BuraKita。

ツツウラウラお散歩旅

200725-26奥能登の旅

7月末までの石川県民宿泊割引を使って能登に行ってきました。

輪島や珠洲は県民からしてもふらっと行くにはちょっとした距離なので良い機会。

 

<25日>

 

朝方出発して、昼過ぎには輪島市に到着。前日の天気予報では大雨とか出ていたせいか観光客はまばらでした。結局、昼過ぎまでは曇りで雨もなくベタ凪だったんですが。

朝市はとっくに店じまいしているので、お昼は輪島市から少し離れたにある「とね」という店でいただくことにしました。

 

f:id:kita0525:20200729230357j:plain

f:id:kita0525:20200729230414j:plain

 

新しい店でめっちゃオシャレな建物でした。静かでゆったりした雰囲気。

 

f:id:kita0525:20200729230530j:plain

 

お目当てはふぐの天丼。輪島へ行ったらふぐを食べるべきです。全国でも一二を争う漁獲量のようで。

ふぐは鍋や刺し身だけではなく、天ぷらや唐揚げにするとふわっふわっの食感になり上質な鶏肉のような感じとなります。一度味わったらもう病みつきです。

御膳(定食セット)にすると小鉢に〆ふぐのタタキがついてきます。よい身の締りでなかなかの絶品。追加で食べたかったけど単品はないようで・・・。

お店の入り口に冷凍品がありましたが、さすがに持って帰れないので断念。

 

食後、輪島市方面に戻り、かねてから泉質が良いと聞いていた「ねぶた温泉」に立ち寄りました。ここは高級旅館「能登の庄」のお風呂の一部を日帰りで提供しています。

 

f:id:kita0525:20200729231255j:plain

f:id:kita0525:20200729231236j:plain


良い時間帯だったのか、入ったときは貸し切り状態でした。

f:id:kita0525:20200729231426j:plain

ドバドバと掛け流される源泉(加温)は鮮度もよく、極上のぬるぬる泉質。

なんとPH10の強アルカリ性で、薄い単純泉となっています。

ぬるめで優しく体を包む感覚は至福というしかない素晴らしさ。

奥には小さな露天風呂もありますが、すぐ横に道路があり車の通る音が聞こえるためやや風情には欠けるところはあります。

 

f:id:kita0525:20200729231749j:plain

能登に来たらマストで寄るべき良泉でしょう。高評価。

 

入浴後、外に出ると雨が降ってきていたので今夜の宿、民宿「田崎荘」へ。

珠洲市の名所、見附島(軍艦島)のすぐ近くにあります。

 

f:id:kita0525:20200729232156j:plain

 

田崎荘は民宿というにはわりと部屋数が多く、大浴場もあります。

温泉分析書がありますが、宿の説明書きには地下水と書いてあったりどっちだ?

(浴感はベタっとするので塩化物が含まれているみたい)

ねぶた温泉の後だとなおさら普通に風呂だって感じでしたね。

f:id:kita0525:20200729232553j:plain

f:id:kita0525:20200729232605j:plain

 

さて、夕食は魚を中心とした料理。名物らしい海藻のしゃぶしゃぶがありますが、やけに量が多くて飽きる・・・(そんなに味しないし)

スタンダードなプランの料理では美味しいと感動するレベルではなかったですね・・・都会から来る人なら違うんだろうけど。

一番がっかりしたのは日本酒が一種類だけしかなかったこと。しかも普通に買える銘柄。案内書きで「宿の主人は酒好きで旨い酒について聞いてください。ここでしか飲めない銘柄も~」とあおってきた結果がこれ・・・

まあ、普通に美味しい酒なんですけどね。

 

f:id:kita0525:20200729232734j:plain

ご飯は自分でよそうスタイルで、宿の主人がしゃぶしゃぶの鍋の火をチェックしつつ「そろそろいいよ」とか「早くしないと消えるよ」と鍋奉行をしていたのがなんか面白かったなあ。

 

食後、コンビニに行くついでに周辺をお散歩。古い商店街のとおりにシブい温泉銭湯がありました。(宿の門限がありそうだったので入浴断念)

f:id:kita0525:20200729233638j:plain

 

<27日>

 

この日は午前は曇り、午後から雨という予報だったので先日購入した折りたたみ自転車のテスト走行を兼ねて奥能登サイクリングすることにしました。

鉢ヶ崎の公園に車を止めてスタート。海岸沿いにぐるっと回りました。

平地では難なく走ることができますが、タイヤの径が小さいためか路面に大きく影響を受けます。何より坂道が鬼門。下りは天国ですが上りは地獄。ゆるやかに長く続く上りは心が折れるくらいの地獄。急な坂道は軽いギアだと全然進まないし降りて自転車押して歩いたほうがいいという結論に達しました。軽くて負担にならないし。

