長らく存在を忘れていましたが、久しぶりの更新です。
地元で仕事でもわりと頻繁に行き来のある「山中温泉」ですが、その温泉自体には長らく入ってなかったのでぶらっと総湯「菊の湯」に入ってきました。
日曜の昼前とあってか観光客もまばらでしたが、総湯は地元民でかなりの賑わい。
入り口正面の番台におばちゃんがいたのでそこでお金払うのかと思いきや、入り口脇の券売機(死角)で入浴券を買わされるというトラップ発動。
脱衣場も浴場もわりと広く、浴槽は巨大なものが中央にでんと鎮座するスタイル。
浴槽がプール並に深く1.5mほどで周囲は腰掛け用の段もありますが、腰掛けても浴槽に立って入っても肩口までほぼすっぽり。
温泉はほぼ無臭で塩素臭は感じられず、湯あたりはやわらかい。
ぬめり気のある温泉だったような記憶でしたが、あまりぬめり気はなし。
ろ過循環式だからなんですかね?
なお、湯上がり後に成分表と掲示物を見ていたら、カランとシャワーはなんと源泉かけ流しだったらしい。よく見れば泉温が絶妙。
■成分表(スマホのカメラが調子悪いので画像劣悪)
そういえば、何かで「山中温泉の水素含有量は日本有数!」とか聞いた覚えがあったんですが、成分表に水素イオンの濃度もないし、そもそも水素イオンの濃度が高いならPH低いはずじゃ? と思ってましたが、調べてみると水素イオンと分子の関係をごっちゃにして勘違いしてました。
(ざっくり言うと水素分子多いと水素イオンはむしろ少なくアルカリ性を示す)
おまけに、水素含有量なんちゃらの面白い裏事情も発見できました。
水素水ならず水素「温泉」水的な何かだったのかな、と・・・。
論文「天然温泉における溶存水素(H2)」の解説 日本温泉総合研究所・リリース
■参考:地元新聞の記事を引用したブログ
測定機械の故障かと思うほどの水素量、加賀市山中温泉 - フラナガン水素 長寿村フンザの水を再現
くしくも件の論文が指摘していた測定機械の誤使用を裏付けるコメントみたいですねえ。
まあ、自分自身化学の知識があやふやだったので水素水のこと笑えません。
風呂上がりは総湯前で1杯300円で販売されていたカニ汁をすすって帰りました。
カニのはさみと甘エビが2尾ほど、あとは地元の野菜が入っています。
薄味で素材のうまさを楽しむ地元の味ですね。飯が欲しくなりました。
■カニ汁(指でカメラ隠れる初歩的なミス)