BuraKita。

ツツウラウラお散歩旅

【日帰り温泉】湯谷温泉(富山・庄川)

帰省するときの寄り道で行ってきました。

ネット上の情報ではマニア向けな温泉感が漂っていましたが・・・【温泉文化遺産】として後世に残すべきエクセレントなところでした。

 

場所は庄川沿いの小牧ダムのすぐそば。庄川の温泉街からちょっと離れたところにあります。

 

写真奥の小さい看板の右手側に駐車場(広場)があります。4~5台は大丈夫そう。

ここに車をとめて湯谷温泉私設バス停(バスは来ない)の建物の脇からちょっと急な坂を下っていくとその温泉はあります。

 

 

思っていたより品のいい感じ・・・? 扉も開いていてウェルカム感があって入りやすい。

中に入るとチャイムが鳴って、これまた品の良さそうなおばちゃんが戸を開けて挨拶してくれました。入浴料500円を支払います。

ネットの記事では無人のようでしたが、有人システムのようです。

スリッパをはいて長い廊下の先にある浴室に向かう用に言われます。浴室にトイレはないため入り口近くのトイレですませていきましょう。

ちなみにトイレはぴかぴかに掃除されていて、廊下には香木がさりげなく置いてあるなど心配りが感じられます。カビくさいに匂いはありません。

 

浴室への入り口(屋根はいつぞやの台風で崩落したためブルーシートがかかっています)

ここからぐっと廃墟感が出てまいりました。

女湯と男湯の入り口はアコーディオンカーテンで仕切るタイプなのでセキュリティは甘々です。貴重品は車の中に預けておいたほうがいいです。

 

ここから建付けの悪いドアを開いていざ浴室へ・・・

 

無色透明でとても綺麗な浴槽です。素晴らしい。

浴槽はわりと広いので5人くらいは大丈夫そうです。

奥に見えるパイプが温泉の噴き出し口で上下に稼働することができます。女湯と共用のなので男湯であげると女湯で下がる、シーソーのような感じとなっています。

なお、パイプの上部に隙間があるので気になる人はタオルでも突っ込んでおきましょう。

量すごすぎ。かけ流しってレベルじゃないぞ!

打たせ湯にもできますね。

飲泉も可能らしく、マイルドな塩味でした。

 

さて肝心の泉質はというと・・・間違いなく富山ではNo.1を争う部類かと思います。

ぬるめで、ぬるぬる感のあるとろりとしたお湯はとても柔らかくずっと入っていられる心地よさです。

 

まあ、浴室の壁はけっこうすごいことになってますがね。

 

30分ほど入っていたら富山県民のおじさん(10年ぶりくらいに来たらしい)が入って来たので少し話をしたんですが、ここは農閑期には湯治場として栄えていたそうです。よくあるタイプですね。古くても温泉は本物。間違いない。

結局40分くらい浸かってあがったのですが、汗がなかなか引かないので庄川を眺めながら涼んでいました。かすかなせせらぎの音と野鳥の声、秘湯感MAXで最高。

 

帰るときも入り口のおばちゃんにまた来てくださいねと優しくお見送りされたので再訪は必ずするでしょう。ぬるめなので夏にもおすすめです。(なおダム放水するときは臨時休業の模様)

 

温泉遺産認定!

 

(追記)2回目に訪れて分析書発見しました

 

動画はこちらに