これを難なく走破する自転車乗りの脚力は化け物か・・・

 

f:id:kita0525:20200729234528j:plain

f:id:kita0525:20200729234545j:plain

f:id:kita0525:20200729234612j:plain

 


木ノ浦ビレッジ(超急坂)の先にある「二三味珈琲」という有名らしい?カフェで休憩して折返しました。このカフェもゆったりして居心地がいいところでした。

ランチもやっているようでスパイスカレーらしい匂いも。

 

f:id:kita0525:20200729234845j:plain

f:id:kita0525:20200729234902j:plain

 

走破ログ。

Geotrackerというアプリを使ったんですがいい感じでした。

Googlemapにも取り込めるし。

ガクっと速度が落ちているところは上り坂です。

 

f:id:kita0525:20200729235122p:plain

f:id:kita0525:20200729235136p:plain

 

なんとか返ってきて、遅めの昼食はご褒美の天然岩牡蠣

黄金岩牡蠣といってブランド化されています。値段は貼りますが肉厚で大きく美味しいです。(すぐになくなる)

レストラン浜中というところで、牡蠣丼で食べました。

出来上がるまでにかなり時間を要するので注意。(かぼちゃや芋のせい)

 

f:id:kita0525:20200729235834j:plain

f:id:kita0525:20200729235848j:plain

f:id:kita0525:20200729235903j:plain

 

今後も折りたたみ自転車を活用した旅をしていきたいところです。

20200620-621湯屋温泉(2/2)

翌朝。
朝からいい天気で、カーテンを閉めずに寝たので明るさで6時に目が覚めてしまいました。
朝食は8時からなので二度寝してからゆっくり朝風呂へ・・・。

 

 

朝食は名物の温泉粥に定番の朴葉みそ、お味噌汁、川魚をカリカリに焼いたもの、だし巻き卵となすの揚げ出し、そしてご飯。粥があるのに一合ほどあります・・・さすがに完食は無理。
お粥は鉄臭さは無くマイルドな味で普通に食べられます。胃腸にも良いようです。なお、温泉粥は地域のお土産としてレトルト商品にもなっています。

f:id:kita0525:20200622230513j:plain

※写真は翌朝のメニュー。あまごの甘露煮と目玉焼き、切り干し大根とメニューが変わっていました。

 

 

朝食後、近くにあるがんだて峡まで行き、滝巡り。
この辺りは滝巡りを観光の目玉としていて、初心者から上級者までレベルに応じた滝めぐりコースがあるようです。(※中級者以上はガイド申し込みが必要)

 

f:id:kita0525:20200622230602j:plain

※がんだて峡。見事な柱状節理の巨岩

がんだて峡のあたりは遊歩道があるので特に山歩きの装備でなくても可能で、滝の脇を階段で登っていくので迫力があります。(その分登りが多いですが)

 

f:id:kita0525:20200622230712j:plain


滝を過ぎると分岐があり、車道に戻るルートと溶岩でできた台地を散策するルートがあります。せっかくなので後者を選択(左手)。

f:id:kita0525:20200622230811j:plain

 

最初の登りを過ぎるとあとはなだらかで歩きやすい道なので、鳥のさえずりを効きながら木立を散策するいいお散歩コースになっています。

 

f:id:kita0525:20200622230936j:plain

ただ、熊が出るようなので追い払う用の鐘(のようなもの)があったりします。カエルの鳴き声がする湿原「どんびき平」を過ぎるとさらに奥に進む根尾の滝へのルートがありましたがロープで封鎖されていました。豪雨の影響で復旧中のため根尾の滝方面へは立ち入り禁止のようです。残念。

 

f:id:kita0525:20200622231048j:plain

※どんびき平 どんびきとは蛙のこと

 

f:id:kita0525:20200622231139j:plain

※根尾の滝方面は封鎖


ゆっくり回っておよそ2時間の散策でした。

 

 

ひと汗かいたので近くの「ひめしゃがの湯」へ。
ここはこの地域で唯一日帰り温泉が体験できる施設なので寄ってみました。

 

f:id:kita0525:20200622231317j:plain


施設は新しくて綺麗(とくに休憩室)で、風呂の種類も豊富で源泉の風呂をサウナの水風呂がわりに使用しているところが評価できます。

 

f:id:kita0525:20200622231609j:plain


源泉の温度は20度くらいなので水風呂初心者にもやさしいですが、サウナ―にはちょっとぬるいのかもしれません。二酸化炭素の成分は奥田屋よりも少なく、源泉は同じく肌への泡付きはありませんが、内湯の加温の温泉はしっかり泡が付きます。なぜ?

