拝するにあたってかなり迷ったりしたので詳細を残しておきます。

なお、土日祝は事前予約制のバスで参拝することもできます。

 

<準備編>

・帽子、長袖のシャツ、ズボン

→基本ですが、登山道があまり整備されていないので小枝とか多いです。

・グローブ

→同様の理由であったほうがいいです。

・杖、ステッキ

→必須です。登山道は蜘蛛の巣が多いので払っていかないとまともに進めません。

 

<その他>

玉置神社の駐車場で飲み物補給できるので、飲料水は少なめでも大丈夫そうです。

 

 

それでは順を追って解説していきます。

一部位置関係が怪しいところがあるので参考程度にしてください。

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1.折立バス停です。スタート/ゴールはここから。目の前の南都銀行脇を左折して車道を登っていきます。

なお、反対側(郵便局側)へ少し進むとトイレがあります。

 

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2.2019.8時点でのバス停の時刻表です。本数があまりないので微妙な時間に降りてきてしまうとけっこう待ちます。

 

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3.しばらく車道を登っていくと木造の建物があります。いちおうトイレです。そのすぐ後に竜王社(Googlemapでは猫又の滝)があります。

 

<注意!>

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4.竜王社を過ぎてしばらく行くとはっきり登山口と書かれたところがありますが、ここには入らずスルーして車道をそのまま進みます。入っても道がありません・・・。

初見殺しもいいところです。

 

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5.十津川温泉方面に行く道との分岐点にぶつかります。左手に進みます。

 

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6.ほどなくして最初の登山口があります。ここをスルーして車道をさらに登るとショートカットができます。

 

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7.車道をそのまま進むと次の登山口があります。6で登るとこちらの右手側の道から出てきます。

 

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8.さらに車道を進むと林道入り口があります。ここを入ってすぐの分岐で左手に進むと登山道と交差しますが、初見だと見逃す可能性が高いので帰りのショートカットに。

 

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9.7の登山道を進むと林道にぶつかります。登山道はそのまま正面の道を登って行きます。

 

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10.またも林道にぶつかりました。他に道はなさそうなのでこのまましばらく林道を進みます。

脇に案内板がひっそり立っていたりするので見落とさないように。

 

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11.案内板に従って左折します。写真だと分かりにくいですが、ここはカーブのところで正面の道っぽいところは道ではありません。

 

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12.またしても分岐します。左手の道が正解です。

 

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13.カーブのところで再び登山道に戻る分岐があります。分かりにくいですが左手の小道です。

(案内板詳細)

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14.登山道にある地元中学生の作成した標識。定期的にあると思いきやぱったりと途絶えりして不安を助長させます。

 

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15.再び林道とぶつかります。このまま進みます。

 

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16.登山道との分岐です。左手の山の標識のほうに進みます。

 

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17.林道に出ると舗装された車道が見えます。車道のほうに(下り坂)を進みます。案内板のとおりに進むと登らされた後に階段で車道で降りていきます(徒労)。

 

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18.車道に出てすぐのところに駐車場までの登山道があります。車道でも進めるようですが遠回りのようです。

 

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19.登山道を抜けると駐車場は目の前です。自販機があります。お昼頃には飲食店が開いていました(営業時間不明)。ここから山頂に行く道と玉置神社に参拝する道があります。山頂に行ってから玉置神社へ参拝する方が体力のロスは少ないと思います。

 

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20.山頂です。ここから玉置神社に降りることができます。お疲れ様でした。

 

 

いちおう簡単に手書きマップを作成しました。(途中は省略しています)

正確性はあまり自身がないので参考程度に・・・。

 

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20190808-0813十津川~熊野の旅(4/4)

8月12日

 

今日は熊野湯の峰から熊野市方面へ移動します。


ゲストハウスをチェックアウトして朝8時40分のバスで志古に向かいます。ここからジェット船で瀞峡巡りをすることにしていましが、雨が降っていたので便を一本遅らせて乗ることに。

 

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普通の往復チケットではなく小川口で下船する切符を買います。30分ほど経つと雨はすっかり上がっていました。

 

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エメラルドグリーンの川を勢いよくジェット船で上流に向かいます。瀞峡エリアは奇岩のスケールに圧倒されてこれは価値のあるものだなと納得。

 

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田戸で休憩後、帰りは小川口で下船。

ここから約800mほど下流側に歩いたところにあるのが静流荘で宿泊や温泉、レストラン利用ができます。

 

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意外にも綺麗なホテル風でちょっとためらいましたが、ここのレストランで昼食。メニューはお盆用となっていてホテル価格(お高め)。歩いてくるときに郷土料理の食堂があったのでそちらを利用したほうが良かったかも。味は良かったですが。

