BuraKita。

ツツウラウラお散歩旅

20190525-0527京都宇治伏見など

5月25日は季節外れの猛暑日となり、京都では35度もある真夏さながらの酷暑。

旅行前夜に銀歯が取れてしまったので、急遽京都の歯科で仮処置をしてもらいました。

今はWEBでサクッと探して予約できるので便利です。都会のほうが設備もいいし。

 

けっこう歩き回ってへばったので夕方くらいまでゲストハウスの共有スペースで寝ていました。寝るだけなら2000円台で泊まれるのでありがたいです。宿泊税が別途200円かかりますが。暴挙だ。

宿泊したゲストハウスは「カオサン京都ゲストハウス」というところで、ゲストハウス界では有名らしいカオサングループの経営です。河原町駅から徒歩すぐでアクセス良。ちょっとアレなグッズが置いてある信長書店のすぐ近くです。

フロントの人はちゃんと日本語ができるので安心です。利用客は外国人がほとんどですが、共有スペースは広く畳エリアがとても快適。

 

さて、夜は三条の「おざぶ」という所で友人と飲みました。日本酒が時間制飲み放題で延長料金も割高にはならないので飲める人も飲めない人も納得のコスパでした。

ラインナップは京都滋賀の酒が多く、有名な銘柄はあまり無い模様です。入り口にいろいろ有名な日本酒の瓶がありましたが「インテリア」のようです。

いろいろ飲みましたが「風の森」シリーズが別格に美味かったので常時このシリーズがあるようなら間違いなくオススメです。

生酒微発泡性、甘い香りが豊かで後味淡麗。スイスイ入る。精米歩合80のやつすらまったく米臭さもなく驚きました。超硬水の仕込み水のおかげ?

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さて、翌日26日は関西コミティアで、当サークルも参加しておかげさまで持ち込んだ旅本(十数冊)は完売しました。インテックス大阪は空調が快適で最高の即売会だったと思います。

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月曜日は有休をとったので、インテックス大阪から宿へ向かいます。

住之江公園駅からシャトルバスで向かったのは「堺浜楽天温泉 祥福」。

カプセルルームを備えた宿泊もできるスパ銭です。宿泊は4000円弱。

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・温泉は加温循環消毒のフルセット単純温泉。露天は広くて開放的。

岩盤浴エリアが充実。漫画が多数(やや偏りあり)

・食事どころ併設。ただし割高

ここではエリアごとに鍵が別れていて統一されていないため常に2つほど鍵を持ち歩くのが面倒、カプセルエリアは夜9時以降でないと使えないなど宿泊としてはあまり使い勝手がよくありません。源泉掛け流しをうたっていますが誇大広告も良いところです。

昨年泊まった堺市のスパ銭の泉質が良かっただけにちょっと期待しすぎたかもしれません。(台風のため朝食は悲惨でしたが)

kita0525.hateblo.jp

 

翌日の27日は宇治に立ち寄り。有名な平等院鳳凰堂を見てきました。

荷物は置いてきた。この旅についてこれそうもない。

(荷物は京阪乗り換えの中書島駅通路内のロッカーへ)

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京阪の宇治駅から徒歩十分ほどで平等院鳳凰に着きました。

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思っていたより中はコンパクトな作りでひと巡りしたあと、併設の美術館に入ります。美術館には仏像や復元模型が掲示されていて見応えがありました。

その後茶房で一服。残念ながらお堂は見えません。

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せっかくなので限定の氷出し玉露を注文。旨みが強くてダシかと思うほどでした。凍らせているお茶も香りが格別。後味の余韻を楽しむ優雅な時間を過ごしました。

 

お昼を過ぎ、お腹が空いてきたので店を探しますが観光向けの割高な天ぷらなにがしとか抹茶なんとかという地雷メニュー的なやつが多く、こういうのじゃないんだよなあと思いつつ参道の手前まで戻ると、ようやく普通の喫茶店に出会えました。

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橋の前にあるのですが、2階にあるのでわかりにくく先客が一人のみでした。

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(右側の建物の2階)

 

ハンバーグランチ。コーヒー付き980円。

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付け合わせは蒸し野菜にかぼちゃのポタージュ。ご飯に紫蘇がかかっていて庶民感がプラス。ジューシーなハンバーグに、ひと手間加えた蒸し野菜の美味しさが加わり「当たり」でした。コーヒーもやや浅煎りの酸味が強いタイプで食後にピッタリ。