 

(参考)奥田屋の分析書

f:id:kita0525:20200622231521j:plain


後で調べてみたところ、特別な加温装置を導入しているらしく、投入も浴槽内(外気に触れさせない)なのでこの泡付きを実現できたのでしょうか。加温で抜けた炭酸ガス自体も浴槽内に入っているし。泡のシュワシュワ感を天然の温泉で追い求めるのはなかなか難しいことなんだなあ・・・。(そもそも炭酸泉自体レア)

 

また、ここは食事処も併設しているのですが、休日でかなり順番待ちが発生していたのでパス。

 

f:id:kita0525:20200622231744j:plain


「道の駅はなもも」まで戻ってきて喫茶コーナーの「にんにくチャーハン」を昼食にしました。
う~ん、ちょっと塩辛い・・・(山の地域あるある)
名物のみたらし団子は買いに行ったらちょうど売り切れてました。なんてこったい。

 

 

再び宿に戻ってきてチェックイン前の静かな時間、貸切状態の温泉を堪能。
これが連泊の特権ですね。

 

 

さて、夕食です。今回は念入りにお店を調べました。
そして上呂駅近くの「大安食堂」に決定。湯屋温泉からはちょっと離れていますが
今更そんな手間を惜しむことはナンセンス。

 

f:id:kita0525:20200622231850j:plain

 

6時過ぎに着くとテーブル席は見る限り埋まっていて、自分の前に6人のグループがいてちょっと待つのかなと思いましたが、すんなり席が空いて着席。
会議机のようなテーブルに卓上コンロが鎮座し、安いパイプ椅子と昭和の食堂感。
ここの名物らしい豚ちゃんにやきそばプラスで単品オーダー。定食にするとご飯と味噌汁がつきますが食べ過ぎになりそうなので。

 

f:id:kita0525:20200622231909j:plain


待つことおよそ2分。具材が入ったフライパンが到着。よく焼いて食べてとコンロでお好み加減に整えてから食べるスタイルのよう。麺がこげつきそうだったのでほどほどに焼いたら火を止めたんですが、他のテーブルは火はつけたままこげついた麺をはがしながら食べているようでした。おこげ的なやつなんだろうか?


甘辛のタレにつけこんだ豚肉はしっかり味がついていてやきそばと絡めると最高の相性。
これ普通のやきそば超えてる。しかも650円(やきそば+100円)なので安い。
まさに「こういうのでいいんだよ」飯で大勝利。
飛騨最強のファーストフードといってもいいでしょう。ビールと一緒につまめたら最高だろうなあ・・・。

宿に戻って日本酒で晩酌をして最高の状態で有終の美を飾ることができました。

 

 

 

ちなみに翌朝帰る前に飲泉場の源泉をペットボトルにつめて持ち帰りましたが
家に戻ったときには若干気がぬけて酸化で濁ってきていたので鮮度が重要なようです。

f:id:kita0525:20200622232153j:plain

 

 

3密を避けたアフターコロナのリフレッシュには最適なところだと思うので
避暑がわりに利用してみるといいんじゃないでしょうか。

 

f:id:kita0525:20200622232227j:plain

 

20200620-621湯屋温泉(1/2)

ようやく更新再開です。


コロナ騒動が一応ひと段落したこともあり、久々の旅行となりました。
もともとは補助金が出る県内旅行をしようと思っていたのですが、申し込み殺到で予定日に間に合わなさそうだったので急きょ県外旅行に切り替えました。
(補助使わずに県内旅行するとなんか損した気分になるので)

 

行先は岐阜の湯屋温泉。夏に行こうと思っていたレア泉質「炭酸泉」の温泉地です。

石川から自家用車で岐阜に抜ける場合、白山白川郷ホワイトロードを通るのが一番速いのですが、今年は路面崩落のため、石川から岐阜への通行はNG。
そのため、往路は福井まわり、復路は富山まわりのルートにしました。どうせならぐるっと一回りでね。

 

f:id:kita0525:20200622225415j:plain

山道は信号が少なく快調に進み、お昼ごろに明宝の道の駅に到着し昼食。
駐車場はいっぱいで食事処も混雑していたので、おにぎり屋で南蛮みそと山椒(期間限定)のおにぎりと明宝ハムのハム天串をテイクアウト。
明宝ハムの天串はまあハムだよねってことで予想どおりの味。おにぎりは柔らかく美味しいお米で特に山椒がGood。口の中を清風をかけぬけるような山椒の清涼感は暑い時期にぴったり。

 

 

そして下呂市に入ったので、せっかくなので下呂温泉にも立ち寄り。公衆浴場?の「幸の湯」は昔ながらの昭和レトロな銭湯スタイルの温泉。

 

f:id:kita0525:20200622225520j:plain


内湯は鮮度のいいお湯がかけ流されていて下手な日帰り入浴より断然泉質は良いかと思います。もっとも、地元民にはサウナ+水風呂が人気のようでしたが。アルカリ性単純泉のぬるとろ温泉はいいぞ。