 

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昼食後、静流荘の隣りにあるトロッコ駅からトロッコで湯ノ口温泉に向かいます。トロッコは小さめで身をかがめて車両に乗り込むようなミニチュアサイズ。子供連れに人気なようでちょっと場違い感があったり。トロッコはもともと鉱山開発に使われていたものを利用していて坑道内部は夏でもひんやりしていました。

 

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湯ノ口温泉は綺麗な建物で、連休とあってかとても混んでいました。これだと秘湯感がない。
温泉は消毒ありで泉質は少し残念ですが、熱めの塩化物泉でよく温まります。夏だと数分も入っていられないくらい。内湯が1つに露天風呂が3つ。露天風呂は寝湯、立ち湯があるのが良いです。トロッコ往復切符と入浴料込みで860円。

 

湯あがり後、再び静流荘まで戻ってきて路線バスに乗り、千枚田・通り峠で下車。乗客は自分一人だけでした。

 

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バス停から丸山千枚田までは緩やかにのぼる坂道を30分。こじんまりとした棚田の集落はよく風も通り心地よいところでした。収穫前のためか田んぼの脇道は入れないようになっています。

 

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チコちゃんのカカシがあったり。ここではぼーっと生きていたい。

 

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再びバス停に戻りバスで熊野市駅前へ移動。バスはだいたい2時間間隔でありますが休日と平日で違うので注意。
駅前のホテルにチェックインし荷物を預けて花窟神社へ。

やや距離があり徒歩30分ほど。

 

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圧倒される巨石が御神体でした。ここはイザナミの墓とされていて隣にカグツチも祀られていた。なるほどなあ。帰りに獅子岩を鑑賞。

 

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ナントカ岩というものはこじつけも含めて多いですが、この岩はまさに獅子と疑いようのないほど見事な造形でした。晩はスーパーで調達してホテル飯。名物のさんま寿司が美味しかったなあ。鯖と比べてクセが少ないから食べやすい。

 

 

8月13日

 


夜明け前。雨音で目が覚めました。外が荒れているらしい。天候次第では今朝の予定は中止かなとスケジュールの確認をして二度寝

朝6時。予定どおり目が覚めると雨は上がっていました。すぐさま支度をして出発。予定どおり松本峠に向かうことにします。

 

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ホテルを出て駅前の商店街を通り抜けて松本峠へ向かいます。早朝なので店はしまっていましたが、近くの高校の漫画研究会が描いたイラストが通り道に掲示されていて楽しませてくれます。

商店街が終わり、程なくして松本峠への登り口。

 

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地元の保存会によって杖が用意されていて道も綺麗に整備されています。登り坂の苔むした岩畳は濡れていて滑りやすくなっていたので、一歩ずつ慎重に進みます。木立の中を抜ける道で日に当たらず夏場にはありがたい。

 

30分ほどで首欠け地蔵にたどり着きました。ここには鬼ヶ城跡への分岐道があり、時間に余裕があったので鬼ヶ城方面に進んでみます。少し進むと東屋があり、獅子岩方面の海岸線が望めるスポットになっていました。

 

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さらに鬼ヶ城方面に進んでみましたが登り降りもあり、時間がかかりそうだったので途中で引き返して首欠け地蔵まで戻りました。鬼ヶ城は海岸沿いに遊歩道があるので余裕があれば海岸の遊歩道から鬼ヶ城跡経由で松本峠に出るのも面白そうです。

松本峠からは下り道で滑りやすくなり何度も足を滑らせてしまいました。そして反対側の登り口まで降り杖を返却して大泊駅まで歩き、電車で伊勢へと向かいます。

 

 


伊勢には正午ごろ到着。観光客で混んでいました。以前訪れたときとは街並みが変わっていました。外宮に向かう参道の途中で昭和で時間の止まっている喫茶店?で伊勢うどんを食べます。記憶が確かなら以前訪れたことがあった店です。

 

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薄暗い店内には先客が一組だけ。お婆ちゃんが一人で切り盛りしていたので先客の注文をとったあとは調理のため奥から出て来なかったのでゆっくりと待ちます。

十分ほど経って料理を運んで出てきたので注文をする。月見伊勢うどん。今回は玉子をプラスしてみた。

 

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ダシの聞いた濃厚なつゆ(たれ?)にやわらかい太めのうどんがよく絡み、ネギの香りがアクセントになり一味で甘辛にしても美味しい。玉子が入るとぐっと旨味が増します。正解だったようです。

 