胃袋と自分の直感を信じて良かったなあ。

 

さて、食後は中書島駅まで戻り、駅から徒歩十分ほどの伏見エリアを散策しました。

このあたりは下町のような情緒が残っていて散策が楽しく物価も宇治の観光エリアの半額ほどじゃなかろうか・・・。

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言わずと知れた京都の酒どころです。

 

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伏水酒蔵小路という所で飲み比べ。20種類以上を一度に飲み比べできる狂気の飲み比べセットがありました。(途中で味わからなくなるやつ)

今回は時間がなかったのであまりゆっくりできなかったのですが、雰囲気がいいところなので京都に来た際はまた立ち寄りたいと思います。

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ブルワーパブもできるようなので楽しみ。

 

 

4月分イラスト

月替りイラスト4月分。4なので四国から。

背景は複雑だったので写真を加工したものにしてみました。

 

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場所はこんぴらさんの本殿から奥社へ向かう途中にある白峰神社の前で

いい感じに日陰もあり緑とのコントラストが良いのでお気に入りの場所。

 

ちなみにお遍路の格好させてますがこんぴらさんは札所ではないようなので寄り道ということになります。

もう5月になりますが

3月分のイラストになります。

原稿などでまったく手がつけられませんでした。

 

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題材は熊野の大斎原(おおゆのはら)です。

先日ブラタモリでもちらっと出ていましたが、ここには桜もあり、その眺めにとても感動した記憶があります。熊野は自分の旅の原点でもあり最もオススメのところなのでぜひ一度訪れてみてはいかかでしょうか。

(なお、絵は実際の桜より多少盛ってます)

 

旅本作りました

昨年の夏の東北一周の旅をまとめて旅本にしました。

ブログより多めにエピソード補強しています。

 

5月の関西コミティア、6月は北海道コミティア(委託)に参加するのでよろしくお願いします。新潟と8月の東京なども参加検討中です。

 

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20190321-0323鳴子温泉郷湯めぐり旅(3/3)

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翌朝。

寒さで目が覚めたので障子を開けると、雪! 暖冬でもう降ることはないと思っていただけにびっくりしました。

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雪が降ると景観がグッとしまって赤い橋がとくに引き立ちます。雪は見慣れているけど旅先で見る雪はなんか違ってなんか良い。

 

朝食は大広間で一斉に。これといって特徴のあるものはありませんでした。量は普通かな。

帰りは車で駅まで送ってもらうのであたりを散歩したりとゆっくり過ごしました。

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赤倉温泉駅から再び宮城県側に戻り、川渡温泉に向かいました。
川渡温泉も駅からけっこう離れていて、駅から20分ほど歩き、大きな川を渡ったところにあります。

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ここは旅館が点在している感じで温泉街というものはありません。

泉質も旅館によって違いがあるようで、自分の狙いは硫黄単純泉だったので公衆浴場を利用することにしました。

 

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公衆浴場は浴室内の料金箱に200円払って利用します。両替機はないので五百円玉を入れました。近くに自販機もないのでぴったり支払うにはあらかじめ小銭を用意しておく必要があります。

 

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運よく貸切状態で利用できました。温泉は黄色がかって綺麗な色です。

かなり熱くて浸かってはすぐに上がることの繰り返し。他に人がいたら軟弱者と笑われそうです。(実際熱い)
硫黄の匂いもふんだんにあり、個人的にはかなり好きな部類でした。

 

最後にまた鳴子温泉まで戻り、駅の裏側のほうにある姥の湯に日帰り入浴をしました。

 

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ここは4種類の温泉がありますが、露天風呂は清掃中で利用できず、宿泊者専用も1つあるので、実際は2種類だけになりました。限定解除は宿泊必須のようです。

特筆すべきは単純泉で、某スポーツドリンクのような香りがしました。自分の感覚が変なのかもしれませんが気になる方はぜひ体験してこれポ〇リじゃん!という意見に賛同してください。やや濁りのある温泉です。
浴槽は小さめですが、ひたひたにかけ流しの温泉が満たされてとても良い入浴感があります。

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もう1つは白濁硫黄泉。これも温泉好きにはうれしいポイントですが、近くの国道を走る車の音がうるさいので夜や朝利用がいいのかなと思います。やっぱり宿泊か。。。