 

 

その後湯屋温泉に向かい、宿泊先の「奥田屋」に到着。15時ごろだというのに駐車場にはすでに先客が3組いました。

 

f:id:kita0525:20200622225603j:plain

※この建物の裏に本館があります

また、入り口には飲泉場もあり、備え付けのコップでのむとチリチリと微炭酸を感じます。

f:id:kita0525:20200622225726j:plain

 

この奥田屋は湯屋温泉の開祖の子孫が営む宿で、300年以上の歴史はありますが格式ばったところは無く
一人宿泊や湯治宿泊も受け入れてくれるところです。というか他の宿は一人じゃ予約できない。。。(おひとりさまNG)
施設は老朽化しているところが多いのは事実ですが、ここの売りは何といっても温泉。源泉かけ流し(およそ15℃の冷泉)風呂に熱交換で加温したぬるま湯を備えています。(源泉風呂は男湯のみ)
炭酸泉は加温すると炭酸が抜けてしまうので、源泉そのままはベスト、加温も直接沸かしてしまうと源泉の良さが失われる場合もあるので泉質は間違いないと確信していました。

 

f:id:kita0525:20200622225816j:plain

 

客室は渓流に面したこじんまりとした作りで、ごうごうという流れの速い渓流の音がよく聞こえます。
目の前には橋がかかり、その先にはサイクリングロードがあるみたいですが、草木が生い茂っていました。


一点、大きな問題があるとすれば壁が薄いことで隣室の話し声がよく漏れてきます。
また、部屋の冷蔵庫はとても古くてコンセント抜いてあったので冷蔵庫を使う場合は入り口左手の自炊場の冷蔵庫使うといいかも。
自炊場は入り口とフロントの真横なので自炊で使用するにはちょっとためらいますが・・・
(レンジや洗濯機も置かれていました)

 

 

さて、部屋に荷物を置いたらさっそく温泉です。
男湯は地下にあり、6時~23時まで。24時間使えないのがちょっと残念ですが炭酸ガスが多いと夜間に事故が起きるとまずいからでしょうか。

 

f:id:kita0525:20200622225856j:plain

f:id:kita0525:20200622225915j:plain


入口の前には加温のぬるま湯、その奥には鮮やかな赤褐色の源泉風呂があります。源泉風呂に入るにはおのずと手前のぬるま湯を通っていくことになりますが、もともとは別々の浴室だったものを壁で取り払って一室にしたからみたいです。


ぬるま湯は薄い黄土色で肌への泡付きは確認されず。はて、と隣の源泉風呂でも試してみてもおそらく肌に泡はつかない様子(そもそも濁っているので確認しづらい)。

おそらく湯が浴槽から離れた位置からかけ流されているため、浴槽に入る前に過飽和の炭酸が抜けているのではないかと思います。実際源泉口からは時折ボコッという破裂音がします。(おそらく炭酸ガス)。

 

f:id:kita0525:20200622225956j:plain

 

湯は鉄と少し硫黄を感じる匂いで成分はかなり濃いです。
源泉風呂から再びぬるま湯に戻ると、ここである変化が。
肌にチリチリと刺激を感じます。なんだこれ!?(初体験)

 

あと、源泉風呂がまんま水風呂なのでクールダウンにはよく効きます。
なお、成分が濃く色がつきやすい温泉なので白物の下着は色移りに注意。
成分で肌がべたつくのが気になるならシャワーで洗い流してから出てもいいかも。
湯上がり後はほどよい脱力感で全身マッサージ後のようです。

 

 

さて、夕食は無しのプランだったので、車で近く(といっても8kmほど先)の「ひのきや」というお店へ。
暖簾おりてるのに準備中の看板が出ていてアレ?と思って中に入ったらどうやら予約でいっぱいだから準備中としていた模様。わかりにくい・・・。

 

幸い、一人なのでカウンターで食べることができました。
朴葉みそも飛騨牛もありきたりだなーと思ってメニューを眺めていたら「みそ天」というローカルフードがあったので頼んでみることにしました。

 

そして来たのがこれ。

 

f:id:kita0525:20200622230051j:plain


ネギを味噌を練りこんだ小麦粉に入れて揚げた?といったやつでしょうか。
味噌とネギが香ばしいのはいいんですが、いかんせん味が単調なので味変オプションがないとこの量ではさすがに飽きました・・・。
面白かったですが夕食としてはちょい外したかな。

 

宿に戻ってまた温泉の源泉(冷泉)をつかろうとしたけど冷たすぎてギブ。

秋や冬の時期でもこれをものともしない人がいるのだろうか・・・。

200213-0215高知~祖谷温泉

渋温泉旅から地元に帰ってきてその明後日には高知出張に行ってきました。
電車だとめちゃくちゃ時間がかかるところなので、どうせならと金沢から出ている夜行バスで高知へ。
所要時間は東京へ行くのと変わりません。3列なのでかなり快適でした。去年から開通したようです。

