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BuraKita。

ツツウラウラお散歩旅

20161104 宿レポ「宝船温泉 湯元 ことぶき」

旅行1週間前にゆっくりできる温泉宿ないかなと思って探して予約したのがこの宿でした。評価を見ると圧倒的に食事の評価が高い。客室も4室で温泉もほぼ貸し切りで使える穴場的なところなのかなと(勝手に想像して)予約。

一泊二食つきで16000円というなかなかのお値段。

 

宿の外観はこじんまりとした民宿のようなたたずまいで、玄関は改築されていてフロント周りはとても綺麗な感じ。お部屋は中庭と通った離れに4室ともありました。

けっこう年季が入った建物で、お部屋にはこたつが鎮座。かなり民宿感。畳(もしくは床下)が一部腐ってるのが凹んでいて、ふすまにシミなどもありましたが、掃除が綺麗に行き届いて不潔感はまったくありませんでした。

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ただ、とても残念なことに・・・この宿の客室は琵琶湖から一本道路を挟んだところにあるため、窓の外は「ほぼ道路」状態。立地条件を活かしきれてないぞ・・・。

そして、隣の客室との壁も薄くテレビや話し声が聞こえたり、窓の外の道路は60-70kmくらいで飛ばす車が走る道路で通過するたびにとてもうるさい。

騒音状況としてはカプセルホテルとあまり変わらなかったなあ。耳栓ないと辛い。

あと、致命的だったのはdocomo回線がエリア端みたいで不安定。まともにデータ通信はおろか通話着信できないレベル。Wi-Fiもないし。

まさか平地で情弱難民になるとは思っていませんでした。docomoに言えば改善してくれると思うけど。

 

肝心の温泉は内湯と露天風呂があり外来入浴受付時間(18:30-22:00)以外ならほぼ貸し切りで24時間使用できます。

どちらもなかなか風情があって贅沢に貸し切りで使用できるので良い。

ただ、露天風呂は照明が非常に暗く洗い場とはほぼ利用出来ない状態です。

(写真は2秒間シャッター開けてとったので明るくなってます。普通に撮ると真っ暗)

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お湯はちょっと緑がかった白濁で半透明。鉄の臭いがしますが、思ったほど湯の感じが重くない・・・? 成分薄いのかなと温泉ソムリエに分析表見てもらいました。

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まず、泉温は16度くらいと低く、これだけでは温泉の定義からは外れます。

(参考:温泉の定義【環境省】

次に1kgあたりの溶存物質ですが170mgと温泉で定義する1000mg以上ではなく薄め。

鉄イオンも規定の10mgに届いていない。泉質のメタけい酸は57.6mgあるので規定の50mg以上なので辛うじて温泉(ほぼ湧き水)といったレベルのようです。

治療の用途に使用できる療養泉にはほど遠く。

鉄分の臭いがするので飲用にもあまり使わないのだろうか?

「温泉」宿という観点からはこれもちょっと残念な結果。

 

ひとっ風呂浴びて部屋に帰ってきて「これもしや外したか・・・?」と思っていると夕飯の時間になったのでフロント棟お綺麗な半個室の部屋へ移動。

 

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品数のインパクトはなかなか!

 

左から里芋を焼いたもの、わさびの葉(塩もみ)、近江牛の焼き物、自家製ハム、琵琶湖だけにいるというマスの燻製(卵つき)、同じくその刺し身、自家製の鴨の燻製、食前酒2種(自家製梅酒、ベリー酒)

※大女将のおばあちゃんが説明してくれましたがメモとっていないので一部不正確かも

 

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まずはマスの刺し身を一口。

身がとろっとろで臭みもなく上品な旨味。うまい。

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続いてマスの燻製。

これは・・・悶絶レベルの絶品。酒オーダー確定した瞬間でした。

よくある単にスモークしましたっていう感じではなく燻香は穏やか。旨味はしっかり熟成されていて後から甘い風味がふわっと。素材を活かしきった最高の燻製と思います。

卵もいくらのような食感ですが旨味が段違い。

 

酒メニューは・・・あ、ほとんど普通のしかない。(とても残念)

スモーキーなタイプのウイスキーが欲しいところですが、角のみ・・・。

ビールはアサヒのみ、日本酒は地酒の純米吟醸本醸造。。。

メニューとは別にプッシュされてた地酒「萩乃露」無濾過生原酒「里山」に望みを託しオーダー。

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大当たり!と心の中でほくそ笑みました。

好きな甘口タイプの酒で旨味がしっかり飲み口もフレッシュ。後味はキレがありいわゆる「酒らしい酒」が好きな人にもよさそう。燻製に負けない良い酒でした。これでグラス700円。倍とってもおかしくないと個人的に思うレベルです。

結局2杯頼んでしまいました。

 

他、鴨の燻製も絶品、里芋の味噌ダレも香ばしく酒のつまみにぴったりの味付け。

自家製ハムもいける。近江牛はまあ普通にA5等級っぽい。

料理長の燻製スキルは相当なもののようです。

ある程度食べ進めると、続いて肉の炙り寿司、天ぷら、シチュー、鴨のつみれ鍋(吸い物がわり)がでてきました。温かいものを温かいままで出してくれるのはありがたい。

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肉の炙り寿司は当たり前のように美味しい。

天ぷらはちょっと油切れが悪かったので普通レベル。

シチューはクルミが入っていてその風味が絶品。

鴨のつみれ鍋は身だけでなくレバーっぽいのも混ぜてあるようで、その苦味のアクセントがたまらない。ただ、吸い物代わりとしてはダシの引き方がくどかったような。

食後のデザートはアイスクリームに食前酒のベリー酒のソースかけて〆。

 

飯を目的に来るリピーターさんも多いのが頷けるすばらしい夕食だったように思います。ツッコミどころとか不満とか一気に吹っ飛んだよ・・・。

 

夕食が終わって部屋に戻ると布団が敷いてありました。お茶っ葉も新しいものに変えてあるしおもてなしは丁寧。

ちょっと布団で横になってたら隣からお経を練習するような声聞こえてくるんですけど・・・。これが寂れたところだったら流石に怖いぞ。

結局、23時ごろまでだらだら過ごしてもう一回温泉入って0時頃就寝。

 

朝飯も人生で一番豪華だったなあ。

自家製ベーコンと卵でハムエッグ作ってねというのが面白かった。

ただ、火力が弱くてカリカリに焦がすには至らず・・・

ベーコンと右端の大根とすじの煮物?が朝から一杯やらせる気かというくらいうまかった。

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いろいろツッコミどころはあるけど、間違いなく料理は美味しいし家族経営で丁寧におもてなししてくれるので、このまま宿を続けていってほしいなと思えるところでした。

周りがちょっと寂れた感があったので高単価・高付加価値路線にシフトしたのかな。

携帯の電波と客室環境が改善されれば文句のつけどころがないんだけど。

 

ちなみに宿から近江高島駅までは徒歩で40分くらいです。

安曇川駅までは宿で送迎してくれるけど、琵琶湖眺めながら散歩したり近江高島駅近くの古い町並みを見るのも楽しいのでちょっと歩くのがおすすめです。萩の露の蔵元もありました。近くにお土産買うところもあります。(「びれっじ」というところ)

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