BuraKita。

ツツウラウラお散歩旅

20200620-621湯屋温泉(1/2)

ようやく更新再開です。


コロナ騒動が一応ひと段落したこともあり、久々の旅行となりました。
もともとは補助金が出る県内旅行をしようと思っていたのですが、申し込み殺到で予定日に間に合わなさそうだったので急きょ県外旅行に切り替えました。
(補助使わずに県内旅行するとなんか損した気分になるので)

 

行先は岐阜の湯屋温泉。夏に行こうと思っていたレア泉質「炭酸泉」の温泉地です。

石川から自家用車で岐阜に抜ける場合、白山白川郷ホワイトロードを通るのが一番速いのですが、今年は路面崩落のため、石川から岐阜への通行はNG。
そのため、往路は福井まわり、復路は富山まわりのルートにしました。どうせならぐるっと一回りでね。

 

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山道は信号が少なく快調に進み、お昼ごろに明宝の道の駅に到着し昼食。
駐車場はいっぱいで食事処も混雑していたので、おにぎり屋で南蛮みそと山椒(期間限定)のおにぎりと明宝ハムのハム天串をテイクアウト。
明宝ハムの天串はまあハムだよねってことで予想どおりの味。おにぎりは柔らかく美味しいお米で特に山椒がGood。口の中を清風をかけぬけるような山椒の清涼感は暑い時期にぴったり。

 

 

そして下呂市に入ったので、せっかくなので下呂温泉にも立ち寄り。公衆浴場?の「幸の湯」は昔ながらの昭和レトロな銭湯スタイルの温泉。

 

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内湯は鮮度のいいお湯がかけ流されていて下手な日帰り入浴より断然泉質は良いかと思います。もっとも、地元民にはサウナ+水風呂が人気のようでしたが。アルカリ性単純泉のぬるとろ温泉はいいぞ。

 

 

その後湯屋温泉に向かい、宿泊先の「奥田屋」に到着。15時ごろだというのに駐車場にはすでに先客が3組いました。

 

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※この建物の裏に本館があります

また、入り口には飲泉場もあり、備え付けのコップでのむとチリチリと微炭酸を感じます。

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この奥田屋は湯屋温泉の開祖の子孫が営む宿で、300年以上の歴史はありますが格式ばったところは無く
一人宿泊や湯治宿泊も受け入れてくれるところです。というか他の宿は一人じゃ予約できない。。。(おひとりさまNG)
施設は老朽化しているところが多いのは事実ですが、ここの売りは何といっても温泉。源泉かけ流し(およそ15℃の冷泉)風呂に熱交換で加温したぬるま湯を備えています。(源泉風呂は男湯のみ)
炭酸泉は加温すると炭酸が抜けてしまうので、源泉そのままはベスト、加温も直接沸かしてしまうと源泉の良さが失われる場合もあるので泉質は間違いないと確信していました。

 

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客室は渓流に面したこじんまりとした作りで、ごうごうという流れの速い渓流の音がよく聞こえます。
目の前には橋がかかり、その先にはサイクリングロードがあるみたいですが、草木が生い茂っていました。


一点、大きな問題があるとすれば壁が薄いことで隣室の話し声がよく漏れてきます。
また、部屋の冷蔵庫はとても古くてコンセント抜いてあったので冷蔵庫を使う場合は入り口左手の自炊場の冷蔵庫使うといいかも。
自炊場は入り口とフロントの真横なので自炊で使用するにはちょっとためらいますが・・・
(レンジや洗濯機も置かれていました)

 

 

さて、部屋に荷物を置いたらさっそく温泉です。
男湯は地下にあり、6時~23時まで。24時間使えないのがちょっと残念ですが炭酸ガスが多いと夜間に事故が起きるとまずいからでしょうか。

 

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入口の前には加温のぬるま湯、その奥には鮮やかな赤褐色の源泉風呂があります。源泉風呂に入るにはおのずと手前のぬるま湯を通っていくことになりますが、もともとは別々の浴室だったものを壁で取り払って一室にしたからみたいです。


ぬるま湯は薄い黄土色で肌への泡付きは確認されず。はて、と隣の源泉風呂でも試してみてもおそらく肌に泡はつかない様子(そもそも濁っているので確認しづらい)。

おそらく湯が浴槽から離れた位置からかけ流されているため、浴槽に入る前に過飽和の炭酸が抜けているのではないかと思います。実際源泉口からは時折ボコッという破裂音がします。(おそらく炭酸ガス)。

 

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湯は鉄と少し硫黄を感じる匂いで成分はかなり濃いです。
源泉風呂から再びぬるま湯に戻ると、ここである変化が。
肌にチリチリと刺激を感じます。なんだこれ!?(初体験)

 

あと、源泉風呂がまんま水風呂なのでクールダウンにはよく効きます。
なお、成分が濃く色がつきやすい温泉なので白物の下着は色移りに注意。
成分で肌がべたつくのが気になるならシャワーで洗い流してから出てもいいかも。
湯上がり後はほどよい脱力感で全身マッサージ後のようです。

 

 

さて、夕食は無しのプランだったので、車で近く(といっても8kmほど先)の「ひのきや」というお店へ。
暖簾おりてるのに準備中の看板が出ていてアレ?と思って中に入ったらどうやら予約でいっぱいだから準備中としていた模様。わかりにくい・・・。

 

幸い、一人なのでカウンターで食べることができました。
朴葉みそも飛騨牛もありきたりだなーと思ってメニューを眺めていたら「みそ天」というローカルフードがあったので頼んでみることにしました。

 

そして来たのがこれ。

 

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ネギを味噌を練りこんだ小麦粉に入れて揚げた?といったやつでしょうか。
味噌とネギが香ばしいのはいいんですが、いかんせん味が単調なので味変オプションがないとこの量ではさすがに飽きました・・・。
面白かったですが夕食としてはちょい外したかな。

 

宿に戻ってまた温泉の源泉(冷泉)をつかろうとしたけど冷たすぎてギブ。

秋や冬の時期でもこれをものともしない人がいるのだろうか・・・。