 

翌朝8時くらいに着いたので名物の帽子パンでモーニングをして

f:id:kita0525:20200219211650j:plain


仕事の合間に高知市内観光。前に来たときは寄り道程度だったので

f:id:kita0525:20200219211723j:plain

高知城や(意外と大きかった)

f:id:kita0525:20200219211756j:plain

桂浜へ。

 

f:id:kita0525:20200219211918j:plain

天気良すぎて暑いくらいだったので高知名物アイスクリンも。
ゆずとノーマルのやつのダブル。ほどよいシャーベット感でさっぱりした甘さで美味しい。

 

他にはローカルチェーンの「くいしんぼ如月」名物のチキンナンバンをお昼にしてみたり。

f:id:kita0525:20200219212027j:plain



一般的なチキン南蛮はタルタルソースですが、ここのはオーロラソースがかかっています。
薄めの鶏肉で酸味が効いていてソースもしつこくないので食欲が無いときにはぴったりだと思いました。

ローカルグルメには長年支持されてきた理由があるんだなあ。

 


さて、本番は仕事終わりの金曜の午後から。
駅前でレンタカーを借りて目指すはホテル祖谷温泉

 

f:id:kita0525:20200219212726j:plain


道路がずっと片道一車線(対面通行)だったり、道幅がとても狭かったりして神経を使いましたが高知市内から2時間弱で到着。土日の混雑する時間帯には避けたいところですね。

 

f:id:kita0525:20200219212149j:plain

日帰り入浴は17時までで、1700円。貸しタオルでなく100円でタオルも販売しています。ロゴ入りで記念品にもなります。

f:id:kita0525:20200219212234j:plain



温泉は内湯と露天風呂がありますが、露天風呂へは急勾配のケーブルカーで下ります。

平日の夕方という時間帯なので貸し切り状態。

f:id:kita0525:20200219212347j:plain

 

露天風呂は男女別と貸し切り用で3つあります。男女は入れ替えがあるのですが日帰りではどちらか1つだけです。泊まればコンプリートできますが、ここはハイクラスの宿なのでさすがに一人利用では泊まりませんでした。

 

f:id:kita0525:20200219212449j:plain

f:id:kita0525:20200219212523j:plain

f:id:kita0525:20200219212543j:plain


ダイナミックな渓流のそばの露天風呂へは勢いよく温泉が注がれ、天然?の細かい泡を多く含むからか肌にびっしりと気泡がつきます。(炭酸ガスは含まれていないようです)。

f:id:kita0525:20200219212633j:plain

そして、この景観に加えてレア度が高い点は、源泉かけ流しということ。四国の温泉は大部分が冷たい鉱泉なので、かけ流しできる温度の温泉はとても珍しいです。温度は38度くらいでぬるめですが長湯にはもってこいです。

 

f:id:kita0525:20200219212825j:plain


泉質はアルカリ性単純硫黄泉。お湯のぬるぬる感もグッド。文句のつけようがない秘湯でした。

ちなみに内湯は加温・循環・消毒ありで温泉の良さが完全に死んでいたので洗い場を使う以外には利用価値が無さそうです。(けっこう消毒臭いです。)

 

日帰り温泉を満喫して祖谷渓に寄った後、この日は阿波池田駅近くの「あわの抄」に宿泊しました。かずら橋に寄るの忘れてた・・・。

f:id:kita0525:20200219213105j:plain


「あわの抄」は一泊二食7500円で良コスパでした。

f:id:kita0525:20200219213547j:plain

夕食は鯛めしや一人鍋、天ぷらがついてなかなか美味しくて満足。朝食バイキングはいまいちでしたが。
ここもアルカリ性の温泉ですが加温・循環・消毒・加水(量が少ないから?)のフルセットでした。

f:id:kita0525:20200219213720j:plain

f:id:kita0525:20200219213736j:plain

地域住民が訪れていたので地域に愛される温泉施設なんでしょう。(泉質的には残念)

屋上階は展望室になっていて土讃線の電車と渓谷が見えます

f:id:kita0525:20200219213918j:plain

 

 

翌日は高知方面に戻り、日本一の大杉(見学料200円)を見た後、中津渓谷へ。

f:id:kita0525:20200219214011j:plain

にこ淵にも寄りたかったのですが歩道工事中だったので断念しました。

 

 

そしてこの中津渓谷がとても良かった。

 

f:id:kita0525:20200219214116j:plain

f:id:kita0525:20200219214204j:plain

f:id:kita0525:20200219214243j:plain

f:id:kita0525:20200219214317j:plain


なんというかファンタジー感。水も仁淀ブルーで美しい。


四国カルスト冬季閉鎖で入れなかったり、四万十方面へは時間が足りなくて行けなかったりと
ちょっと不完全燃焼感がありましたが、良い観光ができたように思います。

 

