BuraKita。

ツツウラウラお散歩旅

20220716-0719 本州西日本(ほぼ)一筆書きの旅 (2/2)

続きです。

 

◆2日目(7/17)

 

旅館を朝5時に出て(通常は施錠されているので前日に言っておく必要があります)始発の電車で出雲市方面へ。

 

車内で寝れるかなあと思っていましたが、こういうときに限って寝つけなかったりするんですよね。

今日は雨予報ではなかったので貴重な晴れ間も見えたり。

 


途中、米子で乗り換えます。ここは0番ホームに鬼太郎関連のオブジェがたくさんあるので時間があれば寄ってみると面白いです。昔来たときよりも増えてないか・・・?

 

そして10時前に出雲市到着。本日はレンタカーを借りて秘湯巡りです。
時間が無かったのでスーパーでコーヒーとグミ(目覚まし用)を買って、まずは小屋原温泉へ向けて出発…しようとしましたが大きな問題が。
スマホBluetooth接続できない。何度やってもダメ。
通常は音楽聞きながらドライブするので、リラックスと目覚まし効果が期待できるんですがこれが不可。痛い。
テレビやラジオは山間部に入ると繋がらないし・・・。不眠状態なので安全運転を心掛けました。

まずは、旅のメインの目的でもある小屋原温泉へ。

 

ナビでは北側の道路のルートを指しますが道が狭く、また現在通行止めのため南側からアクセスします。(それでも目的地近くはすれ違いが難しい林道のような道です)道に迷ったり(工事してたり)したので小屋原温泉に到着したのは予定より遅れて正午ごろ。

 

ぽつんと一○家旅館です。

既に何組か先客がいたため20分ほど待って入室。ここはいくつかある個別の浴槽を貸切りで提供していて、利用時間は50分までです。

 


素晴らしすぎる光景。

 


ぬるめの炭酸泉で、さすが西日本随一と呼ばれるほど泡付きもすばらしい。

 


さらにはロケーションも良く沢の流れる音と野鳥の声がBGMでリラックス感抜群。

これで500円とか安すぎる。

 

(源泉より使用位置の温度が高いのはなんでだろう? 加温はしていないと思うけど)

 

金気臭があり塩気のある温泉のため、体にはなかなか負担が来るので途中何度か休憩しつつ入りました。
炭酸泉のレジェンド、七里田温泉の浴感には及びませんが一度経験したほうがいい温泉でしょう。

 

湯上り後、少し休憩してから千原温泉へ向かいます。
ここがガチで(秘湯レベルとして)やばかった・・・。

 


すれ違いのできない細い林道の先にある温泉で、ほんと、マジでぽつんと一〇家じゃないんだからと心の中で突っ込みを入れていました。
しかし、到着してみると駐車場には何台も車がありました。

どうやら常連は入浴と休憩を繰り返すことができる有料休憩室のプランを選択して一日過ごすようです。そのため混み合うと待ちが発生します。

自分は運よく入ることができましたが浴槽はかなり狭く、がんばって5人が精いっぱい。
女湯はまったく空かないようでずっと待っている人がいました。確実に入るなら朝イチが大原則でしょう。

 


温泉は土色に濁り、金気臭のある強めの塩化物・炭酸水素塩泉で、足元湧出のためボコボコと泡があがってきていました。ちょっとしたジャグジー感?
やや冷たいかな?と感じる温度くらいなので夏場には最適。冬場は上がり湯用の浴槽(一人用)も使うようです。


20分ほど浸かった時点で湯あたりしそうになったので退散。無料休憩室の座敷でちょっと寝転んで回復・・・。

 

Wifiあるのねここ。(まじか)

 

とりあえずガチ秘湯感はありますが混んでいるしアクセスが悪いので再訪はないかなあ・・・

 

 

昼飯抜いてしまったので疲労感と低血糖感を感じながらもギリギリのところで運転しつつ、最後に須佐神社に寄ってから無事レンタカーを返却。いやーきつかった(真似してはいけない)。

