BuraKita。

ツツウラウラお散歩旅

20161008-10 伊豆の旅(秋の乗り放題パス)(2/3)

2日目は小川港にある「小川港魚河岸食堂」まで散歩して朝食をとる予定でした。

お目当ては静岡名産の桜えびとしらす(生)のどんぶり。

しかし、歩いて行くうちに台風の余波のため小雨がいつしか大荒れの天気模様に。もはや散歩どころではない。それでも風雨に耐えながらようやく食堂にたどり着くと明かりがついていない。そして入り口には祝日のため営業時間変更になるというお知らせが・・・。最悪のスタートです。

 

お目当てにありつけずにTwitterで愚痴ってると、静岡在住のフォロワーさんから桜えび漁の盛んな由比で桜えびとしらすが食べられるところがあるという情報をもらったので由比駅から徒歩10分ほどのところにある漁協直営の「浜のかきあげや」に行きました。

フードコートみたいな形式になっていて窓口で注文してできたものを受け取って空いてる席で食べるシステム。釜揚げのしらすと桜えび丼をいただきました。

桜えびってこんなに大きいものもあるんだなあという印象でした。満足。

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お腹も膨れたので伊豆方面へと移動し、三島駅伊豆箱根鉄道に乗り換えます。

目的は伊豆長岡の温泉と韮山反射炉韮山反射炉世界遺産になる前から一度行ってみたいスポットでした。

日帰り温泉を楽しむには「湯ったりきっぷ」がとてもお得でした。指定された施設の日帰り入浴料と片道の切符がセットになったものです。

普通に日帰り入浴するより安いという。日帰り客をターゲットにしてそうなのになぜ片道だけ・・・?

 

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伊豆長岡駅の一つ前の韮山駅で途中下車。なんにもない!

ここからまずは江川太郎左衛門邸に向かいます。韮山反射炉を作らせた偉大な幕末志士です。ポケモンGoをしながら広い道をてくてくと。いつの間にか雨があがっていて、ふと脇に目をやると富士山がくっきりと姿を表していました。良い眺め。

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30分ほど歩いて江川邸に到着。風格のある立派なお屋敷の所々に幕末の資料があり、見ごたえがあります。江川太郎左衛門みなもと太郎氏の漫画「風雲児たち」で知ったのですが、砲術から絵画までとても多才な人物で、間違いなく幕末の偉人の一人だと思います。日本で最初にパンを焼いたので「パン祖」とも言われているよう。携帯と保存に優れ明治期の兵糧になったとかなんとか。

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江川邸を出てまた30分ほど歩くと韮山反射炉に到着。こちらは流石に世界遺産効果か大勢の観光客がいました。その中にぽつんと経っているのが韮山反射炉。近くで見るのには拝観料300円。他に何も見る所ないし外からでも見えるのでお金とるのって感じでしたが、江川氏に敬意を表して支払います。保存にもお金かかるしね。

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帰りはバスで伊豆長岡駅まで帰ることにしてたので、バス待ちに隣のとても大きい土産物屋併設のレストランで伊豆のクラフトビールを試飲。運動した後には最高っすね。

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どれもよくできていて早雲と頼朝が好みでした。ラベルのついた瓶ビールもお土産に売ってます。

 

ほろ酔いで良い気持ちになったところで、伊豆長岡駅に移動しそこから少し歩いたところにある「ホテルサンバレー富士見」へ。温泉街からは離れたところにありますが、ここはフォロワーの温泉マイスター・ポジニキご推薦の自家源泉を持つ温泉宿。大きな温泉地は源泉の保護管理を目的に一つの源泉を共同で管理、湯を分配するシステムが一般的だそうで伊豆長岡もほとんどは共同の源泉を使っているため貴重らしい。(それでも伊豆長岡の源泉管理はハイレベルだそうですが)

入り口に「日帰り入浴は9月末で終了」との告知があってヤバイと思ったけどチケット見せたら快く入れてもらえたので湯ったりきっぷ買っていて本当に良かった。そのうち対象外となりそうなので滑り込みセーフだったのかな。