 

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帰りはバスで半分寝ながら仙台駅まで。温かくてWifiも使えて便利。
夕方の便までの時間待ちに駅ナカのぷらっとで昼飲み。

ちょっと寒かったので熱燗も頼んだり。昼飲みはお得なのでおススメです。

 

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そして飛行機であっという間に帰宅。

早く着くのは体に負担がなくていいんですが、余韻がないのが寂しいなあと思ったり。

 

とにかく鳴子温泉は泉質の豊富さも含めて思う存分湯巡りすることができました。

20190321-0323鳴子温泉郷湯めぐり旅(2/3)

二日目です。

 

ギリギリまで黒湯を堪能しようとまた大浴場に行ったら入り口にやや自虐的な案内文があることに気づきました。

 

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さすがにゴミは言い過ぎでは・・・?

 

高友旅館をチェックアウトし、今日の目的地は赤倉温泉となるのですが新庄方面の電車は本数が少ないため、時間待ちをするくらいならと一度赤倉温泉を通り過ぎ、瀬見温泉まで行くことにしました。

 

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瀬見温泉瀬見温泉駅から下る道を徒歩十分ほどいったところにあり、かなり古そうな旅館が印象的でした。観光客っぽい姿もなく寂しげな感じですが、川のほとりにあるのでベストシーズンは夏とかになるんでしょう。

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公衆浴場の瀬見の湯はとても綺麗な新築の建物で、中に入ると下足箱とロッカー。男女それぞれの浴室への入り口は自動ドアで、料金を入れると開くシステムです。

 

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別府にもあったなあこういう自動システム。

 

午前九時から十二時ごろまでは清掃中のため使用できませんが、自分が訪れた少し後にちょうど清掃が終わり、一番風呂をいただくことができました。
脱衣場は狭く、3人もいれば窮屈な感じです。

まずは内湯。ぬるめと熱めの二種類があり、温度の基準は高めでぬるめが適温といったところです。

外にはほぼ一人用サイズの小さな露天風呂があり、公衆浴場ながらバリエーションが豊富でした。
泉質は塩化物泉でよく温まり、クセのない湯なのでじっくり浸かることができます。
次第に地元の人が増えてきたので、内湯の隣にあるふかし湯に移動しました。

 

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ふかし湯は床がすのこ状で、蒸気が出る丸い穴が開いていて、そこにタオルなどを当てて寝転んで温まる温泉サウナといったところです。サウナと違うのは高温多湿ではないため、息苦しさなどは感じることがなく、天然の床暖房で体がじわじわと暖まるので冷えにとてもよく効きました。

ここはいちおう着衣(浴衣など)が推奨されていますが地元の人はそのまま裸で利用していました。厚めのバスタオルか替えの下着に余裕があればそれを使ったほうがよさそうです。(自分は後者)

 

 

遅めの昼食はおばあちゃんが一人で切り盛りしているやまや食堂へ。

温泉街の奥の赤い橋を渡った正面にあるお店です。

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観光客向けでもなく、それでいてどこか馴染みやすい不思議な空間でした。
メニューはラーメンや丼ぶりものなど、よくあるラインナップの中からカツ丼を注文。
カツを揚げている途中に煮物の小鉢や漬物を出してくれました。

どちらも味は濃い目ですがほっこりする家庭の味。

しばらくしてカツ丼がお吸い物と一緒に出てきました。いただきます。

 

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カツには卵がしっかりと、完全に固まっています。そしてちょっと黒っぽい。

カツを一口食べると予想どおりガツンと醤油が効いた、ローカルの味付け。こういう味に出会いたかったんだ!と心の中でガッツポーズ。
基本的に薄味が好みですが、旅先ではその地域のスタンダードな味に出会えることで旅情を感じます。

お吸い物は味噌汁と思いきや、これも醤油味・・・? いやなにか油っぽい風味とネギがたくさん。もしかして醤油マシマシの中華スープだったんだろうか。
これはさすがに飲むとキツそうなので、二口程度でやめることにしました。

良い旅メシに出会えたと思います。

 

 