 


さすがに出雲市駅前で割子そばを食べて休憩。そば茶がしみるわあ・・・。

 

その後特急で益田へ移動、出雲市より西は未踏だったんですが特に車窓で見どころは無いですね。というか人家が少ないしスーパー見つけたら驚くレベル。
益田の宿はカプセルホテルの個室型のような部屋の簡易宿。個別空調で室内も綺麗。無料朝食にVOD見放題らしい。前日の宿よりベッドの塩梅も良いとは・・・。

 

夜は地元の人がよく行くらしい「あんじょう」という居酒屋へ。なんか量が少なかったり大すぎたりと一人飲みには難しいところでした。

 


海鮮は地物が無かったなあ。東洋美人の限定酒は美味しかったので良しとする。

それなりに飲み食い済ませて宿に戻り、今日はさすがにすぐ就寝しました。

 

 

◆3日目(7/18)

 

朝5時半起床。ぐっすり快眠できました。
朝6時半の始発に乗るので6時15分からやっている無料朝食は見送り……。あと5分早ければ食べられたのになあ。

 

益田から萩方面へ。

 

 

雨が降ってきたので途中下車して自転車で巡るプランは中止。

ただ、このまま長門市に行っても1時間待ちくらいになるので、ちょうど雨があがるタイミングで玉江から萩城下町をぶらぶらお散歩して雰囲気を感じることにしました。

 


常盤大橋から城下町を通って高杉晋作誕生地を経由して玉江橋から戻ってくるというルート。

 


猫がいた。

 

 

カニもいた。

 

 

まあ、なんとなく雰囲気は味わえた・・・かな?
(幕末はあまりよく知らない勢)

 

 

そして三日目のメインイベントの地、長門古市へ。

 


ここから自転車で元乃隅稲成神社に向かいます。

幸い、午前中は雨が降らない感じだったので急いで準備して出たら合羽忘れてきたという。(荷物は駅にチェーンロックかけて置いてきた)

 

まさに背水の陣。

 

高低差がかなりあり坂道もかなりエグいところが多く、上りは押して歩いていました。とてもきつい。
電動自転車のレンタルプランなら楽なのだろうか?(駅の掲示物)


ひいひい言いながらようやく元乃隅稲成神社に到着。

 


確かに見栄えはするところですがめっちゃ作られた感アリアリというね。

まあ、目的は達成したので良し。帰りも辛かったですが雨が本降りになる直前に駅に戻ることができて結果オーライ。
雨じゃなく汗でびしょびしょになっていましたが……。

 

上り坂は歩いているので、ノコギリ波のごとく・・・。

 

その次は川棚温泉へ。

駅から自転車で10分くらいのところに温泉街があり、立ち寄り湯をしようと目星をつけていたところの営業時間がずれていて入れず、やむなく公衆浴場のほうへ…。源泉かけ流しじゃなかったけど柔らかいお湯でした。

 


遅めの昼食は名物の瓦そばの店へ。14時過ぎでも順番待ちがあるくらいの人気店ですが、回転が早いので意外とすんなり。

 

 

庭園を眺めながらお茶を飲んでまったりしていると瓦そばが到着。

 


そばつゆは酸味のあるタイプで、ぶっちゃけそば自体は風味があまりなく美味しいとは思えませんが、そばをじっくりとパリパリに焼いて具材と一緒に食べると、なるほど悪くない。
どちらかというと焼きそばの範疇かなあ。

 

川棚温泉を出たころにはがっつり雨予報が出ていたので、下関周遊はキャンセルし、今日の宿の湯田温泉へ直行。

新下関から新山口まで新幹線とっていましたが、結局在来線で行くのと時間が変わらなかったので払い戻ししました。
湯田温泉駅は一筆書きの経路にないので、新山口から湯田温泉までは別途切符を購入しています。(230円)

 

