BuraKita。

ツツウラウラお散歩旅

20200620-621湯屋温泉(2/2)

翌朝。
朝からいい天気で、カーテンを閉めずに寝たので明るさで6時に目が覚めてしまいました。
朝食は8時からなので二度寝してからゆっくり朝風呂へ・・・。

 

 

朝食は名物の温泉粥に定番の朴葉みそ、お味噌汁、川魚をカリカリに焼いたもの、だし巻き卵となすの揚げ出し、そしてご飯。粥があるのに一合ほどあります・・・さすがに完食は無理。
お粥は鉄臭さは無くマイルドな味で普通に食べられます。胃腸にも良いようです。なお、温泉粥は地域のお土産としてレトルト商品にもなっています。

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※写真は翌朝のメニュー。あまごの甘露煮と目玉焼き、切り干し大根とメニューが変わっていました。

 

 

朝食後、近くにあるがんだて峡まで行き、滝巡り。
この辺りは滝巡りを観光の目玉としていて、初心者から上級者までレベルに応じた滝めぐりコースがあるようです。(※中級者以上はガイド申し込みが必要)

 

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※がんだて峡。見事な柱状節理の巨岩

がんだて峡のあたりは遊歩道があるので特に山歩きの装備でなくても可能で、滝の脇を階段で登っていくので迫力があります。(その分登りが多いですが)

 

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滝を過ぎると分岐があり、車道に戻るルートと溶岩でできた台地を散策するルートがあります。せっかくなので後者を選択(左手)。

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最初の登りを過ぎるとあとはなだらかで歩きやすい道なので、鳥のさえずりを効きながら木立を散策するいいお散歩コースになっています。

 

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ただ、熊が出るようなので追い払う用の鐘(のようなもの)があったりします。カエルの鳴き声がする湿原「どんびき平」を過ぎるとさらに奥に進む根尾の滝へのルートがありましたがロープで封鎖されていました。豪雨の影響で復旧中のため根尾の滝方面へは立ち入り禁止のようです。残念。

 

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※どんびき平 どんびきとは蛙のこと

 

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※根尾の滝方面は封鎖


ゆっくり回っておよそ2時間の散策でした。

 

 

ひと汗かいたので近くの「ひめしゃがの湯」へ。
ここはこの地域で唯一日帰り温泉が体験できる施設なので寄ってみました。

 

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施設は新しくて綺麗(とくに休憩室)で、風呂の種類も豊富で源泉の風呂をサウナの水風呂がわりに使用しているところが評価できます。

 

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源泉の温度は20度くらいなので水風呂初心者にもやさしいですが、サウナ―にはちょっとぬるいのかもしれません。二酸化炭素の成分は奥田屋よりも少なく、源泉は同じく肌への泡付きはありませんが、内湯の加温の温泉はしっかり泡が付きます。なぜ?

 

(参考)奥田屋の分析書

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後で調べてみたところ、特別な加温装置を導入しているらしく、投入も浴槽内(外気に触れさせない)なのでこの泡付きを実現できたのでしょうか。加温で抜けた炭酸ガス自体も浴槽内に入っているし。泡のシュワシュワ感を天然の温泉で追い求めるのはなかなか難しいことなんだなあ・・・。(そもそも炭酸泉自体レア)

 

また、ここは食事処も併設しているのですが、休日でかなり順番待ちが発生していたのでパス。

 

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「道の駅はなもも」まで戻ってきて喫茶コーナーの「にんにくチャーハン」を昼食にしました。
う~ん、ちょっと塩辛い・・・(山の地域あるある)
名物のみたらし団子は買いに行ったらちょうど売り切れてました。なんてこったい。

 

 

再び宿に戻ってきてチェックイン前の静かな時間、貸切状態の温泉を堪能。
これが連泊の特権ですね。

 

 

さて、夕食です。今回は念入りにお店を調べました。
そして上呂駅近くの「大安食堂」に決定。湯屋温泉からはちょっと離れていますが
今更そんな手間を惜しむことはナンセンス。

 

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6時過ぎに着くとテーブル席は見る限り埋まっていて、自分の前に6人のグループがいてちょっと待つのかなと思いましたが、すんなり席が空いて着席。
会議机のようなテーブルに卓上コンロが鎮座し、安いパイプ椅子と昭和の食堂感。
ここの名物らしい豚ちゃんにやきそばプラスで単品オーダー。定食にするとご飯と味噌汁がつきますが食べ過ぎになりそうなので。

 

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待つことおよそ2分。具材が入ったフライパンが到着。よく焼いて食べてとコンロでお好み加減に整えてから食べるスタイルのよう。麺がこげつきそうだったのでほどほどに焼いたら火を止めたんですが、他のテーブルは火はつけたままこげついた麺をはがしながら食べているようでした。おこげ的なやつなんだろうか?


甘辛のタレにつけこんだ豚肉はしっかり味がついていてやきそばと絡めると最高の相性。
これ普通のやきそば超えてる。しかも650円(やきそば+100円)なので安い。
まさに「こういうのでいいんだよ」飯で大勝利。
飛騨最強のファーストフードといってもいいでしょう。ビールと一緒につまめたら最高だろうなあ・・・。

宿に戻って日本酒で晩酌をして最高の状態で有終の美を飾ることができました。

 

 

 

ちなみに翌朝帰る前に飲泉場の源泉をペットボトルにつめて持ち帰りましたが
家に戻ったときには若干気がぬけて酸化で濁ってきていたので鮮度が重要なようです。

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3密を避けたアフターコロナのリフレッシュには最適なところだと思うので
避暑がわりに利用してみるといいんじゃないでしょうか。

 

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