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外宮に参拝後バスで内宮へ。内宮はさらに人がたくさんいておかげ横丁は人で埋めつくされていました。これではゆっくり休憩できたものではないので内宮参拝後は外宮に戻ってきて休憩をしました。こちらの参道にも内宮の有名な赤福の支店が出ています。

夏季限定の赤福氷もいいですが、伊勢のクラフトビールの老舗伊勢角屋麦酒のスタンドバーでビールをいただきます。

 

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提供されていた4種類のタップは3つが限定醸造だったので飲み比べをいただきます。定番商品などはボトルで冷蔵ケースに陳列されていたのでお土産に購入もできます。

 

こうして熊野から伊勢への旅はビールとともに無事終えました。

果無峠のリベンジを含めまだまだ行きたいところあるので、また熊野には訪れるような気がします。

 

20190808-0813十津川~熊野の旅(3/4)

8月10日

 

この日は熊野本宮に向けて移動します。

 

昨日の参拝(登山)の影響が気がかりでしたが、筋肉痛で歩けないということはないのでひと安心。
今日は果無峠を踏破する予定です。朝食を食べてから出発。納豆と玉子、パリパリに皮目を焼いた焼き魚で補給もばっちり。

 

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十津川温泉中心部から果無峠への登り口までは約30分で、野猿の手前にある吊橋を渡ってスタート。まずは果無集落を目指します。集落までは約1kmですが急坂が続きます。そして暑い。

 

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この日は35度を超える記録的な猛暑。前日の疲れもあってなかなか思うように進むことができません。ようやく集落にたどり着いたのは出発から約1時間半後。予想より倍以上時間がかかっていました。

 

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たまらず集落の水場で休憩。冷たい水が惜しみなく注がれ、使われていない民家の軒先に腰を降ろすと風が通り抜けて気持ちがいいです。水もまた美味しい。まさにこの世のオアシス。
ひと息ついたところで改めてこれからのコースを確認すると、果無峠の最高点までは800mほど標高差があり登り坂が続くようです。現段階の消耗を考えると踏破は困難と判断し引き返すことにしました。この果無集落に来ただけでも価値があります。せっかくなのでここで2時間ほど熊野の夏をゆっくり楽しみました。

 

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さて、登り口まで引き返したところで次の熊野方面のバスまではかなり時間があります。十津川温泉で時間待ちをしてもいいけど、どうせならと上湯温泉に行ってみることにしました。温泉に入って近くのバス停から十津川へ戻るという算段です。

上湯温泉は吊橋のあたりから約4km。なかなか遠い。道は舗装していて歩きやすいのですが、灼熱の太陽が照りつける真っ昼間は地獄でした。思うようにペースがあがらず温泉に入る時間あまり無いのでは?と諦めようかなと途中で思いましたが、それでもとりあえず行こうと吹っ切れてからはペースがあがり30分ほど余裕を残して上湯温泉に到着。

 

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※風呂写真なし

 

川原にある村営の大露天風呂に入ります。料金は入り口で売店をしているおじさんに支払い。500円でした。
男湯は打ちっぱなしのコンクリートに温泉が注がれていて、広くプールのよう。隣の川に降りる階段があり、川を水風呂がわりにすることができます。これが実に爽快で景色も遮るものがない。最高です。
ただ川辺の岩はよく滑るので注意。あえなくすっ転んだけどまったく怪我が無かったのは前日の玉置神社の厄除けのご利益でしょう。源泉は高温のため加水していました。晩秋のころにくると濃度が高い温泉を堪能できるかもしれません。頑張ってここまで来た甲斐がありました。

※なお女湯は当然露天風呂などはありません。内湯のみです。


上湯温泉からバスで十津川に戻り、バスを乗り換えて熊野本宮前まで移動。昼食を取るため大斎原前のくまのこ食堂に行きました。

 

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ここは夜も21時ごろまでやっていてジビエとお酒を楽しめるところです。民家をリノベーションしたオシャレなカフェで、ゲストハウスのよう。ロースト鹿肉丼を食べましたが、肉はもちろん野菜と米がとても美味しく感じました。

 

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十分に休憩した後、今夜の宿は湯の峰温泉なので移動することにしましたが、バスまではかなり時間があったので歩いて移動してみることに。とりあえずやってみようの精神です。約4kmほどでしたが本宮方面からは約3/4が登り坂。40分ほどかかってしまいました。このあたりは登り下りが多いので素直にバス利用が良いでしょう・・・。

 

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宿はジェイホッパーズ熊野湯峰というゲストハウス。ここは源泉掛け流しの貸し切り風呂が使えて3000円台と破格。さらには晩には白米、朝は温泉粥が食べられるサービスまで(無くなり次第終了)。