そして湯田温泉到着。
宿はビジネスホテルで、温泉使っているけど消毒循環ありなので普通に風呂。さっぱりしてから大雨のなか出かけます。

 


まず狐の足あとという所で情報収集を兼ねて利き酒セットを2セット注文。
東洋美人はやっぱり好みで美味い。貴という銘柄はパイナップルみたいな香りがして面白かったです。
こういった所で好みの酒を探せるのはありがたいです。
飲食店のガイドブックをゲットしてから、真なる源泉かけ流しを求めて山水園の立ち寄り湯の施設へ。

 

 

ちなみに隣には縁結び&縁切りで有名らしい熊野神社があります。大雨で夜だとなんか怖いよ!

 

山水園の営業は22時までで、21時ちょうどに入ったらほぼ貸し切り状態で存分に堪能することができました。


もちろん自家源泉の泉質は言う事なしで、浴場で使用している源泉はほんのり硫化水素の匂いがして嬉しい。

こっちはただ風呂に入りに来てるんじゃないんだ、ガチの温泉に入りに来てるんだよ!

ジャグジーっぽいのとサウナと水風呂がありました。

 

 

露天風呂は屋根がないので大雨の日にはちょっと……。
水風呂はさみつつ40分ほどいましたかね。湯田温泉に来たらここはマスト。普通に泊まると高級旅館ですが宿泊者には専用の内湯があります。

 


風呂上がりにロビーにある飲泉所で水分補給。

 

 

こちらは別源泉で硫化水素は無く、普通に美味しい名水でした。水風呂はこちらを使っているかもしれない。

 

さて、温泉を堪能して最後になにか腹に入れて〆ようと思ったのですがガイドブックに載っている店がことごとくお休みという。連休最終日はまずかったか……。

お酒は利き酒で満足してしまったので居酒屋で〆の飯だけを食べるのも抵抗があったのでコンビニでカップ麺とカップ雑炊のギルティセットを買って部屋で食べました。まあ、間違いないね。


大雨&連休最終日でなければ湯田温泉街をもっと楽しめたと思うのが心残りでした。

 

 

◆4日目(7/19)

 

大雨で湯田温泉から新山口駅までの区間が運休という、波乱のスタートでしたがなんとか路線バスで新山口まで移動し、予定をすべて切り上げて帰宅しました。

遅延やら運休が出ているなかで無事帰れたのは良かったと思うしかない。

一筆書き旅行の有用性が確認できた旅であったと思います。

 

途中下車印たくさん。

 

20220716-0719 本州西日本(ほぼ)一筆書きの旅 (1/2)

連休にプラス1日をして3泊4日の長距離旅行をしてきました。
あいにくの雨予報の間隙を縫うように雨雲レーダー(スマートニュースのアプリ)を駆使しながら健闘しました。(かなり精度高くて驚いた)

 

今回はいわゆる”一筆書き”経路を活用した電車旅となります。
ルール等は別サイトで解説されているので割愛しますが長所と短所は次のとおり。

 

<長所>

・長距離になるほど1kmあたりの乗車料金が安くなる
  →往復で買うより安くなる場合も

・お盆でも年末年始でもいつでも使える。18切符シーズン外の長距離移動に最適

・乗車券の有効期限が長くなる

特急券を購入することで特急に乗れる(18切符だと別途乗車券が必要)

・後戻りしない限り何度でも途中下車できる(乗車券のみ。特急券は不可)

 

<短所>
・ルートが限られるため自由度が下がる
・後戻りができない(先の駅で乗るのはOK)
・発券に時間がかかる(非常に申し訳ない感ある)


さらに今回はJR西日本管内で完結させたので、JR西日本株主優待券を使うことで相乗効果をプラス。一筆書きは片道乗車扱いになるため、片道の乗車券・特急券(複数OK)が半額となる株主優待券と相性がいいんです。

 

 