〆はローカルチェーンの「寿し一貫」で一人宴会を満喫して夜行バスでの帰路につきました。

f:id:kita0525:20200219214420j:plain

塩炙り系が激ウマ。高知の日本酒も種類豊富で飲み比べセットあって◎。

むせるくらい暴力的なワサビが効いた涙の鉄火巻がやばかった・・・

f:id:kita0525:20200219214501j:plain




高知来たなら中津渓谷は絶対行くべきですね。祖谷温泉にも行こう(結論)

20200210-0211信州渋温泉湯めぐり旅(2/2)

渋温泉の温泉の感想とレポです。
泉質は単純泉に近いナトリウム・カルシウム―硫酸塩・塩化物泉ですが、それぞれの地域で少しずつ泉質が違っています。pHも弱酸性~中性までと幅があります。浴感はさらりとしたお湯なので湯疲れしにくく湯めぐりとは相性が良いように思いました。ただ、湯冷めはしやすいので注意。

 

◆一番湯 初湯 ph4.68 泉温65℃

f:id:kita0525:20200213233545j:plain

f:id:kita0525:20200213233604j:plain


 ほぼ正方形の木製の浴槽で広め。天井が高く開放感がある。微鉄味。
 外国人三人組が入浴した後だったためかぬるめだった。(まあいいけど)

 

◆二番湯 笹の湯 ph4.68 泉温?℃(おそらく三番湯と同等)

f:id:kita0525:20200213233728j:plain

f:id:kita0525:20200213233811j:plain


 二人入れば窮屈なくらいの小さな石造りの縦長浴槽。そのためガツンとくる熱めになっていた。先客がいたらちょっと遠慮したい。微鉄味。
 
◆三番湯 綿の湯 ph4.6 泉温65℃

f:id:kita0525:20200213233909j:plain

f:id:kita0525:20200213233927j:plain


 正方形の石造りの浴槽。渋温泉街の外れのほうにある。入浴時は適温だった。微鉄味。
 
◆四番湯 竹の湯 ph8.0 泉温86.5℃

f:id:kita0525:20200213234007j:plain

f:id:kita0525:20200213234033j:plain


 金喜ホテルの隣にある。やや広めの木製の浴槽だが、泉温が高いため熱め。硫化水素を含むため微硫黄味。

 

◆五番湯 松の湯 ph8.0 泉温86.5℃

f:id:kita0525:20200213234113j:plain

f:id:kita0525:20200213234153j:plain


 スーパーストロングスタイルの激アツ公衆浴場。縦長で広めの石造りの浴槽。かけ流し量が多く尋常でない熱さのため水投入は必須。硫化水素を含むため微硫黄味。

 

◆六番湯 目洗いの湯 ph7.67 泉温52.5℃

f:id:kita0525:20200213234244j:plain

f:id:kita0525:20200213234330j:plain


 浴槽の壁はレンガとタイルを組み合わせたレトロモダン?な作り。浴槽は木製で縦長で広め。湯の花が多く見られた。
 
◆七番湯 七操の湯 ph7.3 泉温50.5℃

f:id:kita0525:20200213234407j:plain

f:id:kita0525:20200213234431j:plain

f:id:kita0525:20200213234449j:plain


 天井が高く、外気が入ってくるため半露天のような気分が味わえる。正方形でやや広めの石造りの浴槽。個人的には一番おすすめしたい。
 
◆八番湯 神明滝の湯 ph6.0 泉温58.7℃

f:id:kita0525:20200213234534j:plain

f:id:kita0525:20200213234607j:plain


 とても縦に長い浴槽。温泉街の中心部にあるため出入りが激しい。 

 

◆結願湯 渋大湯 ph5.7 泉温60.2℃

※利用客が多いため浴槽の写真なし

f:id:kita0525:20200213234656j:plain


 渋温泉のシンボル。中心部にあり広い木製の浴槽が2つ中央の仕切りを挟んで連結している。(あつめぬるめ用?)。脱衣場も広く大人数でも気にせず入ることができる。蒸し風呂も併設。無色透明とのことだが濁って見えた。しっかり鉄味。やや熱め。
 
◆金喜ホテル 貸切湯

f:id:kita0525:20200213234755j:plain


 空いていれば自由に利用できる。新築のヒノキ風呂で香りが良い。
 換気されていないので室内は蒸気でこもっている。

 

◆金喜ホテル 大浴場

f:id:kita0525:20200213234921j:plain

f:id:kita0525:20200213234946j:plain

f:id:kita0525:20200213235046j:plain


 地下にある温泉。熱めの大きな浴槽とぬるめの小さな岩風呂がある。
 自家源泉を使用しているらしい。ぬるめの温泉はゆっくり入れるので
 寝る前に入るのにちょうどよかった。
 

 

20200210-0211信州渋温泉湯めぐり旅(1/2)

f:id:kita0525:20200213232902j:plain

 

2/9のコミティア参加で東京に行っていたので帰りに渋温泉への寄り道旅行をしてきました。渋温泉では外湯めぐりで祈願をするというので、新年の一発目に幸先がいいと思ったのが選定の理由です。

 

翌朝7時30分池袋発の高速バスに乗って長野に向かいます。
平日で空いていたのか割引価格の1500円でした。安い!