ドミトリーはボックス型でかなり広め。間違いなくオススメできる宿です。ここには今日と明日連泊します。
なお、先ほどのくまのこ食堂との間を無料送迎してくれるみたいです(時間指定あり)。
さっそく温泉に入り着替えたら湯の峰温泉の公衆浴場前へ。

 

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何度訪れてもここの風情は好きです。売店でたまごとイモを買って橋の下の湯筒で湯煎。ほんのり硫黄の香りがするゆでたまごと甘い茹でイモができました。これだけで晩飯の代わりとなりました。一食抜いてもイモは食べてみるべきです。

 

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暗くなりはじめて人が少なくなったので、名物のつぼ湯に入ることにします。先客がいましたが15分ほど待って入ることができました。

 

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小屋の中には二人入れるサイズの岩をくりぬいたような浴槽があり、玉砂利が敷かれた底から源泉が自噴しているようです。日に七度湯の色が変わるといわれるみたいですが蛍光灯の下ではよくわかりません。出たり入ったりして制限時間一杯の30分。長いようで短い。柔らかい湯ですが密閉された空間と高温とあって何度か休憩を挟む必要がありました。あがったころにはすっかり日が暮れていたので宿に戻り就寝。

 

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8月11日


本日は休養日です。
朝は6時に起床。

 

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温泉粥を食べてから宿の温泉に入り身支度を整えて7時半ごろのバスに乗って熊野本宮大社に参拝。

社務所はまだ開いていませんでしたが(通常は8時ごろから)30分ほど前くらいから早目に対応してくれていたので御朱印をいただくことができました。ありがたい。

 

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ひととおりお参りして向かうは大斎原。ここは元々社があったところで紛れもない神域。象徴的な大鳥居をくぐると心地よい風が通り抜ける参道があり、脇から川原に抜けることができます。

 

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別入口から出るとバス停(大斎原)とトイレと駐車場があります。

 

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もう少しゆっくりしたかったのですが8時半ごろのバスに乗り川湯温泉へ。

 

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川湯温泉の川原にはすでに川遊びをする家族連れで賑わっていました。無料の露天風呂はありますが水着着用で早朝か夜でないと厳しそう。川原に面した露天風呂を使いたい場合は旅館の日帰り入浴がいいかもしれません。今回は公衆浴場を利用することにします。受付は外出中でかわりに料金箱が置いてありました。

 

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中にはシンプルな内湯が一つのみ。貸し切り状態。加水して温度調整されていて適温です。湯はさらさらとして気持ちが良い。


風呂あがり後長いトンネル内を歩いて渡瀬温泉に移動し大露天風呂に入ります。

新宮/田辺方面行きのバス停の階段を降りればすぐそこにあります。施設内には土産屋と食事処が併設されていました。

 

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風呂は内湯が1つと露天風呂が大小あわせて4つ。高温、適温、低温が用意されていました。お湯は消毒循環ありだと思われちょっと残念な泉質でした。山奥のスーパー銭湯という印象。ただ、低温があるので登山後などのクールダウンに最適でしょう。食事もできるし。(普通の軽食メニューでした)


渡瀬地区にある焼き鳥屋を確認してから湯の峰までぶらぶら歩いて戻ってみます。およそ20分ほどでわりと近く、きつい登りもありません。これなら歩いて飲みに行ける。ただし外灯はないので日が落ちたらバス利用必須かもしれない。


ゲストハウスに戻ったらまだチェックイン受付前でスタッフがバタバタしてるしなんだか居心地が悪いので、仕方なく湯の峰温泉の中心地に来てぼーっと過ごしていましたが、カフェのようなものはないので本宮に出たほうが良かったかも。日中は混み合うので風情はやはり朝と夕が良いです。

頃合いになったのでゲストハウスに戻り、洗濯をしたりして気づけば17時過ぎ。飲みに出ることにしました。この時間には日もだいぶ落ちていて汗ばむことなく、渡瀬の焼き鳥屋「おかげさん」に到着。暖簾が出ていました。観光客歓迎と書いてあり入りやすいです。

 

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中に入ると店主とアルバイトの女性が迎えてくれてカウンターに通されました。瓶が置いてあって手狭です。ここは地元客がよく利用しているようでした。まずは冷酒をオーダーするとワイングラスで出てきました。純米酒が一杯500円。おでんの大根と豆腐、ねぎまを注文。どれも一つあたり100円代と安い。(串は2本単位)

 