今回のルートは西敦賀から山陰本線を経由して下関方面を回り、富山まで帰ってくるというルートで、始点駅までの切符とルート外の寄り道の切符は別途購入します。特急券と併せて総額で18000円ぐらいでした。
特急券は途中下車するため分割しています(※後でかなり予定が変わりましたが)

 

前置きが長くなりましたが、旅の記録はここからになります。

 

◆1日目(7/16)

 

まず、乗り継ぎの関係で早朝の特急(一部区間)に乗る必要があるので、特急券と西敦賀(一筆書きの始点)までの乗車券を購入しました。

福井で乗り換え、敦賀駅で途中下車※していつものおろし蕎麦を食べました。これを食べると旅が始まったなあと感じます。

※たまたま始点駅から敦賀まで100kmを超えていたので途中下車可。100km以内は途中下車不可(前途無効)

 

敦賀駅はなんか新しい施設ができるっぽい?

 

敦賀から小浜線に乗り換えてとりあえず福知山まで。途中下車してみましたがとくに寄り道できそうな所がなかった(時間的に)なかったのでスルー。

 

そして豊岡まで来たところで最初の決断が求められました。
元々ここで乗り換え待ちが長く、それならと自転車で城崎温泉まで移動する予定でした。しかし、不運なことに三連休は天気に恵まれず豊岡についた時点でポツリときていました。

 

自転車で行く or 待って電車移動

 

 

そして決断。

 

雨具がいらない程度の小雨だったのと雨雲レーダーの予測から判断しました。
やがて予測どおり雨が止みましたが念のため玄武洞はスルー。(人も多かったし)

 

と、城崎温泉の手前で不自然な迂回路を発見。何だ・・・?と思っていると頭上を大きな影が通りました。コウノトリです。
ここはコウノトリの巣があったので迂回路となっていたのでした。

 


というか大きいなコウノトリ
しばらく観察していましたが、警戒しているのか巣の近くには戻ってこない様子なので名残惜しく感じつつも先へ。


幸い通り雨にも遭わずに無事城崎温泉に到着しました。とりあえず成功!

 

城崎温泉からしばらく進んで浜坂へ。

ここでも1時間近く乗り換え待ちがあったのでちょっと海でも見てこようかと自転車でビーチのほうに行ってみることに。

祭りがあるらしく神楽舞台?が設営されていました。


そして近くのジオパーク施設が思いのほか見どころが多く、むしろ時間が足りない。


無料なので浜坂で時間待ちの際にはおすすめです(徒歩だとちょっと距離がありますが)

 


その後浜坂から鳥取駅へ移動。

本来の予定は途中下車して砂丘寄っていく計画でしたが雨雲来ていたのでパス。実際に鳥取着いてしばらくしたら降ってきていました。

 

本日の宿は鳥取駅前の温泉旅館「丸茂旅館」。

駅前に温泉がわいているとは知らず、源泉かけ流しをうたっているのでどんなもんだろうと確かめるため泊まることにしました。宿のことは後述するとして夕飯のため駅前をぶらぶら。

 

まずはすなば珈琲をおさえる。あっさりテイストで好みではないけど……

鳥取駅前はかなりリーズナブルな居酒屋が多く、そのうちの一軒に入ろうとしましたがあいにく満席だったので、〆にと考えていたラーメン屋ですますことにしました。

 


繁華街の裏手のほうにある「ももちゃんラーメン」は旨辛ラーメンと牛すじラーメンが有名のようで、飲食店パンフレットでぐっと来たのでここに決めました。牛すじラーメンを中盛り(1.5玉)でオーダー。

 


まず牛すじを一口。
とろとろで臭みはまったくなくめちゃくちゃ美味しい!