その後、赤倉温泉に移動。天気は良かったので駅から歩いたら徒歩1時間ほどでした。宿の人に話したら歩いて来たんですか?って言われたけど(送迎あり)。


赤倉温泉は川を挟んで旅館が並び、ここも温泉街というには小さなところでした。
今日の宿、三之亟は秘湯を守る会の会員宿で建物は老朽化はしていますが、客室は綺麗なほうに感じました。この時期にうれしいこたつつき。

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角部屋で窓の下をごうごうと川が流れている様子がよくわかります。今の時期は雪解け水で水量が多いからか荒々しい流れでした。

 

 

大浴場の温泉は天然の岩をくり抜いてつくった自慢の自噴泉。そのため浴槽は凸凹しているので注意しないと深みにはまって転倒しそうになります。

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自噴している場所は浴室の入り口に描かれていましたが、湯量が少ないのか自噴しているという感じは結局よくわからないままでした。

源泉ゼロ距離のお湯は鮮度抜群で、泉質は単純泉。極上の温泉です。


自噴の大浴場は基本混浴ですが、女性専用の時間があります。けっこう細かく時間が分かれているので利用しづらい感はありますが。
他には半露天の風呂と小さな貸切風呂があります。大浴場には洗い場があまりないので、体を洗うには混浴でないこちらのほうがいいと思います。

 

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夕食は品数が多い豪勢な旅館飯。

一斉に提供するため冷めたものが多いですが味はなかなか。

 

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地酒もいろいろ揃えてあるのですが、すべてボトル単位のみの提供が悲しいところ。

地元のブランド米のご飯は美味しかったけどおかわりする前にお腹がいっぱいになってしまいました。

 

この宿のロビーは風情があっていいのですが、この日はあまり暖房が効いておらずゆっくりするには厳しかったので部屋でゆっくり過ごしました。

 

20190321-0323鳴子温泉郷湯めぐり旅(1/3)

一か月ほど間が開いてしまいましたが、先月の鳴子温泉旅行のレポとなります。

 

旅行前日の20日の仕事終わり。急いで支度をして仙台へフライト。
明日の21日は祝日なので、前泊の宿代を含めて明日向かうより航空運賃が安いので。朝イチから動けるメリットもあります。
まあ、小松から仙台までは1時間弱のフライトなのであっという間なんだけど。

 

宿は東仙台駅から徒歩十五分ほどのゲストハウス「梅鉢」です。住宅街にあってわかりにくい場所です。見た目は一軒家。

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玄関を開けると即、フリースペースで夕食後の談笑中に自分が入ってきたもんだから、一斉に自分のほうに視線が来ました。なかなかキツイ。

個室居酒屋で部屋間違えたらたぶんこんな感じでしょう。

ここはフレンドリーさを売りにしている感じがあるのでフリースペースに人が集まってるんだろうなあ。

部屋は2階で、人が多かったのか基本はベッドなのに自分は床敷きの布団。まさか同じ値段で格差を味わうとは。

まあ、ここに決めた理由はもう一つあって地酒を安く提供してくれるサービスがあったこと。なんとニッカ宮城峡限定のウイスキーが並んでいたので、嬉しくなってストレートで注文し2階のほうの誰もいないフリースペースに持ち込んでじっくり味わいました。

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バーカウンターはワイワイやってるフリースペースにあるのであそこで一人でやるにはなかなかねえ…。

 

 

翌朝。

案の定体が痛い。
朝食は自由にパンを焼いて食べられるので、誰もいないフリースペースでそそくさとすませてチェックアウト。
事前に決済しているので、手続きがなくて楽でした。

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鳴子温泉へは電車で向かいます。
途中の無人駅でなんと超高級観光列車「四季島」とすれ違い。
こんな路線も通るんだなと。あの列車に乗る機会はあるんだろうか…。


鳴子温泉に到着し、まずは温泉神社にお参り。
そして、参道のそばの公衆浴場「滝の湯」で初入湯。

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ここは数年前に訪れたことがあったんですが、そのときは夜で人が多かった記憶しかありませんでした。午前中は空いていてゆっくり浸かれる余裕があり、お薦めです。
建物も木造で風情があり、鳴子温泉を代表する温泉でしょう。

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裏に回ると源泉槽があり、壁を貫通する木製のパイプからダイナミックに浴槽へ湯が注がれています。

 

 