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最初は大根が来ました。柚子味噌がついているのかと思ったら柚子胡椒のような感じ。ベースは薄味の関西風。お次ぎは豆腐。こちらは味噌をつけていただく。一品ごとになかなか凝っているようです。

ねぎまを焼いているのを見て気づいたんですが、焼きは店主一人で回しているので一度にいくつか頼まないと焼く側が手間になりそう。ちょっとしくじったなあ。

ねぎまは濃厚なタレでぷりぷりの肉厚の鶏が美味い。他にこころやぽんじり、やげんなどを頼みましたがどれも焼きは一級品。特に脂身の焦がし具合は絶妙でした。ほどほどに飲み食いして3000円弱。とてもリーズナブルで大満足。

幸福感に満たされての帰路はあっという間でした。

 

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20190808-0813十津川~熊野の旅(2/4)

8月9日

 

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今日は玉置神社へ参拝(登山)をします。この旅のメインでもあります。
玉置神社は呼ばれないとたどりつけないと言われる山奥深くにある神社です。

※車ならすぐに行けます。土日祝は観光用に往復バスが出ています(要予約)


朝6時3分十津川温泉発のバスに乗り折立で下車。

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南都銀行の脇の車道から登っていきます。

 

30分ほどで竜王社に到着。社の後ろにある川が神域となっていて綺麗な所でした。近くにトイレがあるので済ませておきましょう(綺麗なものは折立のバス停近くにもあります)

 

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社を過ぎ、しばらくすると登山口と案内が出ています。

<注意!>

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当然のごとく入ってしまったのですが、これは大きな間違いで道と呼べるものはありません。たまらず上の車道になんとかエスケープしました。途中で登山道が崩落しているみたいで、正式な登山ルートでもないようです。紛らわしい・・・。

 

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登山道はないかと、とりあえず車道を登っていくと林道を発見。しかし予定コースと比べてみると進む方向なのか判断ができず行ったり来たりしている間に一時間近くタイムロス。仕方なくいったん来た道を注意深く確認しながら戻ると、ついに登山道を発見。

 

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今度はちゃんと道がある。が、クモの巣が多い。自分の他には誰も登る人はいないようです。

クモの巣に辟易していたところ、ちょうど良い長さ木の枝を拾い、これを山登りの友とします。杖がわりにしながらクモの巣をはらったりと大活躍。

この枝に出会わなければもっと苦戦していたに違いありません。天の助け。

 

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登山道はそのままずっと続いているわけではなく、林道に分断されたり、林道をそのまま登ったりと分岐が非常に多かったので、確認しながら登っていきます。途中の案内板が老朽化して道端に落ちていたり、シダの葉に隠されていたり・・・。玉置神社は呼ばれないとたどり着けない理由の一つはこの登山道のわかりにくさなのかと思ってしまいます。(上の写真は正面が登山道)

 

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苦難の末、4時間ほどかけてようやく玉置神社前の駐車場に到着。ここから鳥居をくぐって境内に入ります。道は玉砂利が敷かれ整備されていて歩きやすい。また、駐車場には自動販売機や正午からは軽食を販売するお店が出ていたので補給も可能。実質駐車場までが登山みたいなものです。

 

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念願かなって玉置神社に参拝し御朱印をもらって頂上にも寄ってから帰路へ。

 

登りに苦労した分、帰路はかなり楽でした。見落とした登山道も通ってみたけれどやはり人の通った形跡がなく、この登山道から玉置山に登る人はあまりいないようです。ふもとで相棒の杖とお別れ。もし誰かの助けになってくれればありがたい。

 

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折立のバス停から再び十津川温泉に戻るのですが、時間が悪くバス待ちが1時間弱ありました。猛暑の中、屋外で待つのはなかなか厳しかったので竜王社などで時間調整したほうが良さそうです。
宿に戻り、温泉に入ろうとして足もとをみたら右足のくるぶしあたりから出血していました。まったく気づかなかったんですが、どうやら道に沢山落ちていた小枝が靴の中に入り刺さってしまったようです。道の悪いところでは足元のガードが必要なんだと思い知らされました。
さて、夕飯は連泊だったので違うメニュー。

 

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なんと(一人)焼肉でした。心の中のゴローちゃんがこういうのでいいんだよと大絶賛。宿に対してはいろいろ不満点があったんですがもうどうでもよくなりました。疲れた体が一番欲しがっていたものがここにありました。

 

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御朱印と魔除け(名刺サイズ)とおみくじ(大吉)

 

明日は熊野本宮へ移動します。

20190808-0813十津川~熊野の旅(1/4)

8日から13日まで熊野方面へ旅行してきました。

 

8月8日

前日は大阪へ出張だったため、大阪で一泊した翌朝に旅行の起点となる五条駅に向かいます。

 