スープはあっさりめの醤油味なのですじの牛脂が加わってコクのある牛スープにグレードアップ。そして胡椒でなく一味唐辛子を選択することが最適解。

なお、麺は微妙な感じでしたが。
牛すじ単品にビールという選択肢もアリでしょう。再訪したい。

 

さて、旅館に戻り温泉の評価です。(写真は貸切りの家族風呂)


消毒や循環は無いですが、加水はあるようです(夏場だから?)。ややぬるめぐらいの温度だったので長湯しやすい…と思いきや浴槽が微妙に深い(顔のあたりまで浸かるくらい)のが難点。足場のところだと半身浴には浅い感じです。
うすめの塩化物泉でぬるとろ感ありの良泉。

 


貸切りの風呂があったり夜通し入れたりと温泉のサービスとしては申し分なし。
そう温泉はいいんです。温泉はね・・・。

 

ここは客室が大問題。

 

 

シングルの部屋はリフォームされた区画にあり、いわゆる簡易宿のような薄手の壁のつくりで遮音性は低いです。

(シングルは写真下部の4区画で通りに面しています)


遮音性の低さは口コミで把握していたので旅館内の音なら大丈夫だろうと思っていましたが外壁も同じくらい薄かった!


通りを歩く人の足音や話し声まではっきり聞こえます。

外で寝ているのも同然。業界初の薄さ?
レオ〇レス伝説を思い出しました・・・

加えて障子越しの街灯の明かりが明るすぎました。洋室スタイルなので遮音性・遮光性のカーテンにしたほうがいいのに。

ベッドやまくらもなんか合わないし・・・。


そしてこれらが組み合わさった結果、一睡もできませんでした。

これは宿としては致命的なので、さすがにシングルユースで再訪はないでしょう。
旅館の内側にある部屋はまだまともかもしれませんが。

一日目の最後で思わぬつまづきがあるとは・・・。

 

(続きます)

220625-26宇奈月温泉・黒部峡谷

県民割が続いてるので色々いってみたシリーズ(?)

今回は宇奈月温泉黒部峡谷へ行くことにしました。

 

子供の頃行ったことがあるらしいんですがまったく記憶にないんだよな・・・

 

富山市から8号線経由で向かうので途中で道の駅に寄って酒をゲット。昼食は道の駅だと高いし混んでいたのですき家のトリプルにんにく牛丼。

にんにくの季節だねえ・・・(けっこう辛めだったので辛いの苦手な人は注意)

 

さて、宇奈月温泉についたら宿泊する「フィール宇奈月」の駐車場に車を置いて、チェックインの時間まで周囲を散策。

 

「おっ 現代アートかな?」

 

↓↓↓↓

 

壊れていただけでした・・・

 

 

街ブラしてトロッコの写真撮ったり、明日乗るトロッコのチケット取ったりしていたらチェックインの時間となったので宿へ。

この時期としては異例の猛暑だったのでさっそく温泉(後述)につかり冷房効かせた部屋で調達した日本酒を飲む贅沢・・・最高かよ。

 

ちなみにトロッコは県民割の日帰りプランを使ったお得な往復プランがありました。終点の欅平まで往復で通常は3960円+お土産券1000円を割引で2500円。さらにおみやげクーポン1枚付きで実質1500円という安さ。

 

夕食は弁当付きのプランにしたので、これをつまみにしながらちまちまやりました。

かなり味が良くておかずだけ欲しいレベル。きゃらぶきだけエンドレスで食べたい。

宿代は9000円ちょっとにじゃらんクーポンで1000円引き、そこから県民割で4000円支払いの2000円クーポンなので実質2000円。朝食もついてます。お得!

 

そして温泉。

3Fと7Fにそれぞれ風呂があり、深夜で男女が入れ替わります。どちらも2つ浴槽があり一つは半露天風呂形式となっていました。

<7F>

浴感はさっぱり系。源泉の温度が高いので少しずつのかけ流し形式です。消毒臭はなし。湯量が豊富なので夜通し入れます。

下を見ればトロッコ。鉄向けですかね・・・?