 

温泉は「びっくりするほど軽やか」なのが初印象でした。

シルクのような、滑らかで柔らかな湯。なんというセレブリティ。まさに極上の湯です。これは日帰りでなく一泊して何度も入りたかったですねえ。

 

温泉から上がると既に夕刻近くなってしまいましたが、せっかくなので修善寺まで足を伸ばして静岡の有名なクラフトビールメーカーの「ベアードブルーイング」の修善寺工場へ。

修善寺から歩いたら1時間ほどかかってもう周りは真っ暗(周りになにもない)。なお、最寄りのバス停は「ラフォーレ修善寺入口」です。わりと本数ありました。

 

工場の3Fには樽生(当然)のビールが味わえるタップルームがあります。

ベアードブルーイングは限定醸造含めかなり多くの種類のビールを作っていて飲み比べセットでも全部試すのは無理なので、飲んだことのないやつを中心に6種類ほど。

黒船スタウトがとてもうまかった。あと限定のWIPA。

20時くらいまでやっているので修善寺温泉からふらりと立ち寄るのもいいんじゃないでしょうか。

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その後静岡駅まで戻ってきて、静岡のソウルフードであり最強のハンバーグレストラン「さわやか」で〆。21時ごろ行っても順番待ちとかやばい。愛されすぎだろ。

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粗挽きの肉の旨味がたまらんよなあ。

 

というわけで2日目終了。この日は大満足の1日でした。

20161008-10 伊豆の旅(秋の乗り放題パス)(1/3)

10月8日から10日にかけて「秋の乗り放題パス」を使って伊豆方面へ旅してきました。秋の乗り放題パスはJR全線の普通列車が3日間乗り放題となるミニ18きっぷ的な乗車券です。

 

8日は早朝から一区間分特急ワープ(※別途特急券と乗車券を買うことを個人的にこう呼ぶ。普通列車の乗り継ぎでは間に合わない場合の奥義)を敢行する予定だったけど、目覚ましがセットされてなかったという痛恨のミス。

まあ、それでも6時には目が覚めていたのでとりあえず普通列車に乗り、車内で代替案を考える。本来なら大井川鉄道を巡る予定だったんだけどな。。。

 

代替案:とりあえず関市でやってる刃物祭りに行ってみよう

 

途中、敦賀駅の乗り換え待ちで「気比そばあまの」さんで福井名物おろしそばを朝飯としていただく。

ちゃんと辛味の効いた大根おろしで非常によい。店内も綺麗だし。敦賀も良い駅になったよなあ。

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いろいろ乗り継いで岐阜駅まで来たのでここからバスで関の刃物祭りの会場へ。

土日祝限定の1日乗車券を使えばかなりお得になります。

マスコットキャラも地味目というか芋っぽい感じが実に良い(個人的趣味)。

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さて、刃物祭りはどうだったかというと・・・規模はまあ、実にこじんまりとした地方都市のお祭りという感じでした。包丁など良い刃物が安価に手に入るので料理する人ならもっと楽しめるんでしょうが。お目当ての古刀鍛錬の実演は鍛冶伝承館というところでやってました。伝承館2階の廊下の一角では鎧を来て記念撮影できるコーナーがあったんだけど、剣道場的なアレの臭いがプ~ンと・・・ね。

 

古刀鍛錬の実演時間は短かったけど鋼を叩く音(キンという高い音からゴッという鈍い音まで)が生で感じられるのは面白かったなあ。

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1日目のメインはこんな感じで、後は焼津まで行って駅周辺の「焼津グリーンホテル」に宿泊。いわゆる格安宿なので昭和の香りがする老朽化した危なっかしいエレベーターや固まってて動かないXPのパソコンコーナーはあるけど、部屋は綺麗で良い。

簡易的な無料の朝食もあるけど、まあ何か腹に入れとくかってレベルです。それでも無料サービスしてるのは凄いね。

 

2日目は次の記事で。