湯上り後はぶらぶらと中山平温泉駅方面へお散歩。
途中、鳴子峡という観光スポットがありますがまだ残雪の残る時期で閑散としていました。

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けっこう歩いて1時間ほどで目的のしんとろの湯に到着。お昼を過ぎてしまいました。
ここはヌルヌルの重曹泉で、自分の好きな泉質でもあります。

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併設の物産販売所に食堂があったので、かけそばに温泉卵をプラスで。ちゃんとそば感のある美味しいそばでした。

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温泉施設は内湯が1つのみ。さっそく湯に浸かってみれば石鹸を塗り込んだかのよう。これほどのヌルヌル感は初めての体験でした。
わりと混み合っていたので人気のある理由がわかります。
すぐに体が熱くなるのでいったん湯からあがって休憩するのですが、腰かけるところが浴槽のヘリにしかないので、すべてのヘリが人で埋まる異常事態。すぐにあがるのはもったいないので温泉マニアが多いんだろうなあと勝手に納得していました。

 


中山平温泉駅まで移動して電車待ちの間に駅ノートに落書き。

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事故った。

 


ここから電車で2駅の鳴子御殿湯駅で下車。

すぐ近くのなるみストアーで温かい大栗だんごを購入しました。

このあたりの名物菓子のようです。店内でもいただけるとのこと。

 

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栗が丸ごと入っていてみたらし系があまり得意でない自分でも美味しくいただけました。甘さと塩っ気の塩梅がいいです。

 

 

そして、今日の宿は高友旅館。黒湯で有名な老舗です。

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建物はさすがに古く、素泊まりにしたので自炊棟に通されました。

安アパート感のある客室でキッチンがついていました。口コミでは散々に言われてたりしますが、全然許容範囲だと思います。


荷物を置いて、いったん外出。

川渡温泉方面へ15分ほど歩いたところにある馬場温泉の黒湯に入ります。

お目当ては庭の小屋にある外湯。受付は旅館で行い料金は300円。

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土休日は午後3時までだったらしく、ちょっと時間を過ぎての訪問でしたがご厚意で入らせてもらいました。
ここは貸切風呂となるので、入ったら表の表札を入浴中とします。

高濃度の炭酸を含んでいるため換気はつねにされているようで、使用していないときは脱衣場のほうの窓を開いておくのがルールらしいです。(旅館の人はここが開いてるかどうかで使用中か判断していました)。

基本的に地元向けらしく室内にはお知らせや訃報まで掲載されているローカルっぷり。

 

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お湯は激熱という情報でしたが、まだ肌寒い季節だったこともあり、熱すぎることはなかったです。

高温ながら入浴するとすぐにびっしり泡が肌に付着。ものすごい炭酸の量です。
体への圧迫感もなかなかで2-3分浸かっては上がるの繰り返しでした。

臭いはとくに個性はなかったように思いますが、間違いなくパワー系温泉です。

なお、利用は三十分までとなります。

 

 

帰り道の途中でコンビニで夕食を調達し旅館へ戻りました。

さっそくメインの黒湯へ。

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Uの字型の黒湯とその上に白濁の硫黄泉があり、白と黒のコントラストが良いです。そして強烈なアブラ臭。

これは病みつきになる気持ちがわかります。ヤバそうな臭いなのにこれが合法なんだから。

湯は柔らかくつつみこむような優しいものでした。先ほどの馬場温泉とは対照的です。そう離れてはいないのに黒湯でここまで泉質が違うのは面白い。

 

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Uの字の先端は体のおさまりがちょうどいいので狙っていきましょう。


上の白濁泉はぬるめなのでインターバルに使うのがよさそうです。黒湯のあるところから階段で登った先にあるので利用者がいなければ貸切感があります。

 

大友旅館はこのほかにも広い館内にいくつも風呂がありました。
黒湯は混浴のため(女性専用時間あり)、女性用と男性用があり、時間帯で入れ替わります。

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男性用のひょうたん風呂では18切符で湯めぐりをしている初老の男性と一緒になりました。浴槽が小さいので必然的に少し話をすることになります。

ここはお湯がいいから少しくらい建物がくたびれてても全然ノープロブレムということで意見が一致しました。

夕食は部屋でコンビニ飯。まわりには店がないのでこの選択肢になります。

鳴子温泉に行けばいくつかありますが、わざわざ出歩くのはもったいないと思うほど、ここの黒湯は魅力的でした。