 

<3F>

とてもオシャレ。今風ですかね

 

温泉分析書

情報が不足してますが、源泉から引湯でおそらくどの宿も同じ温泉を使っていると思います。泉質に関してはまずまずといった印象。

 

翌朝。朝食はバイキング形式でやたら評価が高かったので実際味わってみると・・・

納得の内容。

小鉢も大皿もひと手間かけた料理で美味しいし、温泉たまごに温泉粥というアイテムがあるのが最高ですね。ビジホクラスから頭飛び抜けて高級宿をうかがうレベルだと思います。

 

チェックアウトしたら8時17分発のトロッコに乗って欅平へ。トロッコの座席は間隔狭くて背もたれもないのでけっこう疲れます・・・。

トンネル内はけっこう涼しいので長袖はあったほうがいいです。

ロッコでは富山出身女優の室井滋さんのアナウンスが流れていますが、トロッコのガタガタ音で聞き取れないことが多々あったので、聞きたい人はリラックス席(普通の列車)のほうがいいです。

 

途中の鐘釣駅の名物、河原露天風呂は通行止めでした・・・

 

そして約一時間ちょっとで欅平駅に到着。

すぐ下のほうには猿飛山荘がありますが、ひとまず橋を渡って名剣温泉へ。

10分ぐらいで名剣温泉に到着しました。秘湯の会員宿です。

10時から日帰り入浴やっているので一番乗り。入浴料は770円で別途有料でタオル販売しています。

奥には滝がありますが、近くで見たら普通に歩道から見えそうので注意。

あたりはほんのり硫化水素の匂いがしますが、お湯からはほぼ感じられずにごりもなかったので硫黄泉を期待していた分ちょっと残念でした。

しかし山奥で滝の音を聞きながら一人で入る温泉はプライスレス。駅からちょっと離れているのであまり人もいません。秘湯感もばっちりあります。30分ほどつかっていたら一人入ってきたので朝イチがベストでしょう。

 

温泉分析書

源泉は名剣温泉からさらに奥にある祖母谷というところです。温泉施設は7月からの営業だったので今回は訪れませんでした。

 

先程の猿飛山荘のところに戻り足湯があったので、そちらも確認してみると・・・

こちらは白濁感があり硫化水素の匂いもしっかり。同じ源泉を使用しているようなので提供の仕方で変わるものなのだろうか・・・?

猿飛山荘でも日帰り入浴ができ、川沿いなのでダイナミックな景観が楽しめます。混みそうだけど・・・

 

お土産券1000円分で宇奈月ビールをお土産に購入して帰宅。お手軽秘境体験ができるのはいいなと思います。そして宇奈月ビールもけっこう美味い。

【日帰り温泉】湯谷温泉(富山・庄川)

帰省するときの寄り道で行ってきました。

ネット上の情報ではマニア向けな温泉感が漂っていましたが・・・【温泉文化遺産】として後世に残すべきエクセレントなところでした。

 

場所は庄川沿いの小牧ダムのすぐそば。庄川の温泉街からちょっと離れたところにあります。

 

写真奥の小さい看板の右手側に駐車場(広場)があります。4~5台は大丈夫そう。

ここに車をとめて湯谷温泉私設バス停(バスは来ない)の建物の脇からちょっと急な坂を下っていくとその温泉はあります。

 

 

思っていたより品のいい感じ・・・? 扉も開いていてウェルカム感があって入りやすい。

中に入るとチャイムが鳴って、これまた品の良さそうなおばちゃんが戸を開けて挨拶してくれました。入浴料500円を支払います。

ネットの記事では無人のようでしたが、有人システムのようです。

スリッパをはいて長い廊下の先にある浴室に向かう用に言われます。浴室にトイレはないため入り口近くのトイレですませていきましょう。

ちなみにトイレはぴかぴかに掃除されていて、廊下には香木がさりげなく置いてあるなど心配りが感じられます。カビくさいに匂いはありません。

 

浴室への入り口(屋根はいつぞやの台風で崩落したためブルーシートがかかっています)