 

長野駅前には正午ごろ到着し、長野電鉄に乗り換えて湯田中駅へ。

f:id:kita0525:20200213225307j:plain



記録的な暖冬であっても長野北部はしっかり雪が残っていました。

湯田中駅からは徒歩で渋温泉街に移動します。
このあたりは高低差があり、坂道も多く踏み固められた雪の残る道はなかなかデンジャラスです。温泉の湧出量は多いと思うのですが、あまり融雪には利用されていないようでした。
途中の神社に参拝し、旅の無事を祈願します。なんと隣には地域の公衆浴場がありました。

 

f:id:kita0525:20200213225521j:plain



他にもいくつか公衆浴場は点在しますが、基本的には施錠されていて誰にでも開放されているものではありません。
渋温泉の場合は温泉旅館の宿泊者のみ鍵を借りて湯めぐりをできるシステムです。

 

湯田中から約40分ほど歩くと渋温泉街に入ります。レトロで風情の残る温泉街です。

 

f:id:kita0525:20200213225703j:plain



まずは遅い昼食で腹ごしらえ・・・と蕎麦屋に入って注文して待っていたら
いきなりガラっと店の戸が開いて、猿が登場。
あまりにも衝撃的すぎて見つめ合ったまましばらく固まっていました。

 

f:id:kita0525:20200213225750j:plain

※イメージ


お店のおばちゃんが言うにはよくあることのようで、そのため周りのお店はすべて戸を閉め切っています。

f:id:kita0525:20200213230020j:plain

猿との共存はなかなか大変なようです。

 

f:id:kita0525:20200213225927j:plain

ちなみに蕎麦は薄く平べったい独特の麺で、これはこの地域特有のものなのかなと思ったり。
味はそれなりです。(観光地価格でちょっと高め)

 

f:id:kita0525:20200213230109j:plain

今日の宿は金喜ホテルというところで、チェックインにはまだ早かったので荷物だけ預けて地獄谷野猿公苑へ向かうことにしました。ここからは4km弱。1時間も歩けば到着します。

 

f:id:kita0525:20200213230158j:plain

遊歩道は踏み固められていてアイスバーンのようにつるつるな状態で、不慣れな人はなかなか苦労しているようでした。雪国育ちの自分は慣れたものでスイスイ進んでいましたが脇見をしたときにすっ転んでしまいました。油断禁物です。下を見て雪の状態を見極めながら進むのが大事です。

 

f:id:kita0525:20200213230353j:plain

 

野猿公苑の入り口前にかかる橋を渡ると秘湯を守る会の宿があり、日帰り入浴もできるのですが、15時で終了のため入れませんでした。残念。(HPに記載がなかった・・・)
ここは露天風呂に猿が現れるのを売りにしているようで、確かに猿が露天風呂にいるのを確認できました。

 

f:id:kita0525:20200213230531j:plain

野猿公苑の入り口からは丸見えなので湯浴み着が備え付けられているようです。
ここの温泉はその名も地獄谷温泉。一部は渋温泉のほうに引き湯されているようです。

 

 

さて、野猿公苑に入ると周りは外国人観光客ばかり。日本人は1割もいなかったように思います。海外からは温泉に入る姿がスノーモンキーとして知られているようです。

f:id:kita0525:20200213230633j:plain


実際、温泉に入る姿も見ることができました。気持ちよさそうだな・・・(入りたかった)

f:id:kita0525:20200213230714j:plain

 

野猿公苑の帰り道にギャラリー玉村本店に寄って日本酒を試飲。

 

f:id:kita0525:20200213230817j:plain

f:id:kita0525:20200213230848j:plain


ここはセルフで試飲できるスタイルのようです。また、ここは有名なクラフトビール志賀高原ビールの醸造もしているのでビールも飲めます(有料)。
日本酒も地域のブランド米を使ったクラフト感あふれるものばかりでした。
基本的は辛口でやや濃いめのものが多いですが、美山錦の酒米を使用したものは柔らかく香る自分好みの味だったので、新酒の生酒(本醸造)と一緒に購入しました。
味を確かめてから購入できるのはとてもありがたいです。