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五条駅の改札を出て左手にバス乗り場があり、待合室は冷房が効いていてとても快適。五条駅内の駅弁屋?以外に周りにお店は無いので、色々買い揃えてから乗りたいなら、ここから徒歩10分くらいの五条バスセンターが便利でしょう(イオンがある)
バスは予定時刻より5分ほど遅れて到着。見た目は完全に路線バス。これが峠や県をまたいで新宮まで行くとは驚きです。日本一長い路線バスと言うだけのことはあります。交通系ICカード対応。注意点としては路線バスなので車内にトイレがありません。休憩地まで我慢しましょう。進行方向右側のほうが車窓からの景色がいいように感じました。このバスで十津川へ向かいます。

 

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峠をいくつも越え、途中の上野地で20分ほど休憩。近くの谷瀬の吊り橋に寄り道をします。思ったほど揺れませんが、橋の上は風が強いので帽子などに注意が必要です。

 

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十津川村役場前で下車。ほぼ定刻どおり。
ここは十津川温泉からはかなり離れていて、1404年から560年の歴史があるという温泉地温泉という別源泉があるので立ち寄りました。

 

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まずは近くの道の駅のそば処行仙でおろしそばの昼食。おろしそばには辛味大根が使われています。やっぱりおろしは辛味大根に限ります。グレードアップしてなめこおろしという選択も良さそうです。


公衆浴場は近くに2つあり、このうち滝の湯は定休日だったのでバス停から川沿いの細い道を5分ほど歩いたところにある、泉湯に入りました。先客の地元客と入れ替わるようにして入浴。貸切状態でした。

 

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中はこじんまりとしていて3人ほどが入れるぐらいの内湯と露天風呂があります。内湯は天井が高く開放感があり木の香りが楽しめ、露天風呂は目の前の渓流が望めるすばらしいロケーションです。泉質は単純硫黄泉。お湯をすくって顔を洗うとふわっと硫黄が香りがします。透明でサラサラしたさっぱりしたお湯で高評価。川から吹く風で外気浴もたまりません。

30分ほど堪能して再びバスに乗って十津川温泉へ。

 

十津川温泉で下車。

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徒歩すぐのところにある今日の宿、民宿やまとやへ。

チェックインは近くのドライブイン長谷川で行います。さばさばしたおばちゃんが受付し宿の設備をひととおり案内。事務的というよりちょっとキツイ感じがしました。一泊二食のプランだったけれど明日は早朝から動くので相談すると無しでいい?とばっさり(無しでも一泊二食の値段のままでした。夜のみとか素泊まりは直接予約するしかないみたいです)。基本的に客は放置する方向性のようなので、おもてなしを受けたい場合は別の宿にしたほうが良さそうです。


和室の部屋の仕切りは襖で、それに鍵がついていますが中からはかけることができません。気になる方は洋室タイプ(ベッド)にしましょう。また、先に荷物を預けると無施錠の状態でセキュリティゼロの状態で客室に放置されてしまうので高価なものがある場合は荷物を預けないほうが賢明です。(客室の棟には基本誰もいません)

 

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お風呂は新しい木造の建物で、天井は高く壁は板張りで高級感があって良いです。お湯は熱めかな?と思っていたら次第に適温に感じてきました。不思議です。近くに川は流れていますが路地をはさむため残念ながら景色は望めません。アメニティは歯ブラシのみ。浴衣とひげ剃りは欲しかったかなあ。冷蔵庫は共用のものを使用します。洗濯機が無料で自由に使えるのが嬉しいサービスです。

 

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夕食まで時間があったので2kmほど川沿いに進んだところにある野猿を体験してきました。犬小屋みたいな木製の木枠に乗り、ロープを引っ張って移動する人力ロープウェーですが、思ったよりロープを引くのがきつい。そしてけっこう恥ずかしい(親子連れに見られたり)。体験するならグローブはあったほうがいいです。

 

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縁?なのか帰り道にリアル野猿にも遭遇。ちょっと怖い。
夕食は18時30分で固定。釜飯とあゆの塩焼きを中心に、鶏と白菜のミニ鍋。それとチーズ焼き椎茸などが出てきました。いたるところに大きめの椎茸が出てきたので椎茸推しなんでしょうか。


夕食後、明日の準備をして早目に就寝。和室は通路の明かりが漏れたり、音漏れがしやすいのでアイマスクと耳栓は必要でしょう。

 

明日は玉置神社参拝(登山)です!