ここからぐっと廃墟感が出てまいりました。

女湯と男湯の入り口はアコーディオンカーテンで仕切るタイプなのでセキュリティは甘々です。貴重品は車の中に預けておいたほうがいいです。

 

ここから建付けの悪いドアを開いていざ浴室へ・・・

 

無色透明でとても綺麗な浴槽です。素晴らしい。

浴槽はわりと広いので5人くらいは大丈夫そうです。

奥に見えるパイプが温泉の噴き出し口で上下に稼働することができます。女湯と共用のなので男湯であげると女湯で下がる、シーソーのような感じとなっています。

なお、パイプの上部に隙間があるので気になる人はタオルでも突っ込んでおきましょう。

量すごすぎ。かけ流しってレベルじゃないぞ!

打たせ湯にもできますね。

飲泉も可能らしく、マイルドな塩味でした。

 

さて肝心の泉質はというと・・・間違いなく富山ではNo.1を争う部類かと思います。

ぬるめで、ぬるぬる感のあるとろりとしたお湯はとても柔らかくずっと入っていられる心地よさです。

 

まあ、浴室の壁はけっこうすごいことになってますがね。

 

30分ほど入っていたら富山県民のおじさん(10年ぶりくらいに来たらしい)が入って来たので少し話をしたんですが、ここは農閑期には湯治場として栄えていたそうです。よくあるタイプですね。古くても温泉は本物。間違いない。

結局40分くらい浸かってあがったのですが、汗がなかなか引かないので庄川を眺めながら涼んでいました。かすかなせせらぎの音と野鳥の声、秘湯感MAXで最高。

 

帰るときも入り口のおばちゃんにまた来てくださいねと優しくお見送りされたので再訪は必ずするでしょう。ぬるめなので夏にもおすすめです。(なおダム放水するときは臨時休業の模様)

 

温泉遺産認定!

 

(追記)2回目に訪れて分析書発見しました

 

動画はこちらに

 

220602 天然温泉 剱の湯 ドーミーイン富山

県民割のやつが延長されたので仕事帰りに泊まってきました。

ドーミーインはビジホ系でもわりと温泉がしっかりしてるところだと思います。

 

 

部屋は今までに経験したことのないスタイル。流しの下には冷蔵庫があります。

いわゆるリモートワーク仕様なのか、手の届く範囲にコンパクトに収まっていてとても作業がしやすくていいなと思いました。

テレビは後ろにあってテレビ見ながら飲食する用途には向きませんが。

 

温泉は2階と低層階にあり、食事処と一緒のフロアなので朝とか室内着で行くとちょっと気まずいのが難点。大小の内風呂に半露天風呂とサウナがあります。

露天のところはあまり湯の循環が良くないようで・・・ちょっと湯の状態はアレ。

消毒臭は少ないですが時間帯によってはがっつり入っていました。

 

温泉分析所はこちら

ちゃんとぬるぬる感が残るアルカリ性単純泉なのは高評価です。ちょっと熱めだったのが残念だったかな。

駅からは少し離れてますが朝食は富山名物が並ぶので富山に泊まるなら一考の価値ありです。(高いけど)

220524-25氷見なだうら温泉

誕生日ぐらいゆっくりしたいなーということで氷見の温泉宿に泊まってきました。富山の県民割使えるしね。

 

今回泊まったのは「なだうら温泉元湯 磯波風」。民宿と頭についてたりしますがそこそこの収容力がある普通の旅館です。

いわゆる氷見温泉郷からちょっと離れたところにあり、石川県との県境にも近い静かな海岸沿いの高台に建っています。

 

 

ここを選んだポイントは「源泉かけ流し」を強調していること。

駐車場では汲み上げ用のポンプが稼働し、配管で大浴場のほうへ引っ張っていました。

 

 

チェックイン時に県民割の手続きをして事前に発行していたクーポンを渡します。(一泊二食12100円なので12000円分支払い)