 

宿に戻ってチェックイン。一人にはかなり広めの部屋が用意されていました。

f:id:kita0525:20200213231030j:plain

長こたつもついていて捗ります。
建物自体は老朽化していますが、清掃はされているので全然問題ありません。

 

f:id:kita0525:20200213231316j:plain
浴衣に着替えて湯めぐりに向かうと、雪が降っていました。けっこうな勢いで。
湯めぐり祈願の手ぬぐい(旅館で購入:350円)にスタンプを押すのも苦戦する有様だったので一部は翌朝にスタンプを押しています。
※外湯の感想とレポは次の記事にて。

f:id:kita0525:20200213232155j:plain


夕食は地物のブランド豚肉を使った豚丼。アツアツの出来立てを部屋でいただきます。

ザ・こういうのでいいんだよ的な旅館飯で大満足。玉村本店で購入したお酒を添えて。

休憩した後再び外湯をいくつか周り、後はゆっくりと宿で過ごしました。

 

翌朝。朝風呂も外湯で済ませて宿に戻り、朝食は大広間でいただきます。

f:id:kita0525:20200213231820j:plain


きのこの味噌汁が絶品で温泉玉子も添えられた塩で食べると甘さが引き立ってグッド。
ちゃんとした(手抜きでない)朝食に好感が持てました。
朝方に降っていた雪は8時過ぎには止み、高薬師にも参拝。足を滑らせたら確実に死ぬような急な石段の先にあります。

 

f:id:kita0525:20200213232619j:plain

 

ともあれ湯めぐりも無事コンプリートして新年最初の旅は満足の温泉旅となりました。

 

f:id:kita0525:20200213232753j:plain

20191214箱根

東京に用事があったのでついでに箱根に行ってきました。

有名だけど一度も行ったことがなかったので。

 

今回はあまり予定を決めずに動こうと思ってある程度ノープランで行ったんですがそれが裏目として出てしまいました。

 

 

1.バスは渋滞が激しい

台風の影響で箱根登山鉄道が一部運休しているため、小田原からバスで大涌谷まで行くことにしたんですが、細い道に車が列を成して渋滞が激しく、また大涌谷は駐車場待ちの長い列が出来ていたので、かなり時間がかかってしまいました。

大涌谷へはロープウェイ経由が良いです。

 

f:id:kita0525:20191216233125j:plain

 

2.硫黄泉止まってた

こちらも台風の影響で宿泊した「ホテル花月園」の大涌谷の造成温泉の供給が止まっていました。入ったときはやけに透明で硫黄の匂いもしないし薄いのかなと思ってましたが実はそうだったという。(ここは自家源泉の単純泉もあったのでまあ一応温泉だと思いますが)

他の地区ではある程度復旧が進んでいるそうですが要注意です。

 

f:id:kita0525:20191216233633j:plain

 

なお、公式ホームページやホテル内の掲示はなくてFacebookのページのみお知らせがありました。ちゃんと告知しようよ・・・

 

3.黒玉子はバラ売りしていない

いちばん大きな売店で5個1組で売っていますがバラ売りはありませんでした。

一人旅で5個はちょっとキツイのでパスしました。

2個で売っている売店もあったようですが、売り切れていました。

 

f:id:kita0525:20191216234434j:plain

 

 

とまあ、残念なところは最初においといて箱根で印象的だったのは富士山がはっきり見えるところでした。冬はことさら綺麗に見えるような気がします。

 

f:id:kita0525:20191216234030j:plain

大涌谷から

 

f:id:kita0525:20191216234106j:plain

芦ノ湖方面からだと山の陰に隠れてしまいますが、関所跡の近くの公園の展望施設からだとよく見えました。

 

総評しては箱根は箱庭みたいな感じだなあ、と。富士山が見えて自然に温泉、レジャーといろいろ詰め込んだ感が都市圏の人々の支持を得ているんだと思います。

ただ、物価がかなり高めなうえ、同じ移動時間で草津にも行けることを考えるとあえて訪れる楽しみは少ないかもしれません。

芦ノ湖あたりは静かだったので日帰りでぶらぶら散歩して温泉入って帰るという楽しみ方はありだと思います。

まあ、とりあえず箱根に行くのは台風の被害から復旧してからが良さそうです。

 

今回は湯枯れの時期で利用しなかったんですが、秀明館という自噴源泉の日帰り湯治施設もあるので機会があれば訪れてみたいと思います。ロープウェイの姥子駅からも近いです。

f:id:kita0525:20191216235233j:plain

 

 

 

 

 花月園の客室の窓から偶然双子座流星群が見られたことと、東京の用事(ライブ参戦)はめちゃくちゃ良かったので結果的にプラスでした。

f:id:kita0525:20191216235523j:plain

f:id:kita0525:20191216235609j:plain