 

20190713-16福島県みちのくコミティア~自噴温泉巡り(2/2)

<三日目>
15日からは福島湯巡りのスタートです。


駅前でレンタカーを借りて、まず向かったのは甲子温泉大黒屋。広い快走路を気持ちよくドライブしながらたどり着きました。ただ、幹線から宿に向かう道はトンネル抜けてすぐのところにあるので見落とさないように。

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建物は新しく、中も綺麗。建物の脇は渓流が流れ、水の音だけが響く静かで時が止まったかのような空間があります。

 

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目当ての自噴の湯は館内を奥のほうへと進み、川にかかる橋を渡ったところの別棟にありました。


ガラっと戸を開けるとすぐ浴槽。ちょっとびっくり。脱衣場は脇にあり目隠しもされています。
ここは混浴で、奥には夫婦らしき一組がいました。岩の前に小さな鳥居があり子宝の湯としてご利益があるそうです。
ただ、女性の脱衣スペースは別に分けていないのでちょっと混浴レベルとしてはハードルが高く感じるかもしれません。
浴槽は12畳くらいの大きさで、天然の岩をそのまま使った岩風呂となっています。源泉は岩の隙間から湧き出しているようですがよくわかりません。
源泉はぬるめなので鳥居の付近から熱い湯が注がれていました。


お湯は無色透明無味無臭の単純泉で、湯あたりは非常にまろやかで軽いです。時代を感じさせる味のある建物を見ながら入るのは格別でした。
なお、これとは別に小さな男女別の内湯がありこじんまりとした露天風呂もありますが残念ながら渓流は望めません。
すなわち、源泉風呂直行がベストです。

 

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他には食事処もあるので食事もできます。ロビーのお茶とお水の無料サービスが湯上りにとても嬉しいものでした。

 

 

さて、お次は南会津の山のほうに向かい、二岐温泉の大丸あすなろ荘というところにやってきました。

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格式ある門構えでちょっとお高めの宿のような感じでしたが、フロントでは庶民的なおばちゃんがお迎えしてくれました。
入浴料を支払って貴重品を預けたらエレベーターで1Fに降ります。ここは入り口のフロントが3Fとなっています。川沿いの旅館によくある形です。


ここのお風呂は内湯(+露天風呂)、渓流露天風呂、岩風呂(源泉自噴)3種類。
最初はもちろん岩風呂へ直行。内湯の脇から庭に出てすぐの小屋の中です。

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この日は空いていて運よく誰もいない状態でした。ちなみにここも混浴で扉を開けると目隠しもなく、直で脱衣所なので女性には先ほどよりもハードルが高いです。


浴槽は薄暗く、隅には観音像がありました。ここも子宝の湯らしいです。

浴槽の底には大きく2つのくぼみがあり自然にできたものをそのままにしているようです(もともとは川底だったみたい)。ここは岩壁の隙間から源泉が湧き出していて源泉の温度が熱いためはっきり知覚できました。岩壁を背にして座ると尻が熱い。

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ここもアルカリ性単純泉に近い柔らかいお湯ですが、先ほどの大黒屋よりもやや熱めで空間も狭いので長時間は少し厳しそうです。湯を体にこすりつけているとほどほどにヌルヌル感が楽しめるので、ヌルヌル系が好きな自分には好みでした。

 

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内湯は真新しい木の香りがする高級感あふれる浴槽。

外には岩風呂の小屋を眺められる露天風呂があり、岩風呂待ちに使えそうです。

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なお、渓流露天風呂はダイナミックな渓流を間近で見られて景観は抜群なんですが、湯の質はかなりくたびれて残念なことになっていました。そしておそらく消毒剤を使用しているんじゃないかと思います。(使用しているとは記載していなかったけど)
ここは景観を見るものと割り切ったほうがよさそうです。

 

 

そして、この日最後は宿泊先の湯岐温泉の山形屋旅館。茨城県に近いところにあります。

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家族で経営している民宿のようなお宿で、壁もちょっと薄いですが
ここには岩が斜めに張り出した源泉自噴の岩風呂と宿泊者専用の貸切風呂があります。
夕方の岩風呂は地元の方の憩いの場になっていたようなのでまずは貸切風呂に入りました。

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一人サイズの小さな石造りの浴槽に勢いよくホースで源泉が注がれています。温度はぬるめで冬季は加温できるようです。
源泉自噴のところではなかったですが、お湯の鮮度は抜群で30分ほど長風呂してしまったぐらい、ずっと浸かっていられる心地よさ。

綺麗な湧き水が温泉だったというレベルの澄んだお湯です。よくよく見ると微妙に含まれるカルシウムの析出物が浴槽のヘリに付着していました。

源泉が適温なのでシャワーもすべて温泉水のようです。

 