おみやげクーポンが2000円戻ってくるので実質4000円。

 

部屋は一人にしては充分すぎる広さで、畳が新調されていて気持ちがいい。そしてオーシャンビュー。

 

穏やかな海で癒されるぅ~

 

ひと風呂浴びて(温泉は後述)から夕食。

 

刺身に始まり、焼き物、揚げ物と魚がたくさん。旬のホタルイカのしゃぶしゃぶにミニ海鮮鍋もありました。

小ぶりなウニは身は細いものの臭みがなく食べられました(ウニ苦手)

鍋も富山らしく?昆布が効いていて美味しい。カレイの唐揚げが固すぎて割ろうと力を入れたら爆発四散!した以外は良かったです。

ちなみに二人以上だと色々オプションが選べるようです。(一人泊は平日限定の模様)

 

さて温泉。

風呂は二箇所あり朝夜で男女が入れ替わります。晩は小さめの浴槽でした。

プラス眺めのいい露天風呂があります。

源泉は熱いため少量をかけ流して自然冷却するパターン。内湯はややぬるめの適温。露天風呂は小さいのでアッツアツになってました。(ゆっくりできない)

お湯はややとろっとした感じ。鮮度も良く心地良いお湯でした。おそらく消毒は衛生上していると思うのですが消毒臭はありませんでした。(塩素系じゃないやつ?)

かけ流しは芸術(確信)。

 

ちなみに朝は広めのところでした。狭いほうがやっぱり鮮度がいいな?

 

温泉分析書

細かい情報はありませんが、等張性の塩化物泉。よく温まります。

日帰り入浴客もそこそこいるようだったので泉質の良さは間違いないでしょう。

 

静かでリラックスできてご飯も満足できるのでオススメできますね。

泉質的にも食材的にはベストシーズンは冬ですね。

 

県民割延長するみたいなので次は黒部あたりにしようかな?

 

【日帰り温泉】富山県高岡市

体が不調のままなんとか1周間を乗り切ったので温泉メンテしてきました。

富山市から車で一時間弱。高岡市のちょっと外れのほうにある凧温泉というところです。

 

 

外見もそうですが中も小洒落た感じでオシャレっぽいBGMがかかっていました。

 

ここは公衆浴場料金で440円なので、けっこう人気のようです。

そのため浴場の写真はありませんが、洗い場や浴槽は小さく、混んでいないときを狙っていきたいところ。源泉は25℃なので加温して提供しています。

内湯は適温、ぬるめ、冷泉(加温なし)に、ゆとりのある露天風呂となかなかツボを押さえた構成でした。まあ、当然ながら消毒は強めで投入量も少ないので源泉本来の良さはあまり感じにくいかも。冷泉も消毒しているようだったし。

炭酸水素が含まれているので、湯上がりにぬるりとした感じが残ります。お湯の中でぬるぬる感が味わえたら最高なんだけどなあ。惜しい。

 

温泉分析書。

わりと端折っているので詳細なことはわかりませんが、単純泉でギリ温泉(25℃以上)。真夏日で測定してなんとか通ったという感じですね・・・

ここは飲泉可能で持ち帰りもやっています。休憩スペースのカウンターでも源泉をかけ流しているので飲んでみましたが、若干カン味のような後味があるのでクセがないわけではなかったです。まあミネラルあるし体にいいかも?

立地や作りから人がいない時間帯を狙ってリラックスを図る温泉として良さそうですね。

 

<その他>

ここへ来る前に富山市で有名なラーメン屋行ってきました。1時過ぎでも列があったり(回転は早い)、ホルモンとついてるけどホルモンじゃなかったり。

あと普通でも量がえげつないのでなんとか食べきりました。

ここは別添のにんにくと添加してがっつり腹にぶちこむスタイルなんだろうなあ(再訪はなさそう)

 

みそホルモン中華の略。申ホN感ある。

麺が減らない・・・。味はわりとあっさり目でした。