夕食は夜6時。一泊二食で1万を切る価格で部屋出しで温かいものを温かいうちに出してくれます。

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旅館飯ってだいたい冷めた状態で出されることが多いので、これは大きなプラスポイントです。そして日本酒によく合います。

ここは福島の地酒の品ぞろえが良く、レアものもあります。

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通常は一合単位での提供でしたが今日は空いているということで特別に半分くらいで3種類出してもらえました。神対応です。

 

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どれも香りが良くて美味しいものでしたが、食中酒なら写楽、単品ならロ万、その間のバランスが会津中将といった感じでした。
肉を焼いたら部屋が肉の煙で臭くなってしまったので換気している間に岩風呂へ。目論見通り貸切状態でした。

 

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湯の感じは貸切風呂と大差はなく、岩から気泡がぷつぷつ出ているのでお湯が出ているんだろうということがわかります。
斜めにせり出した岩はどうにも体の収まりが難しいところで、個人的には貸切風呂のほうがゆっくり入れました。
基本的に混浴ですが女性専用時間帯や女性用の脱衣スペースあったりとけっこう配慮されているので女性も安心です。


お酒を飲んだら眠気がきてしまったので早めに就寝。

 

 

 

<4日目>
最終日です。
遅めに朝風呂をいただいて、朝8時に朝食。家庭的な感じの朝食でした。温泉玉子は嬉しい。

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味噌汁が酸味の強い感じだったんですがこれが地元の味なんでしょうか。
焼き魚はイワシ。珍しいなと思って食べましたが肉厚で鮮度が良かったです。山の中なのに。


9時前にチェックアウトして、最後の湯巡りとなる野地温泉ホテルへ向かいます。
野地温泉ホテルは福島から磐梯方面へ抜けるスカイラインの近くにあるのですが、この日は濃霧でほとんど視界のない状態でゆっくり安全運転をしてようやく野地温泉ホテルについたのは11時30分ごろ。

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まるで異界に迷い込んだかのような雰囲気。この天気なのに駐車場にはかなりの数が止まっていました。


フロントで入浴券を買い、奥に進むと天狗の湯、剣の湯、鬼面の湯、扇の湯、千寿の湯という5種類の風呂がありました。
このうち剣の湯は男性専用でサウナつき。扇の湯は女性専用です。他は時間で女性と男性が入れ替わります。
ただし日によって日帰り入浴時間帯に清掃で使えないところがあるようで、この日は扇の湯でした。明日は千寿の湯となっていたのでこのあたりは要注意です。


本命は源泉自噴の千寿の湯ですが、13時からだったのでまずは天狗の湯へ。木造の広い内湯と外には露天風呂があります。
お湯は単純硫黄泉。硫黄の香りはやや控えめですがばっちり白濁した湯が綺麗です。
露天風呂は濃霧のためまったく景観が望めない状態でしたが、かえって秘湯感が出て逆に良かったような気がします。
露天風呂にはいかにも温泉玄人な人たちが陣取っていて、なるほどなと納得しました。普通の観光客ならこんな日にここには来ません。
天狗の湯からあがって休憩後剣の湯をのぞいてみたら無人でした。サウナはどうも日帰りでは使用できないようです。

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しばし温泉を独り占め。

 

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そして13時。

待ちかねた人が次々と千寿の湯に入っていきます。年季が入った木造の建物で浴槽は縦に3つ。熱め、中温、ぬるめの3種類。浴槽の底は板敷きで、板の間から自噴しているようです。
お湯の色は完全な純白。他の風呂はかすかに緑がかった色でしたが。こちらは完全に白。
そしてさらりとした湯あたりと軽やかさ。絹のような。。。いや、羽毛といったほうがいいかもしれない。
ここまで上品な硫黄泉は初めてだったのでこいつはやばいと声が漏れてしまいました。


他の風呂とは全然レベルが違います。

他の風呂のレベルなら正直再訪はないかなーと思っていましたが一気にくつがえされました。ここは今度は泊りで来たい。そう思わぜるには十分すぎる衝撃の泉質でした。

福島に来るなら間違いなくオススメの温泉です。このあたりは高湯や土湯などの温泉地もあるのでついでに湯巡りもいいかな?

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なお、ここの成分を見てみるとほぼ純水と言ってもいいくらいの薄い成分。これが軽やかさの秘密でしょうか。

 

 

硫黄の残り香をお土産に仙台空港から帰宅。
充実した福島の温泉と日本酒巡りでした。
毎年福島行ってる気がするけどまだまだポテンシャルを秘めているなあと感じます。